【再投稿にあたって】 初期のブログデザイン、投稿エディタは今とは違うため、その後の変更に伴って写真と文章のずれなどが生じている。写真の大きさ変更や配置の調整を試みたがうまくいかず、HTMLからの変更が必要のようだった。そのあたりは詳しくないので、それなら写真のチョイスからやり直して再投稿する方が早いと思い、只見線に関する投稿の文章を少しの手直しと一部を追記という形で再投稿することにした。多分、パソコンで見る場合、写真は以前より見やすくなったと思う。
只見線は1971年8月に全線開通した非電化単線の国鉄(現JR東日本)で、2011年7月30日の豪雨で橋脚の流出、路盤の流出が数ヶ所で起こり、会津坂下-小出間が不通になる。その後、会津川口-只見間を除き復旧したが、2015年9月10日台風18号により再び被災する。現在も不通になっている会津川口-只見間は、美しい景色の路線だが地元利用者の少ない屈指の赤字ローカル区間といえる。運行再開に難色を示すJR東日本に対して福島県と沿線自治体は開通を希望し、線路を県側が保有して運行をJR東日本が管理する上下分離方式で開通させることで合意。工事費や施設の維持費などは、福島県や沿線自治体が一定額負担することとなった。現在、全線開通に向かって不通区間の工事を行っている。全線開通は2022年秋ごろの見込みだ。
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2010年の冬から春にかけて、日帰り鈍行電車旅を6回ほどした。その中から今回は、春の青春18きっぷでの上野から日帰り只見線の旅の投稿です。
日帰りでの鈍行只見線旅は、この春限定でした。福島県の会津若松から新潟県の小出まで抜ける只見線は、かなりのローカル線で、山間部の会津川口-只見間が1日3往復のみ。都心から鈍行で行って帰ってくるとなると、乗れるのは午後の1便のみ。
上野-(高崎線)-高崎-(上越線)-小出-(只見線)-会津若松-(磐越西線)-郡山-(東北本線)-上野ルートだと上野6:27発(3月13日から6月27日までの土曜休日は上野発8:39発の快速「アーバン」でも間に合う)、上野23:38着。上野から自宅までの帰りが少々きつい。
逆ルートだと、上越線の越後中里-水上間の最終18:05発に乗れない。ところが、この春3月13日から31日までは越後中里19:22分着の電車が、水上まで延長運転することになり、上野7:58発(快速「ラビット」)、上野23:06着で日帰りできることになった。
上野発7:58の快速「ラビット」は宇都宮行は15輌編成。⑦番線からの発車。春休み中の休日ということで、通勤通学客がほとんど乗車しておらず、最後まで楽々着席できた。宇都宮駅到着はほぼ定時の9:27。
乗り換え時間5分で、宇都宮発黒磯行の5輌編成普通電車に乗車。9:32発。
関東平野はよく晴れていた。氏家-蒲須坂間の車窓。左の雪山が男体山、右が女峰山、日光連山だ。山のほうに少し雲が出てきた。
こちらは矢板-野崎間の車窓。那須塩原の高原山山群か?
10:21黒磯着。黒磯駅の乗り換え時間は12分。写真は10:33発の郡山行4輌編成の普通電車。定時に発車。福島との県境に近くなると山のほうにガスが出てきた。
晴れたり曇ったりの県境付近を過ぎ、郡山駅11:37分着。ホームを渡って磐越西線の普通電車を撮影。11:44発の会津若松行4輌編成だ。福島県側のほうが栃木県側より確実に雲が多かった。
磐越西線の中山宿-上戸間のトンネルで峠を越えて裏日本へ。ここからは水は日本海に下る。地面に雪が目立ってくる。
猪苗代湖は車内からよく見えない。下りでスピードも出しているので、一瞬のシャッターチャンスを逃した。盆地に下りると磐梯山がよく見えるようになってくるが、山頂付近にガスがかかっている。平地は雪がほとんど消えていた。
写真は翁島-磐梯町間で磐梯山を撮影。会津若松の市街に向って電車は右に左に蛇行しながら下っていく。12:56会津若松着。
次は会津若松駅前の様子を記してから只見線に入ります。