「のんびりホリデーSuicaパス」でのぶらり旅、前回の『東京モノレール』編に引き続き、『羽田空港』編いきます。羽田空港に来るのは20年振りぐらいか?その時は第3ターミナルってあったのか?
今回はまだ昼時なので三つのターミナル全てに行きたいと思うが、まず羽田空港で最初に立ち寄るのは第1ターミナル。地下2階の羽田空港第1ターミナル駅でモノレールを降りた。前回来た時は第1ターミナルだけに来たように思う。
地下1階が改札口フロアで、大勢の観光客、ビジネス客がいる1階まで行き、しばらく迷った末南側のエスカレーターに乗って上を目指した。展望デッキは6階になる。
▲第1ターミナルビル南ウイング吹き抜け
3階から上へは中央部のエスカレーターに乗って6階に行った。展望デッキは6階のマーケットプレイスの左右にあり、まずは左側の南ウイングの展望デッキに出てみた。天気のいい週末、展望デッキはすでに人がいっぱいで、いくつもの搭乗口や、誘導路・A滑走路の飛行機をカメラで撮ったり、眺めたりしている人たちがワイヤーフェンス越しに並んでいた。
主として日本航空が使っている第1ターミナルビルは南北に長くて、西側にはいくつもの搭乗口があり、その先に並行してA滑走路、A滑走路を挟んだ対面に第3ターミナルビルの位置関係になる。
▲第1ターミナル南ウイングの日本航空搭乗口
展望デッキには幅8センチぐらいの間隔でワイヤーが張られていて、一眼レフカメラだとどうしてもワイヤー越しの撮影になってしまう。
次に、センターフロアを抜けて北ウイングに移動。
▲北ウイングの搭乗口にずらりと並んだ航空機
3,000mのA滑走路を次々と航空機が南に飛び立ち、北側から着陸してくる。隣り合わせの誘導路も航空機が次々と移動して行く。北側の横風用B滑走路(2,500m)は遠くてよく見えないが、この日はほとんど使われていない感じだ。
▲北ウイングから南方向を望む
▲北ウイングから見た搭乗口・A滑走路・第3ターミナルビル
北ウイングからセンターのマーケットプレイスに戻ったが、その屋上にも行けたので階段を上っていってみた。しかし、南北の展望デッキの方が見やすかったのですぐに下に下りた。
センターエリアを3階まで下り、そこから今度は北ウイングのエスカレーターで1階に下りた。地下1階には第1、第2両ターミナルビルを結ぶ連絡通路もあるし、東口の⑧番バス乗り場からは無料のターミナル間連絡バスも出ているそうだが、フリーきっぷもあるし、鉄道派の人間としては第2ターミナルビルまでモノレールで行きたかったのでそのまま地下2階のホームに移動した。
▲第1ターミナルビル北ウイングの吹き抜け
東京モノレールの最後の区間、羽田空港第1ターミナルから羽田空港第2ターミナルまで移動。モノレールは第1ターミナルビルからトンネルを北に向かって少し進み、すぐ右に急カーブして500mほど東の第2ターミナルビルの地下ホームに着く。ここが東京モノレールの終点になる。最後の区間はあまり乗客はいなかった。
第2ターミナルビルは第1ターミナルビルと並行に建つ。主として、東の海側にあるC滑走路発着便の搭乗・降機に対応しているが、風向きによっては横風用の南の海上D滑走路(2,500m)の離着陸機にも対応する。
▲第2ターミナル展望デッキにある羽田空港マップ
国内線は第2ターミナルでは主として全日空機が発着しているが、南側の一部は国際線ターミナルとして国外の航空会社も発着している。
第2ターミナルの展望デッキはビルの5階にあり、中央にエスカレーターや店舗などのあるマーケットプレイス、左右に屋上式の展望デッキがある作り。第1ターミナルビルの6階展望デッキと同じような感じだ。デッキの手すりの上にワイヤーが張られているのも同じだ。
第2ターミナルの展望デッキもまず左側のエリアに出てみた。第1ターミナルビルとは建物の向きが逆になるので左側が北エリアになる。ここも相変わらず人が多い。
ターミナルビルに並行して3,360mのC滑走路があり、その先に東京湾がある。ちなみに2024年1月2日に起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故は、このC滑走路で起きた。ちなみにこの日は2023年10月22日。
北エリアからマーケットプレイス内の屋内展望フロアに移動。ここはガラス越しになるが、ワイヤーがないので反射しない角度だと写真写りはいい。
▲第2ターミナル屋内展望フロアから見た全日空機
また外に出て、南側の展望デッキに行く。ワイヤー越しにずらりと並んだ全日空機を撮る。ターミナルビルの南北の端からは滑走路方向に建物が出ているが、第2ターミナルビルでは北ピア、南ピアと呼ばれている。南ピアの一部が国際線ターミナルになっている。
▲ずらりと並ぶ南エリア側の全日空機、奥に国際線搭乗口がある
C滑走路も次々と飛行機が発着している。発着とも南から北への向きとなるが、風向き次第では逆向きになることもある。
▲C滑走路を北に向かって飛び立つ日本航空機
再び地下2階のモノレールホームに行く。次は第3ターミナルだ。羽田空港第2ターミナル駅は中央が両面ホームの2面3線式ホームになっているように見えるが、この時は片側の1面2線運用になっていた。浜松町行の折り返し列車に乗車。全列車が各ターミナル駅には止まるので、普通か空港特快か車種を見定めずに乗車。
▲中央のホームに停車している折り返し浜松町行
長い地下トンネルを抜けて多摩川沿いの景色のいい高架区間に出る。左にカーブしたところにある羽田空港第3ターミナル駅で下車。景色がいいのでホームの外れから今来た多摩川方向をガラス越しに撮る。ホームにもこの駅が絶景ポイントだというようなことが記されていた。
▲第3ターミナル駅に近づく上り浜松町行
▲走り去る下り第2ターミナル行…多摩川の向こうは川崎市だ
第3ターミナルはA滑走路の向かい合わせに建ち、主としてA滑走路、B滑走路(2,500m)発着便の搭乗・降機用ターミナルになる。国際線用ターミナルなので、海外航空会社の航空機が多くみられる。
A滑走路を挟んだ対面には北から格納庫棟、第1ターミナルビル、新整備棟・格納庫と並んでいるのが見え、羽田空港の広さが分かる。展望エリアは5階で、オープンな展望デッキと店舗などが並ぶ屋内エリアが併設されている。
▲駐機する中国国際航空機とA滑走路を離陸する日本航空機…奥に新整備場
展望デッキは第1、第2ターミナルの展望デッキよりは空いている感じで、ワイヤー越しにも眺めやすい。
▲幅広い年齢層で賑わう第3ターミナル展望デッキ
第3ターミナルでの展望を味わった後は、再びモノレール乗り場に戻った。まだ時間は14時過ぎなので、フリーきっぷのエリア内ならどこにでも行けそうだ。
以下つづく。