５月１１日（木）、「オーガニックなフリースクール zen」の初めての活動を行いました！
「オーガニックなフリースクール zenって何？」って話は記事の後半でするとして、ひとまず５月１１日にした活動をお伝えしていきます～！
１１日は、不登校の子どもさんが10人くらいと親御さんも複数名、またボランティアさんも２名来てくださって、みんなで「みやっこキッズパーク」→「両度公園」→「むつみ児童館」で遊びました
（集まった子どもたちは小１～小４の小学生の低学年が中心でした。この現実から見るに、小学生低学年の不登校が増えてきていること、そして低学年ほど行き場所がなく困っていることが窺えます）
↑池の中のおたまじゃくしやエビなどの生き物を追いかける子どもたち
↑泥遊びをしながらボランティアさんと語り合う少年。徐々に打ち解け合っていく様は、傍から見ていて美しかったです～。
↑物怖じしない少年。ハチとかも普通に捕まえるらしい（笑）この日はトンボを素手で何匹も捕まえていたのでびっくり！
↑みやっこキッズパークは一見普通の公園なんだけど、池もあり川もあり森もあり田んぼもあり（！）、中に入ってみると想像以上に“多様”な世界が拡がっている。その中で縦横無尽に遊ぶ子どもたち。
↑「ブランコができない」という１年生の子の背中を優しく（？）押してあげる３年生のお兄ちゃん。
↑ブドウを貪る子どもたち。疲れた身体にブドウの甘い果汁が染み入る。一瞬でなくなる（笑）
↑児童館では各々好きなように遊んでおりました～
１０時から１６時頃まで、ザっとこんな感じで過ごしました
不安の強い子もいてお母さんのお世話になる場面も多々ありましたが、ボランティアさんのおかげで楽しく穏やかに１日を過ごすことができました
助けてくださったお母さんやボランティアさんに心より感謝いたします
「オーガニックなフリースクール zen」は、しばらくはこんな感じで「校外学習型」のフリースクールとしてやっていくつもりです。週１～２回ペースで。参加費は子ども１人あたり1000円（施設利用料等は別）。
次回は５月１６日（火）に、西宮市北部の畑のお手伝いと、昼からは同じく北部のキャンプ場で小屋づくりの体験をさせていただこうかと考えています。興味のある方はメッセージをいただければと思います
無事穏やかなスタートを切ることができた「オーガニックなフリースクール zen」ですけども、そもそもなぜ僕がフリースクールをやろうと思ったかと言うと、やっぱり我が子たちが３人とも不登校というのが大きいですね。いち不登校児の親として、その困りごとがよくわかるし、やっぱり不登校の子どもたちの居場所がもっとたくさんあればいいなと思う。じゃあもう自分でやっちゃえ！というノリです（笑）言うなればホームスクーリングの延長みたいな感覚なんですけど、どうせやるなら「みんな集まれ！」という感じです。そのほうが無駄がなく“オーガニック”だしね。
で、「zen」って何やねんってことなんですが、これはそのまま「ぜん」と読みます。「ぜん」という音には僕が大切にしたいことがたくさん含まれているなと思いまして採用させていただきました。「善」「全」「然」「前」「禅」。
やっぱり僕は「善」なる世界を目指したいと思うんですね。僕の思っている「善」というのは、「悪」をも包摂した「善」。「悪」は「空く」、「開く」、「明く」…。「善」への道を示してくれる扉。だから否定しない。気付かせてくれてありがとうという存在。そんな悪も含めた「全て」、「あるがまま（然）」を受け入れていくこと。そのあり方が「善」だと、今の僕は感じている。その方向へ「前進」していきたい。その実践が「禅」だったりする。
また、「あるがまま」のお手本が、まさに「自然」。「自然」から学ぶことは山ほどある。「善」なる世界の実現のためには、「自然」を大切にすることや共生することは必須だと感じている。
そんなことを「全身」「全霊」で子どもたちに感じさせてやりたい、学ばせてやりたい。いや、子どもたちと一緒に自分自身も学ばせていただきたい。そして共に「善」なる世界を創造していきたい。その先にある“歓喜”を共に体験したい―。
ちょっと宗教チックか？大丈夫か？ギュッと端的にまとめると「今という瞬間を、全身全霊で遊ぼうぜ！」っていうだけなんですけど、まあそんなこんなで「zen」と名付けました。ローマ字にしたのは、ただカッコいいから（笑）小文字にしたのはまだまだ“小粒”で、これから成長し続けていく団体という意味を込めて。
いちいち子どもたちにこんなことは伝えませんけども、そんな心持ちで子どもたちと接していく所存です。
今後とも「オーガニックなフリースクール zen」をよろしくお願いいたします
あ、“オーガニックな”という枕詞は、ただ言いたかっただけというのもあるんですが（笑）、やっぱりすべての命を有機的に繋げていく「生かし合い」を大事にしたいし、そのことをいつも意識下に置いておくために、頭に付けてみました。よろしくです～