『宮城野』 | 『たとえば鳩のように』

『たとえば鳩のように』

翼があるのに飛ばず、横断歩道を走り抜ける鳩のように、無駄に人生全力疾走。

以前借りた『パーマネントのばら』と一緒に借りたDVDです。

女郎もので「写楽を殺した女」という宣伝文句に惹かれました。

あと、昔この芸名の先輩が遊廓劇場(現・文化劇場)にいたそうなので、何か関係あるのかな~って。


…関係ないと思いますあせる関係あったら怖いわっ!!

ざ・情念!!
まさに遊廓!

出演者はほぼたった5人で濃ゆい人間絵巻が描かれてます。

で、面白いのが。

映画なのにセットが書き割り。絵です。
お宮参り先は神社の絵、です!

そして引きの画像は、割り箸に絵を貼り付けたような紙人形です!
黒子が動かしてます(笑)

三味線は役者の隣で生演奏!しかも聞き馴染みのあるスガガキ!!
太夫登場前、襖を開ける前にかかる曲です!

ほわああぁぁ~っ!!と、まずそこだけで感動(笑)

内容は…まあよくある話ですよ。
情と情とがぶつかってドロドロです。
その中に、非情の樹木希林がまたいい具合。


いやあ…面白かったです。
エンターテイメントでした。


去年、自社撮影の忍者映画で主役をやった女の子も出演してて、ああ、やっぱりいい目してんな~と思ったり。


旧作50円で借りたDVDですが、そんなに古い作品ではないと思います。

是非。