AFC U23選手権 決勝 韓国 vs 日本 レビュー 日替わりヒーロー | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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おはようございます。一昨日、遅くまでテレビ観戦はしたのですが、翌日出かける予定があり、そのままエントリを書けずに、この時間になってしまいました。


一日遅くなってしまったので、速報性はまるでありませんが、それでも宿敵、韓国を破った試合ですし、これまでもアジア選手権は追ってきていましたから書くだけ書いておきます。


1/30(土)23:30 韓国 2 - 3 日本 アブドゥラー・ピン・ハリーファ スタジアム
得点:20'クォ・チャンフン(韓国)、47'チン・ソンウク(韓国)、67'浅野(日本)、68'矢島(日本)、81'浅野(日本)


韓国 4-3-3
----------------18チン・ソンウク-----------------
--10ユ・スンウ------------------22クォン・チャンフン--
---------7ムン・チャンジン--8イ・チャンミン------------
-----------------6パク・ヨンウ-----------------
-2シム・サンミン-4ソン・ジュフン-5ヨン・ジェミン-3イ・スルチャン-
----------------1キム・ドンジュン---------------
78' 18チン・ソンウクOUT → 9キム・ヒョンIN
78' 8イ・チャンミンOUT→ 11キム・スンジュンIN
83' 5ヨン・ジェミンOUT→ 15チョン・スンヒョンIN


日本 4-4-2
----------20オナイウ------11久保------------
--10中島-------------------------21矢島--
------------8大島-------3遠藤------------
--6山中----5植田-----4岩波------12室屋--
----------------1櫛引-------------------
46' 20オナイウOUT → 7原川IN
60' 8大島OUT→ 16浅野IN
75' 21矢島OUT→ 14豊川IN


結果は、ご覧のとおりで日本の大逆転勝ちです。ただし、当初の日本のプランは、前半耐えて、後半、韓国の足が止まったころに得点、あわよくば追加点でトドメというプランだったのでしょう。前半は、韓国が上手かったこともあり、相手に恐怖を与えるような攻撃はなかったです。


一方の韓国は、前半20分という先制するにはいい時間帯に得点を決められます。岩波に当たったために、コースが変わり、反応していた櫛引が虚を突かれた点も不運でした。もっとも、クォ・チャンフンは完全にフリーでしたから、その状態でシュートを打たせている時点でスキを突かれています。


この時点では、まだ1点ですし、失点は、1点でしのぎいれば、後半得点してきたのが、いつものパターンでしたので、気持ちよくはないけれど、なんとかなると思っていました。そのまま前半をリードされて終えたので、僕は、ある意味、プランどおでも勝てると思っていました。


しかし、後半の開始早々と言っていい47分、完全に崩されました。CBはつり出されて、右SBの室屋がケアするも間に合わず、フリーでチン・ソンウクに決められます。


これで、2点差、これまでの流れから韓国の強さを見せつけられているので、正直、日本の勝利は難しいと思いました。しかし、浅野の投入で流れが変わります。


日本の1点目は、所属するサンフレッチェ広島で、浅野が得点をするシーンとして見たことがあるような形で、ウラに抜け出した浅野へ矢島がスルーパスを通し、そのまま浅野がGKとの1対1を制して決めます。


韓国は、この大会で浅野が得点を取っていなかったから、気にしていなかったのか、あるいは、浅野のキレが相手の想定を上回ったのかわかりませんが、ついていけず、簡単に1点返せてしまいます。


すると、そのすぐ1分後、1点返されたショックを引きずっている最中だったからなのか、左の山中からのクロスにピンポイントで矢島が頭で合わせて、同点に追いつきます。


トドメは、再び浅野で中島の浮き球のパスを、オフサイドにならない絶妙は位置関係で上手く体を入れ替えながら収めて、そのまま抜け出し、GKと1対1となりますが、これも決めきります。


その後、韓国は長身の選手を投入してパワープレーを試みますが、日本は、それまでの姿勢をかえず、アディショナルタイムの終了までボールを繋ぎきり逃げ切ります。そして、日本が逆転をした状態で試合終了。


この世代は、おろか、フル代表や下の世代でも久々のアジアチャンピオンとなりました。突出した個がいたわけではなかったですが、決勝の試合では、浅野がやってくれたように、日替わりでヒーローが誕生するというドラマのような展開で、U23代表は、最高の結果を残してくれました。


ただし、全試合見てきましたが、このU23日本代表は、勝つべくして勝ってきたというより、粘って、粘って、なんとか喰らいついて戦ってきたという印象です。どの試合も勝ちが約束されたような展開はなかったという印象です。結果として勝利していたという印象です。その意味では、本大会出場を決めましたが、本大会を勝ち抜くには、まだまだ足りないところがあります。本大会までにしっかり修正を試みてもらいたいと思います。


そして、フロサポの僕としては、この試合、少しばかり悔しく思うことがあります。それは、0-2で負けムードが漂っている中で、リョウタが交替でベンチに下がり、替わった浅野が起用の期待に応えた形となっていたことです。


正直、リョウタは、局所的には、守備の一員として積極的にボールを狩にいき、体を入れ替えたりなどして、成功していた場面も何度か見ることができました。しかし、チームとしての戦い方にマッチしていたかというと少し、厳しかったと思います。


川崎では、ロングボール自体、あまり見ないので、リョウタにそのボールを裁けというのも厳しい気がします。しかし、それらも含めて、うまく調整できるのがプロなのかもしれませんけれど。


いずれにしても次は、五輪本番。ロンドン五輪のとき、スペインを破った試合とその後に続く衝撃は、今も語り継がれていますから、本大会では、それに匹敵するくらいの活躍をリョウタ、リキ、タツキらに期待したいです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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