レシピ集?
それぞれの料理に対する著者の「想い」も
綴られているのが楽しい1冊です。
新装版 日本人の食卓 おかず2001/PHP研究所

¥2,376
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タイトルにある2001はレシピの数です。
分量や所要時間などの解説も写真もない
50音順に料理がつらつらとならびます。
ただ、料理によっては材料と作り方をさらっと書いたり
とても主観的な表現や詩的な描写があったり
そこがこの本の魅力。
例えば
青豆ごはん、青豆のかき揚げ では
「ものぐさしないで」「不精しないで」
さや入りを買って調理直前にむくことを勧めています。
普通のレシピなら
「新鮮な」で済ませてしまうところですが
それでは伝わらないのですよね。
いんげんと豚肉の炒り煮 にはこうあります。
「クタクタになったいんげんはすばらしくおいしい。
筋を取り忘れると、のどにひっかかる正直さがおかしい。」
かぼちゃがゆや姫皮椀のように
1行でさらりと流されているものがあるかと思えば
茹でて冷たい汁でいただく
「冷や麦」には珍しく分量や時間の解説もあり6行も費やしています。
シンプルなものこそ丁寧に?
ハムステーキ は
「なんでもいいからオリーブ油でチョッと焼いて仕上げにお酒振ったら美味しいよ」
的なことがもう少しだけ丁寧に書かれているのですが
お喋りみたいに書かれています。
一般的にはなじみのない日本各地の郷土料理や
アボカド、クレソン、ラム肉など
いつからか日本の食卓に並ぶようになった食材まで幅広く紹介されています。
ちょっとしたこつや裏技、料理の楽しさ、食べる愉しみも
語られると作ってみたくなるかも(^∇^)
調理法別の索引もあるのでなかなか便利です。
このタイトルを見て
今の日本の食卓にこんな料理が並んでいると思われたら
それは誤解ですね。