こんばんは。前々節(12節)敗戦だったし、前節(24節)も選手の疲労が色濃く出て、敗戦を免れてのドロー。そのため等々力での今節では、ターンオーバーが予想され、スタメンを8人変えて臨んだ清水戦でしたが、10か月ぶりにベンチに復帰した憲剛の途中交代からのゴールもあり、勝ち点3を「ゲッツ!」することができました。お帰りなさい我らがバンディエラ、憲剛!!!
8/29(土)19:00 J1 第13節 川崎 5 – 0 清水 等々力陸上競技場
得点:21’旗手(川崎)、51’L・ダミアン(川崎)、74’旗手(川崎)、85’中村(川崎)、87’三笘(川崎)

川崎フロンターレ 4-3-3
--19齋藤-----9L・ダミアン-----20宮代--
--------22下田-----30旗手---------
--------------6守田---------------
--2登里--7車屋--34山村--17D・マテウス--
--------------1成龍---------------
69分 19齋藤OUT → 18三笘IN
69分 22下田OUT → 10大島ĪN
77分 9L・ダミアンOUT → 11小林ĪN
77分 30旗手OUT → 14中村IN
87分 2登里OUT → 5谷口IN
清水エスパルス 4-3-3
--16西澤---10カルリーニョス・J--30金子---
-------------20中村--------------
--------6竹内----22R・アウグスト------
--21奥井--2立田--24岡崎--15金井--
-------------39大久保------------
61分 16西澤OUT → 11J・ドゥトラIN
61分 15金井OUT → 8石毛IN
72分 6竹内OUT → 17河井IN
72分 30金子OUT → 37鈴木IN
84分 2立田OUT → 33川本IN
試合展開
この試合、お笑い芸人のダンディ坂野さんが始球式を行ってくれました。偶然にも憲剛がベンチに復帰してきた試合だったので、当然、憲剛のゴールによる「ゲッツ!」のゴールパフォーマンスが期待されました。普段は、黄色のスーツのイメージのダンディ坂野さんですが、この日はフロンターレカラーのスーツで登場してくれました。
試合は、開始早々から川崎の決定機から始まります。この試合先発の学が、左サイドでボールを受けて、中央へクロス。大聖には合いませんでしたが、この日先発の両サイドが早速チャンスを作ります。この出だしを見て、このメンバーで行けるぞと勝手に手応えを感じました。
その後も10分には、学が中央に切れ込み、自らシュート。相手GK大久保に防がれますが、その後も含め、再三、学が左サイド前線で、清水選手らの間でボールを受け、チャンスを作り続けます。
20分には、清水のビルドアップのボールを前線からプレスをかけ北斗がパスカット。そのボールを中央の怜央に預けると、怜央はダイレクトでミドルシュートを放つと相手DFに当たりながら、コースも変わり、ゴール左隅に吸い込まれます(1-0)。前節(24節)に続いて連続ゴール、これで怜央も乗っていけます。
川崎は、前半からシュートを数多く打つことができるのですが、得点は、怜央の1点のみに押さえられて、モヤモヤした展開が続きます。前半は、結局20本以上のシュートを打ちながらも1点のみなので、これがどう後半に影響するか心配でした。
しかし、後半が始まると早速、そのモヤモヤを解消してくれます。51分、ノボリが中央まで運んだボールを学が左サイドで受けると、ドリブルでボックス付近まで持ち込み、自らカットインしてシュート。ですが、またしても相手GK大久保に弾かれます。しかし、そのこぼれ球をノボリが拾って、中央のL・ダミアンにダイレクトでパスすると、L・ダミアンが冷静にコースを狙いすましたシュートを放って、追加点を上げます(2-0)。
それからの川崎が、楽勝の展開であったかと言うと、52分の金子から金井に至るシュートや58分の西澤のミドルシュートなど、ソンリョンのビッグセーブがなければ、失点していてもおかしくないものでした。
清水に次の1点が入れば、流れが変わりかねないところでしたが、74分、L・ダミアンからのパスをチ中央で受けた怜央は、ゴールまでの距離はありましたが、フリーであったこもあり、思い切ったミドルシュートを放つと、ボールはゴール左隅に突き刺さります(3-0)。
3点差もつき、展開としては楽になったこともあり、この日2ゴールの怜央に代わって憲剛が入ります。怪我から約10か月ぶりの等々力のピッチでしたが、ファーストタッチがシュート。これが味方の悠に当たり、コースを外れますが、憲剛もまた、ゴールに飢えている様子を見せます。
その憲剛は、85分、ゴール前からビルドアップを図る清水のパスミスを見逃さずパスカット。ダイレクトでループシュートを放つと、相手GKの頭上を越えて、ゴールに吸い込まれ、復帰試合でのゴール(4-0)。そして、今季のゴールパフォーマンス、ゲッツ!を本人の前で披露することに成功します。
さらには、同期に刺激を受けた、途中交代の薫がドリブルで突破し、自らシュート(5-0)。この試合の5点目を奪い、清水にトドメを刺します。
試合は、このまま終了。ここ2試合、勝てず、悪い流れに陥っていたけれども、ホーム等々力に帰って、憲剛の復帰からゴールもあり、最高の形で勝ち点3を積み上げることができました。
雑感
終わってみれば大差のついた試合でしたが、川崎が1点、あるいは2点リードまでのところで清水に得点を許していれば、違った展開になっていたかもしれません。というのも、相手GK大久保が前半からビッグセーブを連発し、失点を最小限にしながら耐えていました。
逆に川崎としては、学、怜央、L・ダミアン、大聖らは、シュートを打てどもなかなかゴールに無ずビ付けられないという状態が続いていました。特に学は、久々の先発でしたし、ポジションの争う薫や竜也が結果を出しているだけに、得点という結果が欲しかったことでしょう。
結果が出なかったので、鬼さんがどう評価するかわかりませんが、僕は、フロンターレの学として、再三シャンスを作る動きをしていたと思いますし、まだ均衡していた時間帯の2点目の起点となったのも学からだったので、また次の機会でも見て見たい選手だと思いました。
何より、時々DAZNで学の映像のアップを抜かれていましたが、ものすごく楽しそうにプレーしていたのが印象的でした。今季は連戦がまだまだ続くので、鬼さんにはうまく選手をローテする中で再び起用してもらいたい選手だと感じました。
得点という結果ということで言えば、怜央でしょう。10連勝中、チャンスをもらいながら得点できず、悔しかったと言っていましたが、前節(24節)の同点ゴールでリーグ初ゴールを決めると、この試合でも勝利を決定づける2得点を奪いました。怜央も覚醒したと言っていいでしょう。
同期の薫が、ルーキー離れした活躍でゴールを量産していたので、怜央本人も悔しいところがあったでしょうが、なんのなんの、怜央もまたルーキー離れしたバケモノ級の選手だと自ら証明してくれました。怜央がコンスタントにこの活躍してくれれば、川崎の未来は明るいと期待できます。
ほかにも、ヤマのCB、ジオゴ・マテウスの右SB、ヒデのアンカー、川崎のスタメンとしてまったく問題ないレベル。川崎AチームのJリーグでの最大のライバルは、川崎Bチームであると感じられるレベル。これらの選手がベンチにも入れない状態というのは本当にもったいない。
ただ、こうした選手らの活躍の印象を一人でひっくり返して、全部持っていってしまったのが、憲剛。存在感は、圧倒的でした。さすが、昨年のチェルシー戦にて10分でMVPを持っていった男だけのことはあります。復帰戦がホーム等々力であったことも大きかったですね。
ここ数年の憲剛のゴールは、ハイプレスから相手のパスミスをかっさらってのゴールが多かったけれど、この試合のゴールもまた、そのパターンでした。ただ、相手GKの位置を把握し、ワンタッチのループで決めきる冷静さは、さすが川崎のバンディエラ。長年、このクラブを引っ張ってきただけのことはあります。
ダンディ坂野さんが来ている試合で、且つ、ベンチ入りに復帰したばかりの試合で途中交代でゴールを決める。持っています。等々力に愛されています。この試合、いろんなことがあったのだけど、この憲剛のゴールで、この試合のすべての印象が、憲剛の印象になりました。それだけ、憲剛の存在感は圧倒的でした。
今季、10連勝もあり、好調な川崎でしたが、何か足りないという印象をずっと持っていました。この試合を見て、その足りないピースがピタッとハマる思いがしました。やっぱり、川崎には、憲剛がいないと完全な川崎フロンターレではないと感じました。
去年の大怪我を負ったとき、帰ってこられないかもしれない最悪の事態を想像したこともありましたが、笑顔で等々力のピッチに君臨している姿を見て、この光景が1年でも2年でも長く続いてほしいと思いました。やはり川崎のバンディエラは、中村憲剛です。
さて、憲剛も復帰したし、選手を多数入れ替えても結果を出した。再び、勝ち星を重ね、自ら連勝記録を更新してもらいたいです。
その前に、水曜は、ルヴァン杯の神戸戦。前節(24節)でノエスタの滑りやすいピッチの特徴も掴んだことだし、この試合も多くの選手を入れ替えたことにより、休養できた選手もいます。疲労困憊で臨んだ前節(24節)とは違う川崎を見せてやりましょう。
また、次のリーグ戦は、週末、王者横浜F・マリノス戦。昨年、ボコボコにされた借りを、優勝をかっさらわれた借りを絶対に返してやりましょう。
いずれも楽しみな試合が続きます。大丈夫です。憲剛の帰還により、勝利はもう目前です。驕らずに、油断せず、冷静に、粛々と、勝利を掴み取るだけ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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