最近、やっと教室で写真を撮る余裕ができてきた。
今日は羽化したアゲハを逃がした。
わたしがアゲハの写真をとろうとする。
子供が言う。
「ねえ先生、ぼくのこと、撮ってよ!」
わたしはその眉間にシワを寄せて訴える視線をおよそ驚くほどに愛しく微笑ましくおもう。
わたしは
「わかった、わかってる、ちゃんと撮ってあげますよ」
と言ってカメラを向ける。
子供たちがフレームに溢れるほどに押し寄せる。
「わたしを見て」「ぼくを見て」
「わたしを、ぼくたちを、記憶に刻んで。瞬間を刻んで。いまこのわたしたちを。」
という素直で無垢な気持ちの現れ。
大人になってしまうと、写真写りや諸々を気にするあまりこの素直な欲求を忘れてしまう。というか、現せない。
わたしはこの子たちの純朴な欲求を全て受け入れたいと望む。
それがシャッターを切ることで少しでも叶えられるのなら、わたしはこの子たちのためにいくらでもその行為を繰り返そう。刻もう。わたしは君を忘れないし、残しておくよ。いまここに生きていることの証明を。一緒にいたことの一部分を。
フレームから溢れた君の表情。笑顔。
アゲハが舞う空を見上げて
「鳥に食べられるなよ!バイバイ!大きくなれよ!」
と叫ぶ君の大きな優しい姿。
わたしは見たよ。確かに見たよ。覚えておくよ。
君を、撮らせてね。
今日は羽化したアゲハを逃がした。
わたしがアゲハの写真をとろうとする。
子供が言う。
「ねえ先生、ぼくのこと、撮ってよ!」
わたしはその眉間にシワを寄せて訴える視線をおよそ驚くほどに愛しく微笑ましくおもう。
わたしは
「わかった、わかってる、ちゃんと撮ってあげますよ」
と言ってカメラを向ける。
子供たちがフレームに溢れるほどに押し寄せる。
「わたしを見て」「ぼくを見て」
「わたしを、ぼくたちを、記憶に刻んで。瞬間を刻んで。いまこのわたしたちを。」
という素直で無垢な気持ちの現れ。
大人になってしまうと、写真写りや諸々を気にするあまりこの素直な欲求を忘れてしまう。というか、現せない。
わたしはこの子たちの純朴な欲求を全て受け入れたいと望む。
それがシャッターを切ることで少しでも叶えられるのなら、わたしはこの子たちのためにいくらでもその行為を繰り返そう。刻もう。わたしは君を忘れないし、残しておくよ。いまここに生きていることの証明を。一緒にいたことの一部分を。
フレームから溢れた君の表情。笑顔。
アゲハが舞う空を見上げて
「鳥に食べられるなよ!バイバイ!大きくなれよ!」
と叫ぶ君の大きな優しい姿。
わたしは見たよ。確かに見たよ。覚えておくよ。
君を、撮らせてね。