ちょっとバタバタしてる間に、気が付けば、2月ももうあと数日で終わり
オリンピックも終盤ですね
日本勢が、こんなにメダルを取れる大会になるとは、全然知りませんでした
個人的には、小平選手の金メダルまでの道のりに、興味深々です
強豪国オランダに単身乗り込み、技術を研究して来たという小平選手、カッコ良いです


日本勢が、こんなにメダルを取れる大会になるとは、全然知りませんでした
個人的には、小平選手の金メダルまでの道のりに、興味深々です
強豪国オランダに単身乗り込み、技術を研究して来たという小平選手、カッコ良いです

オリンピックを観てても、選手達の活躍の裏側にある、コーチ達の姿、というのは、音楽の世界における先生達の存在と重なり、色々と考えさせられます



先生のアプローチによってどれだけ違うか、というのを自ら生徒として嫌という程体験しているし、これからは先生としての道を歩んで行く身ですしね

今日は、レッスンの具体的内容、よりも、先生としての姿勢、という意味で、師匠から学んで来た事、そして、実は、漆原さんのレッスンを個人的に見学させて頂いた事からも大きく学ばせて頂いた事、書いてみたいと思います

音楽高校、音楽大学、の専門教育課程の世界で学生時代を過ごす間中、習得してしまった技術が余りに悪過ぎて、"弾けない生徒" として、"劣等生"として、過ごしていた事は、これまでの投稿でも触れて来ておりましたが
周りの話を聞く分には、 私に限らず、"出来ない生徒" という烙印を押された生徒達は、ただ、弾けなくて苦しむだけだはなく、レッスンもちゃんとして貰え無い、放置される、という二重の苦しみを往往にして与えられます
私も、技術が悪くて譜読みが上手く行かないのに、"練習して無い" と、レッスンを15分で終わられたり、弾ける方の同門生にレッスン時間を譲れ、と言われたり
某名門私立音大に進学したお知り合いの方は、最初一回通すだけで、ちょっとコメント貰って返される、というような、マトモにレッスンして貰え無い大学時代だった、という話も聞いた事があります
学費は莫大なんですけどねぇ
自分の周りでも、先生方のえこひいき、弾けない生徒達が出来る子達の犠牲にさせられる、という姿は横行しており、生徒達を苦しめていました
今は、定員割れの音大が続出し、という時代で、事情も多少変わっているかと思いますが
周りの話を聞く分には、 私に限らず、"出来ない生徒" という烙印を押された生徒達は、ただ、弾けなくて苦しむだけだはなく、レッスンもちゃんとして貰え無い、放置される、という二重の苦しみを往往にして与えられます
私も、技術が悪くて譜読みが上手く行かないのに、"練習して無い" と、レッスンを15分で終わられたり、弾ける方の同門生にレッスン時間を譲れ、と言われたり
某名門私立音大に進学したお知り合いの方は、最初一回通すだけで、ちょっとコメント貰って返される、というような、マトモにレッスンして貰え無い大学時代だった、という話も聞いた事があります
学費は莫大なんですけどねぇ
自分の周りでも、先生方のえこひいき、弾けない生徒達が出来る子達の犠牲にさせられる、という姿は横行しており、生徒達を苦しめていました
今は、定員割れの音大が続出し、という時代で、事情も多少変わっているかと思いますが
さてさて、そんなんだったので、コロラドへ行ってからの、師匠のレッスンには、毎週感動の連続でした

内容はもちろんの事、大学が設定してるひとコマは、50分でしたが、最低1時間かそれ以上、毎回物凄い密度の濃さで、真剣に名一杯ベストを尽くして教えてくれました

5年弱の私の在米中、ずっとその調子で、師匠が手を抜いてると感じさせるレッスンは皆無でした
もちろん、その後、日本でレッスン受ける時も、そうです
うちの親は、レッスンビデオ観て、その様子にいたく感動しておりました



内容はもちろんの事、大学が設定してるひとコマは、50分でしたが、最低1時間かそれ以上、毎回物凄い密度の濃さで、真剣に名一杯ベストを尽くして教えてくれました

5年弱の私の在米中、ずっとその調子で、師匠が手を抜いてると感じさせるレッスンは皆無でした
もちろん、その後、日本でレッスン受ける時も、そうです
うちの親は、レッスンビデオ観て、その様子にいたく感動しておりました

私が中でも印象に残ってるのは、バルトークを始めた時
元々近現代が苦手で、バルトークを師匠に与えられたものの、譜読みが本当に進まなくて……で、レッスンに中々持って行かなかったら、師匠に、"バルトークはどうなってる
" と聞かれ、" 譜読みが出来無くて…" と正直に言うと、"2ページでも良いから、レッスンに持っておいで。一緒に譜読みしたら良いよ
" と言ってくれて、本当に、全然出来て無いのを、小節毎に、解説してくれながら、手取り足取り譜読みを手伝ってくれたのです

そうやって、手始めをしっかり手伝ってくれ、教えてくれたら、その後は、自分で出来るようになりました
それまでにちゃんと教えて貰えずに来てしまっていたのに、高校入学後、"ここまでは自分で出来ないと" という感じが強く、出来無い事を教えて貰えない、つまり、結局ずっと教えて貰え無いまま

という
元々近現代が苦手で、バルトークを師匠に与えられたものの、譜読みが本当に進まなくて……で、レッスンに中々持って行かなかったら、師匠に、"バルトークはどうなってる
" と聞かれ、" 譜読みが出来無くて…" と正直に言うと、"2ページでも良いから、レッスンに持っておいで。一緒に譜読みしたら良いよ
" と言ってくれて、本当に、全然出来て無いのを、小節毎に、解説してくれながら、手取り足取り譜読みを手伝ってくれたのです

そうやって、手始めをしっかり手伝ってくれ、教えてくれたら、その後は、自分で出来るようになりました
それまでにちゃんと教えて貰えずに来てしまっていたのに、高校入学後、"ここまでは自分で出来ないと" という感じが強く、出来無い事を教えて貰えない、つまり、結局ずっと教えて貰え無いまま

という因みに、渡米後これまでの経験で、技術と譜読み力はやはり大きく関連する、と実感しております

この事に限らず、全て出来てない事を責めたり全くせず、常にポジティブトーンで、1つ1つ懇切丁寧にクリアさせてくれました



"弾けない生徒" として多感な時期を過ごした為に、色々な意味でなかなか消えない傷が心に残って、前にも書いたように、その後の人生の足を引っ張り続けているのですが
音高入学後、それまでとは比にならないくらい、本番での緊張が酷くなり、ガタガタに崩れてしまうようになり、未だに治り切らず、ネックになっているのです
師匠とそこもずっと取り組み中です
コロラドでは、何度も師匠に心臓に悪い思いをさせ、蒼い顔にさせたか
音高入学後、それまでとは比にならないくらい、本番での緊張が酷くなり、ガタガタに崩れてしまうようになり、未だに治り切らず、ネックになっているのです
師匠とそこもずっと取り組み中です
コロラドでは、何度も師匠に心臓に悪い思いをさせ、蒼い顔にさせたか
そんな中、ここ数年内に、師匠のデュオパートナーである漆原啓子さんのレッスンを、2日間に渡って見学する、という機会を個人的に頂きました
漆原さんは、普段の大学でのレッスンも、各地での特別レッスンも、生徒さん達が皆他の先生さん達のレッスンを全て見学出来る、というレッスン形態を取られています
大阪で、下は小学3年生から、大学生までの生徒さん達のレッスンを、2日で10人以上見学させて頂いたかと思います


漆原さんは、普段の大学でのレッスンも、各地での特別レッスンも、生徒さん達が皆他の先生さん達のレッスンを全て見学出来る、というレッスン形態を取られています
大阪で、下は小学3年生から、大学生までの生徒さん達のレッスンを、2日で10人以上見学させて頂いたかと思います

その2日は、私の人生を大きく変えてくれるような、コペルニクス的転回程の衝撃を与えてくれました







そう、漆原さんも、全ての生徒さん達に真剣勝負、ベストにベストを時間一杯尽くされるのです
それぞれのレヴェルにしっかり合わせて
もちろん、皆ある程度良く弾けますが、それでも、レヴェルはまちまちですし、バッチリ弾き込んだ状態とは限りません
半分譜読みを手伝う、という感じになる事もあります
その場合、じゃあ、何で譜読みに時間がかかるのかな
と読み方の基本を懇切丁寧に教えられる訳です
そして、レヴェルの高い子の高さも、これまたハンパ無くて
私がこれまでに出逢う事の無かったような凄さ
それぞれのレヴェルにしっかり合わせて
半分譜読みを手伝う、という感じになる事もあります
その場合、じゃあ、何で譜読みに時間がかかるのかな
と読み方の基本を懇切丁寧に教えられる訳です
そして、レヴェルの高い子の高さも、これまたハンパ無くて
私がこれまでに出逢う事の無かったような凄さ
既にジュニアのとても大きな国際コンクールで優勝を果たしている子( 因みに彼は、この春開催されるパガニーニ国際コンクールの予備予選を通過した30人強に入っています
)、シニアの大きな国際コンクール出場目指してるような子
彼らは、最初の通しの時点で、こっちには演奏会に聴こえます
でも、教える内容はもちろん大きく違いますが、漆原さんの生徒さん達に向き合う真剣度は、どの生徒さんにも全く変わりません

)、シニアの大きな国際コンクール出場目指してるような子
彼らは、最初の通しの時点で、こっちには演奏会に聴こえます
でも、教える内容はもちろん大きく違いますが、漆原さんの生徒さん達に向き合う真剣度は、どの生徒さんにも全く変わりません

基本の基本の技術から、めちゃくちゃ高度な音楽的な要求まで、レッスン内容は、物凄くヴァラエティに富んでいて、引き出しの幅が大きく、兎に角、目からウロコ、衝撃でした

因みに、漆原さんは、過去には何度も日本音楽コンクールの審査員も務められ、今は、弦楽器は特に日本で最強の桐朋学園大学の特任教授、そして国立音楽大学の客員教授を務められてる、ヴァイオリン界の正しく重鎮のお一人です
そんな先生でいらっしゃる漆原さんが、基礎から丁寧に真剣に教えられ、生徒さん達全て分け隔て無く教えられる姿を目の当たりにした私は、色々な事を悟らせて貰え、音楽高校時代から背負って来た大きな大きな重荷を下ろす事が出来たのです

師匠も、全く同じ姿勢の先生ですが、こんなに多数の学生さん達のレッスンを一気に見学する、という機会が無かったから、最終的に何処かピンと来ないままだったようです



因みに、漆原さんは、過去には何度も日本音楽コンクールの審査員も務められ、今は、弦楽器は特に日本で最強の桐朋学園大学の特任教授、そして国立音楽大学の客員教授を務められてる、ヴァイオリン界の正しく重鎮のお一人です
そんな先生でいらっしゃる漆原さんが、基礎から丁寧に真剣に教えられ、生徒さん達全て分け隔て無く教えられる姿を目の当たりにした私は、色々な事を悟らせて貰え、音楽高校時代から背負って来た大きな大きな重荷を下ろす事が出来たのです

師匠も、全く同じ姿勢の先生ですが、こんなに多数の学生さん達のレッスンを一気に見学する、という機会が無かったから、最終的に何処かピンと来ないままだったようです

前に、お2人のコンサートのお手伝いした時に、漆原さんのレッスンを受けられた生徒さんのお母様が、主催の方に、"有名な先生のレッスンだと、莫大なレッスン料取った上で、ちょこっとコメントするだけで、時間も短くされた、なんて話を聞くのに、漆原さんは、時間一杯真剣に教えて下さって本当に感激した
" と、熱く語ってらっしゃるのを垣間見た事があったのですが
いやはや、こういう事だったのね
と
" と、熱く語ってらっしゃるのを垣間見た事があったのですが
いやはや、こういう事だったのね
と
それを機に、私がメンタル面で抱えて来た問題が、沢山一気に解決し、私の世の中を見る目も変わりました
前に書いてた、無実の罪
から、解放されたのです、端的に言うと
その後、師匠にその話をした所、上手く言葉にしてくれました
前に書いてた、無実の罪
から、解放されたのです、端的に言うと
その後、師匠にその話をした所、上手く言葉にしてくれました
" 全ての生徒さん達に、先生にベストを尽くして貰い、先生のベストを受け取る資格がある"
と

当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、決して現実では当たり前で無い事



当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、決して現実では当たり前で無い事

何処かで、自分は下手だったから、そんな風に邪険に扱われて当然だった、問題があったのは弾けない自分で、資格が無かったように思ってしまっていたから、何かつっかえが取れるかのようでした

師匠も、そういうポリシーをしっかり持ってるから、あんな風に教えれるんだなぁ、と改めて思い、又、私が高校生で師匠のレッスンを受けた時から他の先生達と違う何かを感じてたのは、その姿勢だったなぁ、と思います
兎に角、今、どうやったら少しでも良くなれるか、一生懸命考えながら、教えてくれたな、と
兎に角、今、どうやったら少しでも良くなれるか、一生懸命考えながら、教えてくれたな、と
上手いか下手か、その色分けを決め付け無い
ただ、ただ、今目の前にいる生徒さんに教える事にその時の師匠のベストを常に尽くすのです

ただ、ただ、今目の前にいる生徒さんに教える事にその時の師匠のベストを常に尽くすのです

日本での学生時代は、生徒さん達は皆すごく頑張っててやる気に満ちてるのに、気の毒、という姿が多かったけれど、師匠の元へ行ってからは、逆だったり
師匠はいつも一生懸命なのに、生徒がヘナヘナしてる事も多くて、師匠可哀想、、、と
師匠はいつも一生懸命なのに、生徒がヘナヘナしてる事も多くて、師匠可哀想、、、と
漆原さんも、レッスンで仰ってた事について休憩中に話掛けた時、"でも、何回言っても皆ちっともやってくんないのぉ〜
どうやったら聞いてくれるんだろうね、喋り過ぎなのかな
" って
確かに、レッスン中、漆原さんの方が、あーだこーだと必死に頑張ってるのに、生徒さんがポカーンとした感じの時も良くあったような

どうやったら聞いてくれるんだろうね、喋り過ぎなのかな
" って
確かに、レッスン中、漆原さんの方が、あーだこーだと必死に頑張ってるのに、生徒さんがポカーンとした感じの時も良くあったような

こういう先生方の背中を見せて頂いて、ピアノ教師業するのと、そうで無いのとでは、自分の若い頃の体験上、全く違っただろうなぁ、と感じています

演奏技術や音楽の内容云々以前の、教育者としての姿勢のような物、人間的な力を感じさせてくれる方々なので、しっかりその背中を見て、その姿勢、あやかりたいなぁ、といつも思っています




