僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

おはようございます。前節名古屋戦の悔しい敗戦があり、僚太は負傷、際は出場停止と、絶体絶命な状況で迎えた新潟戦。一方でバフェを笑顔で送り出すためには絶対に勝つ必要がある試合でした。エリソン、シンの2トップが機能し、望外の大勝で、無事、笑顔でバフェを送り出すことができました。

 

9/27(金)19:00 J1第32節 川崎 5 – 1 新潟 Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

得点:14’エリソン(川崎)、18’脇坂(川崎)、63’エリソン(川崎)、65’山田(川崎)、73’山田(川崎)、86’太田(新潟)


 

川崎フロンターレ 4-4-2

――――― 9エリソン――20山田―――――
―23マルシーニョ―――――――――14脇坂―
―――――77山本――19河原―――――
―13三浦―44アイダル― 2高井―5佐々木―
――――――― 1成龍――――――――
65分 23マルシーニョOUT → 17遠野IN
74分 20山田OUT → 30瀬川ĪN
74分 9エリソンOUT → 11小林ĪN
85分 5佐々木OUT → 15田邉IN
85分 14脇坂OUT → 41家長IN
 

アルビレックス新潟 4-4-2

―――――99小野――27長倉―――――
― 7谷口――――――――――33高木―
――――― 6秋山――20島田―――――
―42橋本―3T・デン― 5舞行龍―25藤原―
―――――――― 1小島―――――――
66分 33高木OUT → 16小見IN
66分 7谷口OUT → 11太田IN
66分 99小野OUT → 32長谷川IN
74分 6秋山OUT → 19星IN
80分 27長倉OUT → 9鈴木IN

 

この試合、雨予報で、実際に等々力に着いてみたら、この日に開催予定だった、かわさきものづくりイベントが中止となってしまい、フロンパークは少々寂しい状況でした。

 

しかしながら、平日金曜開催であったにもかかわらず、遠方の新潟からも多くのアルビサポが、いらしており、駅から歩きながらも、その熱気をヒシヒシと感じました。

 

また、この日、かわさきいろいろユニフォームというレプリカユニフォームがアウェイ席以外の来場者全員に配布されるとあって、それを楽しみにしていたフロサポも多かったと思います。

 

そして、この試合の後には、先日、衝撃的な退団が発表されたバフェのお別れの場が設けられるとのことだったので、多くのフロサポを魅了してきたバフェの姿を最後に見ておきたいフロサポも多かったと思います。

 

平日開催でありながら、この日、来場者は2万人を超えました。川崎の営業側の本気度が伝わった試合であったと思います。

 

 

この試合のスタメンですが、前節に際が退場して、出場停止。また、ここまで川崎が崩れず、持ち直していた原動力となる僚太も前節負傷交代しており、そのメンバーをどうするかが注目でした。

 

鬼さんは、順位でサッカーを変えない、一方で、勝たないと意味がないとも言っており、このスタメンの采配が重要だと思っていました。また、出られない選手がいるだけでなく、疲労が少なくない選手もいるとも言っていました。

 

これまでの鬼さんの通例なら、右SBに健人を入れていたと思います。また、シンとエリソンの同時起用もなかったと思います。

 

が、この日のスタメンは、ここまでの常識を覆してきました。スタメン発表時には配置まではわからなかったのですが、試合が始まってから確認したフォーメーションでは、4-4-2。

 

鬼さんは、シンとエリソンの2トップを選択しました。また右SBは旭。今季も左SBの実績があるとは言え、CBでの起用が板についてきており、そこを鬼さんが変えて起用したところも驚きでした。

 

さらに、川崎に欠かせない選手だと個人的に思っている健人がスタメンどころかベンチにも居なかったことも驚きでした。疲労が溜まっていたのは健人であり、怪我などではないことを願いました。

 

また、僚太の抜けた2ボランチのポジションを埋めたのは、悠樹。今季序盤は重用されており、川崎のスタイルへの順応も早いものと期待されていたところ、リーグ戦でのスタメンは7月のレイソル戦以来とのことので、驚きではありましたが、逆にここまで悔しさをプレーで晴らして欲しいと願う選手の一人でした。

 

とここまで、絶対に勝たないといけないこの試合、川崎のサッカーを変えるつもりではないのだろうけど、今いるメンバーでその特徴に合わせて柔軟に起用してきました。


ある意味、当たり前の選択なのですが、想像するに、鬼さんなりに腹をくくった、相当な覚悟を持ってのスタメン起用だったと思います。

 

 

試合は、川崎が前線からのプレスで新潟のボールフォルダーを追い回します。特に、エリソン、シンの2人が全力で追いますので、その圧に屈した新潟からセカンドボールを拾うことが多く、序盤は、新潟陣内でのプレーが続きます。

11分、川崎陣内で新潟の縦パスを創がカット。その創から左サイドに走るマルシーニョにパスを出すとマルシーニョは、そのまま、ドリブルで前にボールを運びます。

ここで舞行龍と対峙しますが、マルシーニョは、中ではなく、縦に進むことで舞行龍を抜きます。

が、ここでのドリブルのボールが大きくなってしまったところ、幸運が川崎に傾きました。


ボールが大きかったことでマルシーニョは追いつこうとします。

一方の新潟GK小島は間に合うと飛び出しボールに飛びつきます。


ここでマルシーニョがわずかに速く、小島の伸ばした手がマルシーニョの後ろ脚に掛かり、マルシーニョを倒してしまいます。

結果、序盤のいい時間帯でPKを獲得します。ここで、エリソンとシンがボールを取り合いますが、最後は、エリソンで決着し、シンがエリソンの背中を叩いて、任せたと言わんばかりに託します。

ここでは、自ら獲得したPKではないのもあるのだろうけど、譲らなかった磐田戦とは違い、最後はシンも引きました。

それで、14分、エリソンは、ゴール左下に強烈なシュートを撃ち込みます。


GK小島もコースは読んでいて一旦は止められたかと思いましたが、ボールの勢いが勝って、脇からすり抜け、ゴールネットを揺らします。


その後も17分には、右サイドでエリソンがプレスから奪い切り、単騎でドリブル突破を試みるも3人に囲まれたところで左サイドに走り込んできたマルシーニョにパス。

パスを受けたマルシーニョは、一度もたつきますが、右足で強烈なシュート。だた、これはGK小島に止められます。

とは言え、前からのプレスからのカウンターが機能したシーンでした。

さらに18分、アイダルが入れた縦パスをエリソンが落として悠樹に。悠樹は、泰斗に渡すと、泰斗はエリソンに。エリソンは、マルシーニョとのワンツーを試みたのでしょうが、倒されます。

しかし、ここにエリソンが倒れたことで空いた裏のスペースに泰斗が走り込み、マルシーニョとのワンツーを受け、GKとの1対1の状況となります。

ここでは、ディフレクションでマルシーニョのパスが、泰斗の足元のちょうどいいところに転がる幸運もありました。

泰斗は、ファーと見せかけ、ニアをぶち抜く選択したくらい冷静でした。これまで、先制点は取れてもなかなか取れなかった追加点まで奪いきります。

一方で、新潟がここまで防戦一方だったかと言うとむしろ逆で、ボールを多く持っていたのは、新潟でした。

23分には、中盤に小野に幸大が入れ替わられて、谷口にパスを出されると、左サイドを突破され、旭も懸命に追いすがりますが届かず、谷口にシュートまで持っていかれます。

が、ここはまじソンリョン。止めてみせます。ここで1点、返されていたら、わからない展開でした。

その後も、2点取れた余裕もあったのでしょうが、川崎の攻撃は停滞し、新潟がボールを持って、押し込む時間帯が続きます。

ただ、本当に危ないと思われるところまで至らず、川崎がボールを奪い切り、防ぎ続けます。

後半に入っても新潟がボールを持つ流れは変わらず、攻め込まれる時間帯も続きます。

51分には、長倉が右サイドから入れられたクロスに中の小野が頭でスラして、左サイドの谷口が合わせますが、幸いにもバーの上を通過していきます。

そのあと、52分、執拗に前からプレスを続けるエリソンは、GK小島から舞行龍に出したパスを奪い切り、マルシーニョにパス。


マルシーニョは、舞行龍はかわしますが、シュートはGK正面に行ってしまい止められます。惜しい場でした。


63分には、川崎陣内でボールを奪うと、幸大が前線に走りだしていた悠樹に浮き球のパスを送ると通ります。

前掛りになっていた新潟をひっくり返し、右にエリソン、左のマルシーニョの選択肢を持ちながら、新潟は、藤原とデンの2枚の状況で数的優位の中、悠樹はボールを運び、右のエリソンにパス。

ここでエリソンは、相手が寄せるよりも速く、左足で短い振りの強烈なシュート。これがデンの股の下を抜け、ゴールネットを揺らします。これで3点リード。ほぼゲームが決まります。

さらに、65分、デンから前線でボールを奪い切ったエリソンが前に走るシンにパス。シンはこれを受けて、右足を振り抜くと、またもネットを揺らします。これで4点目。

シンとエリソンが抱き合って喜んでいたのが、微笑ましかったですね。

さらに73分、右のCKを泰斗が蹴ると新潟のクリアが中途半端となり、ボールがエリソンのもとに。


エリソンは左足のボレーで合わせようとしますが、こちらも当たりが中途半端となりバウンドすると山なりボールの落下点にいち早く入ったのはシン。


薄くですが、頭で当てたボールは小島の股を抜き5点目となります。

シンは、エリソンのシュートモーション前、しっかりとオンサイドまでポジションを取り直していることがここで報われました。

5点のリードで大勝といきたいところですが、簡単には終わらせてくれません。87分、島田に入れられた浮き球のパスに、途中で入った秀斗が背後を取られ、星にウラから抜け出されると、左サイドの深いところからクロスを入れられます。

ここに太田に走り込まれ、右足で合わせられ、1点を返されます。颯太も並走していたのですが、最後に太田に止まられてマークを外されたことも痛かった。その結果、残念ながらクリーンシートとはいきませんでした。

さらには、88分にはゴール前でボールを回され、最後は星に強烈なシュートを撃たれますが、そこもまじソンリョンが右に飛んで弾き出します。

90+2分にも右サイドの深いところまで侵入され、入れられたクロスを一度は奪いますが、拾われパスを出されると長谷川にシュートを撃たれます。が、幸いにもバーの上を越えてくれます。

結果、5-1のまま試合終了。内容とは裏腹に、望外の大勝だったと思います。


この試合、決して新潟が弱かったとは思えませんでした。ある程度は持たせる作戦でもあったと思いますが、ポゼッションでは、新潟にボールを持たれていました。


そして、何度か決定機も作られており、ソンリョンのビッグセーブがなければ、あるいは、最後の精度の粗さに救われた場面もありました。

 

かたや川崎は、5点が5点、盤石な得点だったかと言えば、その過程の中に幸運を含んだ部分もありました。


こういうところが、ことごとく上手くいかない試合も今季はあったので、こういう試合があって救われた気がします。

 

もちろん、ただの幸運だけでなく、前線のエリソン、シンの2トップで前からプレスをかけまくってましたし、実際、そこで奪って、得点にもつながってます。

 

デュエルの場面でも、創なんか、中盤でゴリゴリにボールを狩り取ってくれましたし、DF陣ではアイダルも幸大もよく跳ね返していました。アイダルは体躯こそジェジエウに劣りますが、スピードは全盛期のジェジエウに負けないのではと思います。

 

あとは、旭が要所要所でボール奪取と持ち上がりを見せ、際不在の中で、右SBでの起用に応えました。

 

そして、悠樹もスタメン起用に応え、いいポジションに入っては、パスでボールを配給し、僚太の不在を忘れさせてくれる働きだったと思います。

 

途中交代で入ったセガちゃんなんかもそうですが、今季、必ずしも思うように活躍できていなった悠樹がこの試合では輝いていたので、鬼さんも今後、起用の選択がどんどん難しくなり、嬉しい悲鳴を上げることになるでしょう。

 

逆に新潟はチャンスシーンでソンリョンに立ちはだかれ、そして、最後の精度のところで枠に行かなかったりとしたので、必ずしも得点差ほどの内容ではなかったと思います。

 

川崎は、この得点差に驕ってしまうと、ルヴァン杯で足元をすくわれかねないので、次の対戦ではまた引き締めてもらいたいところです。


試合終了後の話となりますが、バフェが最後に挨拶をしてくれました。もう契約期間は終わっているし、それでも挨拶をしてくれました。

 

得点ということで言えば、ホーム札幌戦のハットトリックの3点のみですが、弟のようにかわいがってくれたシンが今季覚醒したことの裏には、バフェの存在が大きかったと思っています。

 

また、先日、奏真がアンダー世代の代表戦で2得点を上げており、こちらもバフェからの薫陶を口にしています。

 

世界的なビッグプレーヤーが川崎に在籍してくれたことで、選手は教えを受けましたし、いろんな方面にパイプもできたでしょうから、単に在籍期間の得点数のみで評価される選手ではないと思います。

 

そして、その立ち振る舞いも、一流だったと思います。最後もグラウンドを一周し、フロサポ一人一人丁寧に別れの挨拶をしてくれました。


1年ちょっとしか居なかった選手であるにもかかわらず、試合終了後、多くのフロサポが残って待っていたことからも、凄く愛された選手であったとわかります。

 

バフェは、スピーチの中で、川崎がタイトルをとるチャンスにあることを口にし、ルヴァン杯、仮に決勝に進めば、ヨーロッパから再び、応援に駆け付けてくれるとも言ってくれました。

 

バフェのためにもルヴァン杯、絶対に獲らないといけないタイトルとなりました。

 

バフェには、本当に感謝してもしきれない恩を受けたので、バフェに恩返しするためにもまずは、ルヴァン杯、そしてACLEを獲りに行きましょう。

 

次は、ACLEのホーム光州戦です。個人的には、仕事で行けそうもないと諦めていましたが、この試合を見て、1分でも見られるなら駆けつけようと思いました。

 

前半は無理だろうし、後半もどれくらい見られるかわかりませんが、できる限り早く駆け付けたいと思います。

 

この試合、鬼さんの覚悟を見た試合だったと思っています。これで、一皮剥けた鬼さんが、これから逆襲していくと思っています。


そんな川崎を見たいし、その後押しをしに、これからも行ける範囲でスタジアムに行きたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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