2025 J1第28節 川崎vs町田 采配勝ち | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

おはようございます。日曜日の等々力での町田戦、先制するも逆転され、追いつき突き放し、追いつかれ、さらに突き放しダメ押しという壮絶なシーソーゲームを制しました。双方選手事情はあり、厳しい戦いでしたが、最後は、監督の采配力の差で、シゲさんの読みが勝った勝利だと思います。

 

8/31(日)19:00 J1第28節 川崎 5 – 3 町田 Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu

得点:20’伊藤(川崎)、28’ナ サンホ(町田)、36’下田(町田)、45+4’エリソン(川崎)、65’宮城(川崎)、71’藤尾(町田)、78’エリソン(川崎)、90+10’マルシーニョ(川崎)

 


 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

――――――― 9エリソン―――――――
― 8橘田―――14脇坂―――17伊藤―
――――― 6山本―19河原―――――
―13三浦―5佐々木―22ウーレ―31VW際―
―――――――98山口―――――――
46分 8橘田OUT → 23マルシーニョIN
60分 17伊藤OUT → 24宮城ĪN
75分 22FウレモヴィッチOUT → 4ジェジエウIN
80分 9エリソンOUT → 38神田IN
 

FC町田ゼルビア 3-4-2-1

――――――― 9藤尾――――――――
――――― 7相馬―10ナサンホ――――――
―26林――18下田――16前―― 6望月―
―――19中山― 3昌子―5ドレシェヴィッチ ―
―――――――13守田――――――――
60分 10ナ サンホOUT → 20西村IN
60分 18下田OUT → 31ネタ ラヴィIN
77分 9藤尾OUT → 90オ セフンIN
85分 16前OUT → 23白崎IN
85分 26林OUT → 15MデュークIN
 

この日は、東急グループ全面協力のもと、「川崎の車窓から」という鉄道系のイベントが行われて、会場ではそれにまつわる様々なイベントが行われていました。

 

関連で、武蔵小杉東急スクエアで今月初めからスタンプラリーが行われており、僕もスタンプを集め、必要額のレシートを持って、会場が向かいました。

 

とても暑かったので、あまり外にいる時間を長くしたくないと考え、15:30の受付時間頃に行けば、いいだろうと思っていました。受付時間を少し過ぎて現着しましたが、到着時には列ができていて、最後尾に行ったら、すでに先着300人達したとのことでした。

 

フロサポを甘く見ていました。炎天下など関係なかったです。僕は根性が足りませんでした。ということであえなくスタンプラリーで賞品交換してもらう夢は撃沈してしまいました。

 

他にも東急バスを引っ張ったり、バスの行先表示を変えてる体験をしてみたり、非常ボタンと押してみたりと書いていて何をしているんだという、電車、バスにかかわるイベントが多くありました。

 

また、目玉イベントとしては、鉄道芸人らによるトークショーも行われ、会場を沸かせてくれました。ダーリンハニーの吉川さん、ななめ45度の岡安さん、ホリプロマネジャーの南田さんは、以前の「川崎の車窓から」のイベントにも来ていただいたと思います。

 

今回、SUPER BELL"Zの野月さんや、鉄道芸人ではないですが、町田・トイレ芸人として、どきどきキャンプの佐藤満春さんも来てくれてステージを盛り上げてくれました。

 

試合開始前に、マニアックなネタで十分に笑わせて頂いたので、それだけで早くから等々力に来た甲斐はあったのですが、あくまでもメインは試合です。

 

 

この試合のスタメンですが、個人的に驚いたのは、健人の左WG継続でした。前節の名古屋戦、マルシーニョが累積警告で出場停止であったことで、緊急事態的な起用で、健人が左WGに入りました。

 

確かに、本職と遜色なくプレーし、健人のすごさを改めて感じさせられた試合となったのですが、マルシーニョが戻ってきてからも継続するとは思いませんでした。ただ、この起用もシゲさんの仕掛けた采配だと後に気づかされます。

 

他には、丸さんが、負傷したため、誰がCBを担うのか、という点については、旭がスライドし、出場停止明けのウーレが戻ってきました。そして、両SBは、颯太と際でした。

 

ボランチは、鉄板の悠樹と創。そして、トップ下にキャプテン泰斗が戻ってきました。そして、右WGに達哉。1トップにエリソンでした。

 

ベンチが、ようやくGK1人態勢で、ソンリョン。CBにカミ(神橋)、ジェジ、櫂大、そしてSBに裕人。WGとしてマルシーニョを温存。他のWGに怪我から復帰の天と仙台から復帰の斗哉。FWとして、奏真。

 

こういった若いメンバーをベンチに入れてきました。僚太、紳太郎は怪我が発表されていましたが、他のフィールドプレヤーとして、ロマ、悠、アキ、秀斗、ゼキらがとパっと思い浮かぶだけでも行方不明なので、この試合もGKこそ1人にできましたが、ベンチはなんとか埋めたというのが、実情なのだと思います。それでも今いるベストメンバーで戦って勝つしかありません。

 

相手の町田も途中水曜日に、天皇杯を戦ってきているので日程的には厳しいはずです。相手はベンチにDF登録がおらず、かつ、そのCBのスタメン3人は、天皇杯からの連戦です。また、代わったところでは正GK谷がどうやら怪我とのことで、守田が起用されていました。

 

双方、それぞれに事情を抱えながら戦った試合だったと思います。

 

 

その試合展開ですが、序盤は川崎がボールを持ちながら、町田のロングボールからのカウンターを警戒するという展開。とはいえ、川崎もボール保持に固執せず、チャンスをあれば、ロングボールも放り込んでいたと思います。

 

最初に決定機が来たのは、14分の川崎。自陣からのロングボールを泰斗が頭で前線のエリソンにつなぐと、エリソンは相手DF昌子との競り合いを制してシュートまでもっていきますが、これは枠を外します。あとボール1~2個分内側なら入っていた惜しい場面でした。

 

ここは外れましたが、20分の川崎。旭がクサビのパスをカットし、創へ渡すと、創は、前線の達哉にパス。達哉がハーフウェイライン付近からドリブルを開始し、相手DFに並走されながら、中央やや右からドリブルで前進して、バイタル付近まで進むと中にエリソンも走ってはいましたが、DF中山をブラインドに利用しながら、外から鮮やかなミドルを打ち込むとゴール右隅に決まります。

 

達哉の前には、中山、その隣に昌子が居ましたが、中のエリソンとの仕掛けを警戒していたところで、撃つとは思われていないかったと思います。そこに意表を突くシュートを決めきりました。


これは、達哉が上手かったです。達哉はゴール後、舌をペロッと出して、ペコちゃんのゴールパフォーマンス!?でした。

 

幸先よく川崎は先制できたのですが、即座に町田の反撃を受けます。28分、川崎の達哉の攻撃がオフサイド判定となり、旗が上がります。この時、川崎の選手らの動きが、一瞬止まってしまいます。

 

しかし、町田の選手らは、審判がアドバンテージを見てプレーを流したところ、左サイドから相馬がドリブルで侵入してきます。ウーレが付くのですが、相馬にちぎられて、左サイドの深いところから中にクロスを入れられると、ナ サンホに頭で合わせられて、あっという間に同点に追いつかれてしまいます。

 

さらに、36分、ボックスの手前で、相手との競り合いの中でウーレがハンドを取られてしまいます。確かに当たってはいますが、故意的なものでないので、五分五分のプレーだと思います。しかし、ウーレには厳しい判定となってしまいました。

 

そして、絶好の位置でFKを与えてしまうと、我々は、ほっくん(下田)がFKの名手であることは知っているので、危ないとは思いました。

 

しかし、FKは警戒はしていても、完璧に蹴られれば、決められてしまいます。下田の左足から放たれたシュートは、壁を越え、右に曲がりながら横に飛んだ瑠伊の手から遠ざかり、ゴール右上に決まってしまいます。あっという間に逆転を許してしまいました。

 

その後は、決定機こそ作られないものの町田のロングボールにラインを下げられ、なかなか反撃できずに時間が過ぎていきます。

 

それでも、前半終了間際の45+4分、敵陣内で際がボールを奪い、創、悠樹と渡ると、悠樹は前線を見るや、エリソンに浮き球のクロスを供給します。多分、憲剛直伝のやつです。その絶妙なクロスにエリソンが頭で合わせて、ゴール左に流し込みます。

 

やや劣勢の空気が流れていた中、前半のうちに同点に持ち込むことに成功します。これは、デカかった。前半は2-2で折り返します。

 

後半から川崎は、健人に代えて、マルシーニョを投入します。おそらく、これは、シゲさんがあらかじめ考えていた作戦だったと思います。

 

後半から町田が疲れてきたところで左サイドで戦術マルシーニョを発動させ、左から攻め落とす作戦です。

 

しかし、リーグでは9試合、公式戦では13試合負けなしの町田は勝ち越しを狙って、左サイドの相馬からピンチを作られます。


まずは、50分、左からゴール前に落ちるクロスに林に合されそうになりますが、ここは瑠伊がブロックして事なきを得ます。

 

さらに、52分、相馬は、今度は中にカットインして自らバイタルエリアからミドルシュートを放ちますが、ここも瑠伊がビッグセーブを見せ、枠外に弾き出します。

 

川崎の試練は続き、55分頃には、達哉が足を痛めたのか、つったのか、一旦座り込んでしまいます。一旦はプレーを続行しますが、数分後、交代することになります。

 

60分、町田は、下田に代えてネタ ラヴィ、ナサンホに代えて西村を投入し、川崎は、達哉を下げ、天を入れます。天は、そのまま右WGに入りました。

 

65分、自陣左サイドの深いところから颯太が前線にロングボールを入れると、エリソンが収めます。エリソンがドリブルをしながら相手DF昌子を抜くと、エリア左に侵入したところで折り返し、天が合わせます。GK守田に当たりましたが、天のシュートの勢いが勝ち、ゴールにねじ込むことに成功。これで再び勝ち越します。

 

66分、エリソンは、左サイドでDF昌子にノリノリのシザースを見せ、抜き切ります。これはシュートまで至りませんでしたが、このシーンを見てもエリソンの調子がいい様子がうかがえます。

 

しかし、これで終わらせたいのに、すんなり終わらないのが今の川崎。71分の町田、左サイドから相馬にゴール前にクロスを入れられると、藤尾に飛び込まれ、瑠伊は藤尾に気を取られ、クロスがそのままゴールに入ってしまったような形となりました。


ただ、記録上は、藤尾がわずかに触っていたようで、後で確認したら、藤尾のゴールとなっていました。実質、相馬のゴールだと思います。これで3度、追いつかれます。

 

シゲさんは、75分、ウーレに代えて、ジェジを投入します。この時点でも高さに厳しかったところや、このあとの長身オ セフンらの投入を見越しての采配だと感じました。町田も77分、読み通り、藤尾に代えて長身オ セフンを投入します。

 

78分、川崎は、町田の攻撃を跳ね返すと、創が拾ったボールを前線右に残っていたエリソンへ出します。エリソンは、反転して、一人剥がして、ドリブルで前線へ侵入すると、ボックス手前まで至ったところで、中の悠樹へパスを出そうとします。

 

このパスは、DFに引っ掛かり跳ね返されますが、そのパスを拾った泰斗が再びエリソンに出すと、エリソンは、落ち着いて左足を振り抜き、またも勝ち越しに成功します。これで4-3。

 

その後、80分、エリソンは、足をつったようで、奏真に交代します。これで、川崎は交代枠は1残っていますが、交代回数を使い切ってしまいました。

 

この後、83分、カウンターからマルシーニョが抜け出してドリブル突破したところで、昌子に倒されます。DOGSOかと一瞬思いましたが、後で映像でも確認したところ、もう一人のDF中山の位置が間に合うポジションでした。ただ、SPAで昌子にはカードが出ます。


この間、町田は、前、林を下げて、Mデューク、白崎を入れます。

 

川崎は、このファールでもらったFKを泰斗が直接狙わず、右に出すと天が一旦止めてシュート。しかし、これは西村のブロックにあってしまいます。これは天は直接撃っても面白かったか。

 

90+1分には、際、そして泰斗が足をつった状況になります。しかし、川崎は交代回数を使い切ってしまっています。その後のフォーメーションを見ると、際を1トップに奏真が右WGになって、天が右SBとなっていました。これはこれでもう大総力戦です。

この急造のDF陣に町田の連続攻撃が襲い掛かります。90+5分には、左サイドから西村のシュートを、瑠伊がビッグセーブではじき返します。


弾かれたボールを白崎がシュートしますが、これは、バー直撃で難を逃れ、そのボールを拾ったMデュークにシュートを撃たれますが、ここには、旭が体を張ってシュートブロックで跳ね返します。この3連打の猛攻をしのぎ切ったのは大きかった。

 

最後の最後、90+10分、左サイドでターンし、マルシーニョが抜けだすと、マルシーニョは、左サイドから中の奏真にクロスを入れるもはじき返されます。


そのボールを再び拾ったマルシーニョは、ファーの泰斗に出すと、足をつっているはずの泰斗はシュートではなく再び折り返します。

 

そのボールをマルシーニョが押し込んで、ダメ押しとなる5点目が入ります。マルシーニョは、前節の達哉同様、脱いでしまいます。まあ累積明けなので1枚目ですが、それでもカードを受けてしまいます。

 

可笑しかったのは、前節カードをもらった達哉がマルシーニョのインナーまで脱がしていたところ。それぐらい皆、興奮が爆発し、川崎劇場と化していました。

 

その後、凌ぎ切って、試合終了。前節に続いて、激闘を勝利することができました。正直、失点はもったいないと思うものもありましたが、それ以上に攻撃陣の爆発が勝利をもたらしてくれました。

 

 

雑感ですが、この試合においては、シゲさんの采配勝ちだと思います。まず、一つ目は、マルシーニョを温存。


前半、健人で競らせて体力を削り、連戦で控えがいない町田DF陣の疲れたところで後半からフレッシュなマルシーニョがスピードでちぎるという作戦がハマりました。

 

また、まだ同点の場面でしたが、跳躍力で跳ね返せるジェジを体力がある状態で、ウーレに代わって入れたこと。これで、75分以降、ほとんどの町田のロングボールをジェジの頭で弾き返すことができていました。

 

この攻守の二策で町田守備陣は消耗し、達哉、エリソン、マルシーニョの個が活きやすい素地を作ったと思います。

 

黒田監督は、試合後、川崎のエリソン、マルシーニョの個にやられたと言っていました。確かに1点目の達哉の個、2点目は、悠樹の個、3、4点目は、エリソンの個、5点目は、マルシーニョの個による得点だったと言えるかもしれません。

 

しかし、その個が発揮しやすい素地を作ったのは、シゲさんの采配だったと思います。

 

それに個と言ったら、町田の1、3点目は、相馬の個で2点目は、下田の個でやられたと思いますので、それは言っても仕方がないことだと思います。

 

もちろんこの試合のエリソンは、スーパーでした。もう簡単に止められる感じがしませんでしたし、枠に行かなかったシュートも含めれば、相当シュートも撃てています。

 

失点が多かったことは、シゲさんも想定外だったと思いますが、その中でも双方の状況を見て、町田との駆け引きで勝ち切れたと思います。

 

際や泰斗が足をつった時には、プラン崩壊の芽もあったので、非常に危なかったのも確かです。名古屋戦同様、総力戦だったと思います。

 

これで、川崎は連勝することができました。対する町田は、リーグ9戦無敗と公式戦13戦無敗が止まりましたし、J1昇格後初の5失点を記録させることもできました。

 

昨年も町田に初の逆転負けとか4失点とか記録させたので、町田にとって川崎が苦手な相手として意識づけることにも成功したと思います。もちろん、まだここ2年なので、もっと継続していかなければいけんせん。

 

さあ、リーグは連勝できましたが、中2日で、ルヴァン杯浦和戦がやってきます。ルヴァン杯はルヴァン杯で川崎にとって何度も銀を集めた因縁のそして大事なタイトルなので、これはこれで全力で獲りに行きたいと思います。

 

まずは、準々決勝浦和との2戦、勝って準決勝に進みたいと思います。そして、その次は、隣町の横浜FM戦。勝ち続けないといけない戦いが続きますが、勢いは確実にあります。

 

このままシーズン終了まで勝ち続けていきましょう。

 


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。


にほんブログ村

 


ブログランキング