2014年も「日程くん」の仕業なのだ | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

   明日は、日本代表対ホンジュラス戦なのですが、小林悠のケガによる離脱情報を受けてから、観戦モチベーションが下がっています。それでも見るとは思いますけど、やはりユウのことは心配ですし、結果を出したい思いは、人一倍強かったでしょうから、残念です。テレビを見ても、ユウのいない代表は、寂しいものがありますね。カーガワシンジー...悪気がないのは分かっています。ユウの分まで、頑張って下さい。追加の森岡もね。

 さて、そういった中だからなのか、代表から離れたいのか、いま中断しているJリーグの話題に戻り、日程の話をしたいと思います。正確には、知る人ぞ知る「日程くん」の話題です。もちろんフロサポ目線での思ったことを述べたいと思います。

    振り返ると、昨年の最終節の対戦カードは、横浜Fマリノス(1位)vs川崎フロンターレ(5位)、広島(2位)vs鹿島アントラーズ(3位)、浦和レッズ(4位)vsセレッソ大阪(6位)と優勝とACL出場権争いを行う上位6クラブによる直接対決となっていました。
 
 よくぞここまで盛り上がること間違いなしの対戦を組んでくれたというカードでした。結果はご存じのとおり、わが川崎フロンターレは、最終節、横浜Fマリノスに勝つことができて、3位に滑り込み、見事ACL出場権を獲得しました。反射的にでは広島と鹿島の対戦では広島が勝ったため、広島の逆転優勝ということになりました。


 そんな神業的な日程を組んでくれている通称「日程くん」についてと、今季の日程から透けて見える日程くんの仕込んだ(と思えてしまう)対戦を勝手に紹介したいと思います。


 日程くんは、正式には、Jリーグ・マッチ・スケジューラーと言います。03年までの日程は、Jリーグがクラブの要望等を聞きながら、手作業で、2~3週間かけて調整し、作成していました。それを04年シーズンからフランスアイログ社とJリーグで共同開発したシステムによって作成するようになりました。これが日程くんです。これにより、約1日で日程を作成することができるようになったということです。


 さらに2014年、今季から、新日鉄住金ソリューションズが開発担当し、バージョンアップを図りました。これにより数十分程度で対戦カード案を出すことができ、J3リーグ発足による作業増加の対応や各クラブの要望に対してきめ細かい調整が可能になったとのこと。


 この日程くんにプログラミングされる内容としては、およそ次の条件を満たしている必要があります。
・リーグ戦においてホームも、アウェーも3回連続して行なわない
・開幕戦をホームで戦ったチームは、最終節はアウェーで行なう
・開幕から5節までのうちに必ず2試合以上、ホームゲームを行なう
・平日のホームゲーム数を均等にする
・ダービーは開幕戦やゴールデンウィーク、最終戦に組まれないようにする


 言われてみれば、そのような形になっています、でしょうか?!


 また、基本的に新年度のリーグ戦の年間日程は秋をめどにクラブ側に伝えられ、試合会場のスタジアムを確保するようにクラブに依頼しますが、そのスタジアムが他のイベント等によって日程が抑えられている場合、各クラブの要求に応じて手動で調整を行うようです。

 さらに、ACL出場クラブについては、特定の開催日に出場クラブ同士による対戦を組むようにしています。5月のGW期間中にもACLは行われますが、GW期間中は、リーグ戦も並行して開催するようにして、その期間に重なる節はACL出場チーム同士での対戦を設定し、あらかじめ別の開催日に割り当てるようにしています。

 

 そして、基本的に平日に行われるACLも、10月下旬-11月上旬の決勝戦は例外として週末に行われるため、この場合も原則としてACL出場クラブ同士の対戦、またはACL出場チーム側の主催試合を割り当てて、決勝出場が決まった場合は平日に代替日を設けるようにしています。

 また、ダービーマッチ(都道府県・市区町村)を開幕戦や最終戦、GWに行わないようにしているのは、ダービーは各クラブがしっかりとプロモーション活動をするため、多くの観客が試合を見るが、開幕戦や最終戦、ゴールデンウィークなどある程度集客の見込める節にやるのはもったいないためだそうです。


 ここで気づいたのですが、昨年の川崎vs横浜FMは最終節でした。これは、俗に言う「神奈川ダービー」は日程くんとしては、存在しないということなのでしょうか。一応、昨季は、SKYシリーズとして、神奈川の各クラブは盛り上げようとしていたと感じていましたが、日程くんは考慮しなかったのですね。僕は、神奈川ダービーは、それほど意識はしませんが、クラブがSKYシリーズと銘打っていただけに、少し意外でした。


 さて、こんな日程くんですが、2014年の日程くんが仕掛けたポイントはコレじゃないかという日程(実際には偶然で、恣意的な取り組みはないはずです)を、僕が勝手に選んでみました。


 第3節広島vs浦和、第8節浦和vs川崎、第10節浦和vs横浜FM、第14節浦和vs C大阪と、日程くんの後押しを受けた浦和。これは、第3節、第8節、第14節の週末前の平日に浦和の対戦相手は、すべてACLを戦ってきています。第10節のみGWの連戦で、同じ条件かもしれませんが、途中の平日休めた浦和と横浜FMではコンディション面で違うと言えます。浦和躍進の陰に実は、日程くんの援助があるように思えます。(浦和関係者の皆さま、僻みも入っています。勝手な妄想を抱いてすみません。)
 
 ナビ杯準決勝のホーム&アウェー、第28節のG大阪vs川崎の3連戦(G大阪は、天皇杯大宮戦を挟む)と第27節、ナビ杯準決勝のホーム&アウェーの柏vs広島の3連戦。これは、ナビ杯の4強に残ったクラブ同士が、なぜか、リーグ戦も連続してしまい、3連戦として戦うことになりました。まるで日程くんは始めからわかっていたかのようです。ちなみに川崎が天皇杯に敗退せず残っていれば、G大阪と4連戦の可能性もありました。


 第31節の横浜FM vs浦和のみ、1日遅れの分割開催。G大阪が勝てば暫定首位もあるという日程で、あえて、首位浦和の結果を翌日まで引っ張ったかのような演出です。実際には、日産スタジアムの日程が抑えられていて、横浜側が要望したようです(詳細は存じません)。


 第32節の浦和vs G大阪と鹿島vs川崎の上位対決。特に浦和とG大阪は優勝争いです。残念ながら、この中で川崎だけが優勝争いからは脱落しましたが、それでも鹿島とはACL出場権が掛かっていますので注目です。


 第34節の鹿島vs鳥栖のACL争いと大宮vs C大阪、清水vs甲府の残留争い。昨年は上位争いでしたが、今季は残留争いが最終節に来ます。しかし、日程くん、どこがJ1に残り、どこがJ2に落ちるかが最後まで確定しないと日程くん自身の来季のシミュレーションが増えますよね。自分の存在価値を誇示しているようにも思えてしまいます。


 こうしてみると、年間通しての1シーズン制であっても十分劇的ですし、面白いと思ってしまうのですが、来季からは2シーズン+ポストシーズン制です。どうなるのでしょうか。僕は、決まってしまった以上、来季は、楽しまないと損だという気持ちで臨みたいと思いますが、果たして思惑どおりに、盛り上がるのでしょうか!?。

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