つい最近知ったのですが、コレヴァー師匠、今年の夏は、イタリアのシエナで開催される夏期講習の講師を務めるそうです 私が師匠の弟子になってから、師匠がヨーロッパでの講習で教えるのは多分初めてだと思います

去年夏、コロラド大学のヴァイオリンの教授であるウェザビー先生が監督するシエナの講習に行けるかもしれない、と話してましたが、蓋を開けたら、私も知ってる講習会でした というのも、この講習会を主催するのは、フィレンツェへ退官後に移住されたチェロの教授が、当地での音楽仲間の方々と発足された音楽組織で、講習会はコロラド大学の後援により開催されているのです 今年は、シエナにあるキジアーナ音楽院と提携での開催だとの事 そのチェロの元教授には、室内楽のレッスンや、また、私をピアニストとして雇ってくれた学部生のリサイタルに向けてのレッスンにも通ったので、Facebookでお友達になって頂いており、講習会開催初年度からずっと、チェロの先生の投稿や、講習会のページで追っていたのです イタリアで講習だなんて、良いなぁ〜〜、と羨ましく思いながら

概要と雰囲気しか知りませんでしたが、今回、師匠が講師を務める、という事で、講習会のホームページで見てみた所、コロラド大学との単位交換制度があり、コロラド大学の生徒達は、講習会での単位を卒業単位に換算出来るようです 参加者は、大学生に絞られているようですが、世界各国から応募出来るそう ちゃんと学生として勉強している証拠として、成績表の提出を申し込み時に求められてて、面白いと思いました 講師陣は、コロラド大学の教授達も多数含まれてますが、アメリカの別の音大からの先生方、又、イタリアの音楽院の先生方もたくさんいらっしゃり、国際色豊かな面々です 

他に興味深い特色として、イタリアの大学の先生方による、音楽史や美術史の講義もあり、単位を取得出来る、というものがあります フィレンツェやシエナ、他の土地の美術館や博物館、図書館他への探索も講義の中に含まれるそうです これが1番魅力的に思えた私です 又、イタリア語のクラスも、単位にはならないけれど開講されるそうです こういう授業は全てイタリアの先生方により、英語で行われる、との事

もちろん、通常の講習会と同じく、個人レッスン、室内楽レッスン( アメリカでは、coaching と室内楽の場合は呼ばれます)、それぞれ毎週複数回、そして、シエナ、フィレンツェ、その他の土地での受講生演奏会も数年間写真で見て来た分には、ヨーロッパらしい、また、イタリアらしい( って具体的に表現する語彙に乏しく) 建物内のとても素敵な空間でしたよ
5月半ばから6週間がフルで、ハーフの3週間コースもあります 師匠は5月はブラジルへ行く筈なので、後半3週間の講師を務めるのかと思われます 因みに、日程的に、そのすぐ後日本です

英語ですが、シエナの講習会のホームページはこちら↓



さてさて、良く知られてる事ですが、アメリカの夏休みはホントーーーに長いです 大学は、秋始まりで、5月の初旬に年度末を迎えますそして次年度が始まるのは、8月の末 子供達も、6月初めには夏休みが始まり、9月初め頃から新年度です 
そう、大学生、3ヶ月半くらい夏休みなんです
子供の頃は良いなぁ欧米は と思っていましたが、留学生の私は、授業はいらないけど、"レッスンがその間無い" というのに困りました アメリカで学生でいれる期間は限られてるから、出来るだけその期間に師匠から学び取りたいのに 結果5年弱滞在しましたが、最後2年は色々策を練って繋ぎつなぎ、綱渡りの滞在だったのです 
初年度が終わる頃、師匠に、夏休みずっとレッスン無いのは厳しいから、偶にプライベートレッスンお願い出来ないか、と頼んでみると、師匠が毎年教えている夏期講習への参加を進めてくれました また、その年は、その講習会に、師匠が監督を務める、"Piano Institute" が出来、私はその第1期生となりました 少人数制で、集中的に、という事で、2週間の間にレッスン週2回、演奏クラスも週2回、そして招聘講師の先生による公開レッスンが2回程、最終日には受講者演奏会を公開で後は、講習会自体の受講生演奏会にも出させて貰えました 因みに、こちらは、小さなホールですが、ホール一杯のお客様なので、毎度緊張しました 受講してる学生達、小さい受講生達の親御さん達、講師の先生方、そして、地元の住民の方々もいらっしゃるのです嬉しいけど、、、 初年度は、受講生は私含め4人で、2週間で、1学期分くらい師匠と勉強出来た気がしました おかげで、次年度始まって1ヶ月で開催した第1回目の修士リサイタルを何とか弾けたと思います
その後、最終的に計4回この講習に参加しました
私の夏休みは、5月中旬に日本に一時帰国し、1年の疲れを取り 6月に来日する師匠の関西滞在中のお手伝いと自分のレッスンもして貰い、講習会の始まる7月第2週の1週間前くらいにコロラドに戻る、というのがルーティーンでした

因みに、この講習会は、テキサス州ダラスにある、弦楽器中心の音楽教室が母体で、その教室を監督されてたヴァイオリニストさんが講習会のディレクターをされておりました その方は、アメリカの主要交響楽団の1つである、ダラス交響楽団のヴァイオリン奏者さんで、講習会は、The Music in the Mountains という、ダラス交響楽団が母体となる音楽祭に付随して開催されているものでした そして、音楽祭と講習会が開催されているのが、コロラド州の南西の端にある、デュランゴという、ボルダー市より更に高地に位置する山の上の小さな街でした

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音楽祭の演奏会用テントのある、講習会や宿泊施設のある街中からスクールバスで50分くらいの山の上のリゾート地本当に気持ちの良い所でした

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講習会の行われる大学の施設の前で、Piano Institute受講者演奏会終了後に師匠と 多分、2007年夏の物

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2009年度の受講生の仲間達と 皆高校生か大学生…
ワタクシは、アラサーでございました

2回目からは、私も参加しましたが、講習会第3週は、室内楽に特化されます 
この3週間の音楽祭&講習会の期間中、講習会の講師をしながら、音楽祭の演奏家として演奏会にも出演するのが、コレヴァー師匠のここ最近まで、20年近くにも渡る夏の活動の一環でした コンチェルトのソリストに、室内楽が、残念ながら、ディレクターのヴァイオリニストの方が、数年前60代で急逝されて、音楽祭や講習会がほぼリニューアルされ、去年から、完全に師匠はこの音楽祭とのご縁が無くなってしまいました そのヴァイオリニストの方が師匠を重宝して下さり、Clavier Trio というピアノ三重奏を組み、年一回、カーネギーホールのワイルリサイタルホールにて演奏会も開催していました
また、そんなテーマについても書く事もあるかと思いますが、コネクション、といえばちょっとネガティヴに聞こえるけれど、人と人とのご縁のような物が物凄くモノを言う世界だなと思います、音楽の世界は
因みに、師匠は、やはり、弦楽器とのアンサンブルの名手なだけあって、弦楽器奏者さんとのご縁が色々なお仕事に繋がっているなと、見ていて思います 今度のイタリアの講習会も、今年はヴァイオリンのウェザビー先生が監督されるので、彼ととても仲の良く、デュオパートナーとして師匠を重宝してくれているので、師匠を講師に呼んでくれたんではないか、と 日本は、漆原さんとのご縁がやはり大きいと思います啓子さんは、毎年夏の師匠との共演を楽しみにして下さっているようです

兎も角、この長い夏休み中は、学生達は、それぞれに自分のやりたい事を、学校から離れてする事が出来ます インターンシップ、といって、企業に学生アルバイトのような感じで働きに行き、実際の職場を体験する、というようなシステムもあり、他の学部の生徒達はよく利用するみたいです 音楽学部の生徒達は、各地で開催されている、こういった、夏期講習に参加する事がやはり多いです アメリカの大学は、入学後が厳しい、という事でも知られていますが、学期中は、授業も、出席も必ず取られる、宿題が毎回、小論文等を沢山書かされ、と、物凄く勉強させられます で、夏休みは自由の身となり、青春を謳歌し、自分のやりたい事を模索する為に色々な活動に乗り出します
私もそうでしたが、学校では無い色々な人達との出会いがあるのも講習会の魅力少人数だけど、フィンランドのシベリウス音楽院や、モスクワのグネーシン音楽院に通う優秀&迫力のある若い女の子達等も受講していて、刺激を沢山貰え、また、寮生活をするので、短い期間で仲良くなれましたラブ

私自身、この音楽祭への参加で、毎年1学期分くらいの密度の濃い経験をさせで貰えたので、1年2学期制が3学期分になったようで、ここでの4回の夏も、自分の濃い一部で、デュランゴは、第3の故郷のように思えます でも、タイミングが違ってたら、イタリアに行く事になってたのかな  航空費も含め値段はやはり、デュランゴより大分張りそうなので、無理だったかとは思いますが 私は師匠のデュランゴ時代で良かった

今は、週休2日制にはなったけれど、私の子供時代は移行期で、途中まで毎週土曜日も学校がありましたし、拘束時間が長くて、自分に合った時間の使い方が出来ないのを不満に思っていた記憶があります
実の所、アメリカの親御さん達は、夏休みの子供達のプランを立てるのが結構大変らしいですが  
日本の学校の拘束時間はもっと短くても良いんじゃないかな、とはずっと思う所です 学校だけが世界じゃない、という経験を子供のうちからしておくのが大事だと思わせるのような、子供達の実態の話を良く耳にするような