お笑いネタの中でも、ちょっと知的な印象を与える(?)あるあるネタ。しかし、お笑いを得意とする人でも、あるあるネタはあまり作れないという人がいます。
そこで、僕はあるあるネタを作るときのコツを紹介してみようと思いました。といっても、よく考えてみればとても当たり前だなと感じるようなことばかりです。だから、そのつもりで読んでくれれば嬉しいです。
※ちなみに、説明のあとで具体例としてネタを紹介しますが、これらは全てつぶやきシローさんのツイッターに投稿されているネタです。(つぶやきシローのツイッターアカウント:http://twitter.com/#!/shiro_tsubuyaki)
①あるあるネタは日常的である
あるあるネタは、日常的でなければいけません。たとえば、通勤、通学、学校、食事、トイレ、風呂、買い物、遊び、スポーツなど、誰もが体験するものでなければいけません。
テレビに出演したとか、交通事故にあったとか、県大会で優勝したとかは、あるあるネタにはなりません。これらはそう簡単に起きるようなことではないので、普通のネタとしてはとても魅力的なのですが、あるあるネタとしては使えないのです。
日常的な例
友達と長電話した後は、意味不明の落書きが出来上がってるよね。
箱ティッシュって、油断していると急にエンディング迎えるよね。
②あるあるネタは現実的である
あるあるネタは、現実的でなければいけません。別の言い方をすれば、あるあるネタは嘘・空想があってはいけません。
どれだけ面白くて魅力的なネタも、嘘・空想があれば、あるあるネタとしては成立しません。宇宙人、火星人、タイムマシン、ロボットなどは、あるあるネタとしては使うことができません。
現実的な例
もうすぐチャイムが鳴るからって、みんなで音たてて筆箱にしまったりしたら先生がかわいそうだよね。
やたら待ち受け画面を見せたがる人いるよね。
③あるあるネタは思い出し笑いの一種である
あるあるネタは、思い出し笑いの一種です。あるあるネタのほとんどが、過去に起きた、あるいは過去に体験した出来事です。過去の話をネタにしているのです。
実際、私たちがあるあるネタに出会うと、瞬間的に脳みそがその過去話を思い出そうとするのです。よって、今現在の話題だけではなく、小学・中学時代の思い出などもあるあるネタとして成立します。
思い出しの例
授業参観で、やたら後ろをちらちら見る奴いるよね。
映画館で、ひじかけを取り合う戦争。
以上で紹介したように、あるあるネタは、実は制約のあるネタだということも分かってくれると思います。
もし、あるあるネタを作りたいなら、はじめは家庭や学校などを題材にネタを探してみることが無難ではないかと思います。ネタを作っていくうちに、日常の世界に存在する面白さに出会うことができるでしょう。
今回は、あるあるネタのコツを紹介してみました。☆