おはようございます。フロサポのみっちーです。
明日、湘南ベルマーレ戦です。そのプレビューはプレビューで書きたいと思いますが、その前に、湘南ベルマーレ戦前だからこそ、紹介しておきたい本があります。
それは、「低予算でもなぜ強い? 湘南ベルマーレと日本サッカーの現在地」です。この本は、前身のベルマーレ平塚から、親会社の撤退を経て、1999年に湘南ベルマーレと名称を変え、長らくJ2が定位置であったチームが、近年J1に昇格できるようになり、昨年、快進撃からJ1へと昇格するまでの経緯が、関係者のインタビューを基に書かれています。
この本を読んで、フロサポとして僕は、川崎フロンターレと湘南ベルマーレの似ているところ、異なるところをいろいろ感じました。
似ているところとしては、隣のビッグクラブ、横浜Fマリノスさんの存在や川崎フロンターレにとっては、10数年前は、ヴェルディ川崎の存在があったと思います。
ビッグクラブの裏で、弱小だったクラブがいかに存在感を地域で示していけるのか。地域貢献活動について、湘南さんは、別組織ですが、ビーチバレーやトライアスロンなど総合的なスポーツクラブの運営を行っており、地域スポーツの振興をはかっています。
川崎フロンターレが行っているそれ(算数ドリルなど)と手法は違いますが、根底に流れている理念は、地域のためにということで同じものを感じます。
また、サッカーは、勝つときもあれば負けるときもあるので、いかに勝敗を除いた部分で試合を楽しませるか、というところの工夫もしています。川崎でもやってほしいと思ったのは、コール&レスポンス。これはハマるとスタジアムの一体感は、もっとすごいものになると思います。スタジアムグルメも取り組みも、似ていますね。
さすがに、フォーミュラーカーを走らせ、南極で始球式とかやっている川崎の企画力は、群を抜いていると思いますが、やはり根底の発想は似ているかなと思います。
それと試合自体のスタイルです。今の川崎のサッカーは、風間監督のボールを保持して崩し切るサッカーを志向しています。
一方の湘南のサッカーは、湘南スタイル、ノータイムフットボールと呼ばれていますが、縦に速い走るサッカーを志向しています。
プレイスタイルとしては、真逆とも言えますが、見に来る観客を、仮に負けても魅了するようなプレイスタイルを目指す、という点では、根底に同じものを感じます。
逆に違うなと思ったことは、湘南さんから見たら、恵まれていることだと思いますが、メインスポンサーさんの存在です。川崎フロンターレには、前身が富士通サッカー部であった縁で、富士通さんが責任企業として、メインスポンサーを務めてくれています。
これは非常にありがたい話で、湘南さんとの予算規模の差は、ここで生まれていると言っていいと思います。
湘南さんは、ベルマーレ平塚時代は、フジタさんがメインスポンサーでしたが、フジタさんの撤退にともに湘南ベルマーレとして、地域クラブの道を歩んでいます。
お金がすべてとは思いたくはありませんし、実際に他のファクターも多くあり、絶対的な尺度ではありませんが、それでも予算規模とチーム成績は、ある程度の相関関係があるのは事実だと思います。ならば、現在の湘南さんの予算規模でJ1を戦い抜くことは容易ではないはずです。
また、地域の人口規模も違います。川崎は、東京と横浜に挟まれていて、拡張性がないのが難点ですが、それでも川崎だけで140万人以上の人口を抱えていて小さな県であれば、軽く凌駕する人口規模を持っています。
川崎にいると、その倍以上の人口がいる横浜さんや1000万人を軽く超える東京に比べてしまって、少ないように感じますが、平塚市を中心とした圏域と比べると、はるかに人口も多く、密度もあります。これは、営業視点で考えた時には、川崎は相当に有利であるのではないでしょうか。
またスタジアムの規模も等々力は、決して大きくはありませんが、それでも2万5千人以上入るキャパシティもあります。Shonan BMWスタジアムが1万5千人強のキャパシティであることに比べれば、多くの入場収入が見込めます。
最後に、僕は選手ではないので、川崎の体制が実際の選手目線でどうなのかわからないのですが、湘南さんは、本を読む限りでは、非常に選手を人間として、大事にしている印象を受けました。
少しドキっとした表現で、本文中に「2014年にJ1から期限付移籍をしてきたある選手は、ウチ(湘南)に来て変わりました。明らかに伸び伸びと、楽しそうにサッカーをやっていました。」とあって、可児くん・・・と思ったら、2015年だから違うか、と思いつつも同じことを感じているのかな、どうなのかなと気になったりします。
いずれにしても、2000年から湘南ベルマーレとなって、地域に根差した活動を始め、遅咲きなのかもしれませんが、近年の昇降格を経て、今現在、川崎と同じJ1の舞台で戦っています。
川崎フロンターレが1999年にJ2に参戦してからをカウントすると、ほぼ同じ時期から、地域に根差した活動を行ってきていることになります。手法が違うところもありますが、根底に流れる理念に多くの共通項が見受けられ、非常に好感を持てるクラブだと思いました。
僕が仮に平塚市近辺の住民であれば、湘南ベルマーレを誇りに思うと思います。
そんな湘南さんと明日、対戦です。横浜Fマリノスさんを含め、3クラブでSKYシリーズとしての神奈川ダービーですが、ビッグクラブの横浜Fマリノスさんへはまだ、挑戦者としての感覚ですが、ライバル関係という意味での神奈川ダービーは、湘南さんの方が、相応しい感じがします。
しかし、それでも明日は、そんな湘南ベルマーレさんに敬意を表しつつも、川崎フロンターレには、全力で勝ち点3を取ってもらいたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日のエントリを読んで、良かったと思っていただければ、押していただきたいと思います。
