2025 天皇杯 2回戦 川崎vs福島 殴り合い | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

おはようございます。天皇杯が始まりました。立ち上がりふわっと入って、失点するも、同点、逆転、中押し、ダメ押しとゴールを積み上げ、一時は勝ったつもりになりました。けれど、終了間際に2失点し、肝を冷やします。勝つことはできましたが、課題も多く抽出されました。ここでの経験を活かし、川崎は上位進出し、J1優勝を、福島はJ2昇格を目指して共に頑張っていきましょう。

 

6/11(水)19:00 天皇杯 2回戦 川崎 4 - 3 福島 Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu

得点:9' 森(福島)、29' 山田(川崎)、51' 山田(川崎)、64' 脇坂(川崎)、84'小林(川崎)、89' 矢島(福島)、90+1' 狩野(福島)

 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

―――――――20山田――――――――
―23マルシーニョ――26山内――――41家長―
――――― 8橘田―19河原――――――
―13三浦― 7車屋―444アイダル―15田邉―
――――――― 1成龍――――――――
46分 26山内OUT → 14脇坂ĪN
63分 23マルシーニョOUT → 17伊藤ĪN
71分 20山田OUT → 11小林ĪN
71分 41家長OUT → 24宮城IN
86分 13三浦OUT → 30野田IN
 

福島ユナイテッドFC 4-3-3

―10森――――40樋口――― 9清水―
―――― 6上畑―――30狩野――――
――――――― 7針谷―――――――
―23安在―25當麻―17藤谷――28鈴―
――――――― 1上田―――――――
55分 7針谷OUT → 20城定IN
68分 40樋口OUT → 18矢島IN
76分 28鈴OUT → 55柴田IN
76分 10森OUT → 14中村IN
 

 

代表期間に入って、リーグ戦は中断し、フル代表の幸大やU20代表のゼキ、奏真、そして櫂大の活躍を見ながらもやっぱり川崎フロンターレでしか得られない要素があり、寂しく思っていました。

その中断期間を乗り越え、ようやく迎えたのが天皇杯2回戦。相手は、寺田周平監督率いる福島ユナイテッドFCとなりました。

周平さんは、選手時代もコーチ時代も見てきたので、敵将として迎えるのに変な感じがしました。クラブとしても福島とは、育成にかかる業務提携契約を結んでいて、川崎の若手選手もお世話になっているし、時折、いもくり佐太郎がふろんパークで売られていて、美味しくいただいているので、敵として迎える感覚はありませんでした。

ただ、周平さんは、川崎イズムを承継し、得点を取ることにこだわりを持ったチーム作りをしているので、対戦するのは、それはそれで面白そうだとも思っていました。

平日のU等々力での試合だったので、前日、前々日あたりから、早退できるよう調整しながら、抜け出しに成功しました。

なお、途中、パシフィコ横浜でおこなわれていたオジバナダさんによる遺影撮影会にも顔を出し、ユニフォーム姿で遺影の撮影まで行ってきました。

オジバナダさん曰く、オジバナダさんの遺影撮影をすれば、長生きできるそうです。ということで心置きなく、全精力を投入することができる準備ができました。

さて、普段のリーグ戦では、アウェイでは応援中心席にも行きますが、U等々力でのシーズンチケットは指定席なので、Gゾーンには久しく行っていません。

せっかくの平日天皇杯で、そこまでの混雑もなかったので、最近、なかなか行けてなかったGゾーンにて青援を送ることにしました。

この日は、予報の時点では、あいにくの雨で、実際、試合が開始直前までシトシトと弱い雨が降っていました。

それでも、試合が始まる時間帯までには止んでくれたので、滝行の試練を受けることなく試合に臨むことができました。

この日のスタメンは、守備陣を総入れ替えで、久しぶりに成龍神にゴールマウスを守ってもらうことになりました。CBも左に紳太郎先生、右にアイダル、SBも右に秀斗でした。

そして、ACLE決勝で負傷して以来の復帰となった颯太がようやく左SBに戻ってきました。

中盤は、ダブルカンテこと、創と健人。トップ下には日向汰でした。日向汰のスタメンは久しぶりです。

両翼は、左にマルシーニョ、右にアキで、1トップは、シンでした。ここ最近、シンは、ゴールが生まれず、苦心しているので、この試合を切っ掛けに復活してもらいたいところです。

また、ベンチに目を移すと、僚太と天が戻ってきました。僚太も天も約2か月振り。スタメンの颯太もそうですが、徐々に怪我人が戻ってきています。

川崎には大型補強はなかったけれど、怪我人復帰が何よりの補強のような感じがします。


それから天皇杯、選手紹介のVTRが双方のホームスタジムで流している映像が使われたのでしょうか。


昨年までは、淡々と出場選手が読み上げられただけの気がしますが、今年は、川崎は、普段のリーグ戦と同じものでしたし、福島もホーム戦を見たことがないので、断言できませんが、かっこいい映像が流れていたので、そうなのかなと。これはこれで嬉しい演出です。

また、話は変わりますが、選手入場のシーンで、橘高校の吹奏楽部が天皇杯のアンセムを生演奏してくれました。

時系列が逆になりますが、ハーフタイムにも、同じく、橘高校の吹奏楽部の皆さんによってディープパープルのメドレー曲が披露され、会場を沸かせてくれました。

脱線しますが、いずれU等々力もサッカー専用スタジアムに改修され、トラックが無くなってしまったら、今行っているリレー競争のようなイベントもできなくなります。

ならば、今回のような地元高校生の発表の場としてハーフタイムの時間を提供するのは、クラブにも地元高校生にもウィンウィンなのではないでしょうか。プロモ部の皆さま、ご検討方、よろしくお願いします。


それから、福島のゴール裏に横断幕が張られていましたが、出場できないナガネ、由井だけでなく、いま、預かっている中川真のものや、昨年在籍したゼキのものまで、ありました。有難い限りです。


さて、天皇杯ですが、独特の雰囲気があって、カテゴリー上位のクラブは、勝ちに行くのは間違いなのですが、その中でも、選手層の底上げだったり、怪我から復帰した選手の確認にであったり、日程が近いリーグ戦とのコンディション調整であったりと別のファクターも複雑に絡んできます。

一方、下位カテゴリーチームにもそれぞれのリーグ戦があり、日程的には必ずしも上位カテゴリーより優位とは言えませんが、選手個人にしてみれば、上位クラブ相手にどれだけ爪痕を残せるかが、個人昇格にもつながるので、気合の入り方が違います。

天皇杯でいわゆるジャイキリが起こるのは、こうった要素が強いのかなと思います。さらに最近は、 JリーグもJ1の上位層の選手は海外移籍し、J3も降格するようになって、クラブ間の競争も激化し、各カテゴリーの実力差は縮まってきているように思います。

そんな中で迎えた福島戦でしたから、川崎とて、緩い対応は、やられてしまうのは、さもありなんということなのでしょう。


始まった試合ですが、福島をなめていたわけでは決してないと思いますが、立ち上がり、緩く入ってしまいます。

福島は、9分、左サイドから森が侵入し、切り返されて右足一閃。ソンリョンも左に飛びつきますが、届かず、あっさりとゴール右隅に決まってしまい、先制点を許してしまいます。

あまりにふわっとした軽い対応で、撃ってくることを想定できていないような感じがしました。森の切り返してからのシュートが上手かったと言えばそうなのですが、やりようがあったように思います。

それでも、川崎も徐々に福島を押さえる時間も出てきます。

29分の川崎、健人が抜群の飛び出しから福島のパスをカットし、エリア内まで侵入すると、そのまま中央に浮き球のクロスを入れ、このボールに反応したシンが左足で流し込んで同点に追いつくことに成功します。

シンは、3月末の多摩川クラシコ以来のゴールだと思います。ここまでなかなか決めきれず、苦しい時間を過ごしてきただけに、ようやくその呪縛から抜け出せました。ホント長かった。

しかし、福島も中央からどんどん鋭い縦パスを入れては攻めたててきて、同点に追いついた川崎もなかなかリズムを掴めません。

前半終了間際の45+1分、45+2分には、福島は、立て続けにゴールに迫り、ソンリョン神のビッグセーブやクロスバーにそれぞれ助けられ、前半をドローで折り返すことに成功します。

前半は、川崎のプレスが効果的にはまらず、福島にいいようにボールを回されていたこともあり、後半の頭から、日向汰に代えて泰斗を入れます。

すると、その泰斗はさっそく活躍します。51分の川崎、カウンターから、マルシーニョが左サイドでドリブルを開始し、中央の泰斗とワンツーで左サイドの福島陣内へ抜け出すと、最後、DF2人をひきつけて中央にパス。そこにシンが走り込んで、一人ついたDFにも競り勝って、押し込み逆転弾が入ります。

シンは、この連続弾で、これまでの呪縛から完全に開放されたと思いたいですね。

後半から泰斗が入ったことで、プレスが効き、逆転弾まで入れることができました。


試合後のコメントで泰斗が言っていたとおり、自分たちも多用していた4-1-2-3のシステムの弱点でもあるアンカー脇のスペースを後半からは、ポジション取りで効果的に使うことできるようになりました。

福島も逆転された後、55分に針谷に代えて城定を投入します。

しかし、川崎も63分、マルシーニョに代えて達哉をいれ、攻撃リズムに変化を図ります。

すると、直後の64分、左サイドで達哉が仕掛け、健人に戻したところから創につなぎ、創は中央、前線の泰斗に付けると、泰斗が抜け出して右足を振り抜き、ゴール右に決めきります。これで3点目。泰斗にとって、嬉しいバースデーゴールとなりました。

そして、天皇杯でも泰斗は、メインスタンド側に向けて、トゥースの今季のゴールパフォーマンスを行っていました。

そして、福島は、樋口に代えて、矢島を投入し、続いて、川崎は、シンに代えて悠、アキに代えて天を投入し、それぞれ攻撃の活性化を図ります。

結果が出たのは川崎でした。天が入って、右サイドに回っていた達哉でしたが、84分、その右サイドの深いところまで侵入していた達哉がDFと対峙した際、わずかなパスコースを見つけて、針の穴を通すような速いパスを中に差し込むと、これを悠が、瞬時に足を出して決め、試合を決定づけたと思わせる4点目が入ります。

これで、ダメ押しとなるとその時は思いました。ただ、実際にはそうはならず、ヒヤヒヤさせられることになります。

また、4点目を決めた直後、颯太が座り込んでしまい、交代となります。その時は心配しましたが、試合後のコメントを読む限り、つっただけで大丈夫なようです。颯太に代わって、入ったは野田裕人。裕人は川崎フロンターレ公式戦の初出場を飾ります。

裕人が右SBに入ったことで秀斗が左SBに回りますが、そこから守備が安定しません。

まず、89分、福島のカウンターで、右サイドから柴田にクロスを入れられると、矢島で頭で合わせられ、これがゴール左下隅に決まってしまい、2点目を入れられてしまいます。

さらに、90+1分、エリア内で城定に入れられたパスを収められようとしたところがこぼれ、このボールにいち早く反応した狩野が左足一閃。これが決まってしまいます。これで1点差。

あと1点決められれば、延長戦へ移行することになります。誰も残業したくないなか、祈るような気持ちで、応援していました。

その恐怖と戦いながら、なんとか90分とアディショナルタイム4分を含めた時間を戦い抜き、無事勝利することに成功します。


この試合は、カップ戦なので、90分で勝てばいいです。リーグと違って、得失点差も関係ありません。なので、最終的に1点差にはなりましたが、勝ったので、それはそれで良しとします。

さらに前向きな見方をすれば、勝てた上で、課題も抽出できたということは、下手に大勝して修正点の洗い出しができないよりも今後のため、起用された選手には良かったとさえ思います。

この試合で、個人的に一番良かったと感じたのは、秀斗。もともと足元は上手い選手だと思っていましたが、旭、際、颯太らに比べると、判断のところが微妙で、守備で後手に回る、判断が裏目に出る、といった印象があったのですが、この日は、吹っ切れたように見えました。

秀斗の最後尾からの駆け上がりや、鋭いクロスなど、覚醒が近いことを感じさせてくれたと思います。ここまで起用されていても、成長が感じられなかったところから、一気にやればできるじゃないか、という驚きと嬉しさをこの日に感じることができました。

ただし、序盤の失点シーンでは、寄せが甘かったし、颯太が退き、裕人が右SBに入って、秀斗が左SBに回ってからは、また守備が微妙だったので、あくまで右SBでの評価になります。それでも成長の伸びしろを感じられたのは大収穫でした。

まだ、レギュラー奪取ができるレベルには至っていませんが、ホキョーホキョーと言って変な選手を取ってくるより、よほど計算できると思います。

それ以外にも、この試合は色々ドラマがありすぎましたが、まずはシンがようやく、決めてくれました。

サポとしては、待ちに待ってシーンでしたが、シゲさんのコメントを読んでいると、信じて起用していたのはわかっていましたし、麻生ではいい動きをしていたのだと思います。

それならば、あとは心の問題だとも思っていました。これで吹っ切れてくれれば、今後はリーグ戦でもゴリゴリのシンゴールを期待できるでしょう。

それから、泰斗は自らのバースデーゴールを決めることができました。カスカスダンスから のトゥースのゴールパフォーマンスも見られました。


試合後には、プロデビューを飾った裕人に振られて、ハッピーバースデイも歌いましたし、バラバラもやりました。次の試合も気持ちよくプレーできると思います。

そして、夏男、悠が帰ってきました。今季ようやく公式戦で初ゴール。憲剛の引退試合で負傷してから出遅れ、 途中も怪我で離脱していたようなので、本人としても、もどかしい時期が長かったと思いま す。

シンもそうですが、FWは1ゴール決められれば、気持ちが変わりますので、今後に期待ですね。ギネスの記録も更新してもらいたいです。

福島について言及すると、攻撃は面白かったですね。鬼さん時代よりも風間さん時代の攻撃サッカ 一の匂いがしました。

外経由や縦ポンではなく、中からバンバン楔のパスを入れて、受けた選手が狭いスペースで も自分のスペースを見つけ、反転してシュートまで狙っていました。中立の立場で見ていた ら面白くて応援したくなるサッカーをやっていると思います。

また、このサッカーであれば、攻撃面は親和性があるし、被カウンターによる守備の負荷も 相当かかるので、今、レンタルで行っているナガネも由井も非常に勉強になるのではないかと思います。

実際、ゼキは、戻ってきて一回り成長したように感じました。

戻ってきたと言えば、ゼキ、試合後に福島側に挨拶に行っていましたが、前日まで、フランスで試合していて、よく間に合ったなと思いました。

試合後、即、帰国便に乗ってきたのでしょうが、まるでふろん太御用達のどこでもドアでも使ったのかと思いました。
 

奏真も帰ってきたようですし、幸大も代表から戻って合流するでしょう。また、この試合、天も出場しましたし、僚太もベンチ入りを果たしましたから、試合に出られるようにはなっている、ということです。

怪我からの復帰でチーム内競争が活性化されるのであれば、何よりです。週末から始まるリーグ後半戦での巻き返しに期待したいと思います。


天皇杯では、よく見られる光景ですが、対戦相手のゴール裏に、双方のチームが、挨拶に行っていましたね。


こちらも、福島ユナイテッドコールと赤いペンライトで、迎えることができて良かったと思っています。


勝てたことから言える余裕もあるかもしれませんが、福島は、周平が率いているだけあって、強い面白いチームになっていると思います。まずはJ2への昇格に向けて頑張って頂きたい。J3に留まるにはもったいないと本気で感じましたので。


引き続きのご縁を大切にしながら、互いに切磋琢磨して、Jリーグを盛り上げて行きましょう。


さて、天皇杯は、川崎が勝って、次の試合に進めることとなったので、次の対戦相手を見たら、磐田が負け、相模原が勝ち上がっていたので相手は、相模原。期せずして、神奈川ダービーの開催となりました。

記憶では、川崎と相模原の対戦は初めてなので、どんなの試合になるのか楽しみです。ここに勝つと、 秋田と青森の勝者という、いずれにしても東北のチームということで、これまた楽しみな対戦が続きます。

楽しみ続けるには、勝っていくしかないので、戦力の底上げをしながら、クラブとして成長し、天皇杯の3度目のタイトルを獲りにいきましょう。

その前にまずは、ニッパツでのリーグ横浜FC戦、しっかり勝って上位進出を目指してもらいたい。
 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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