「オーガニックを生きる」というのは、想像以上にチャレンジングな生き様だと、最近つくづく感じている。

 

昨年の秋頃に師匠から「オーガニックシティ」の提案を受け、そこからその実現に向けての責を負っているが、「オーガニックなまちにしたい」と言っている張本人がオーガニックな生き様を貫いていなければ話にならない。

 

ということでそれからというもの、“オーガニックな生き様”というものを意識し続けているが、これがまたチャレンジングなのだ。

 

「オーガニック」という言葉は「有機農産物」という意味で使われることが多いと思うが、僕はもっと広くその意味を捉えていて、オーガニックとは「生かし合うこと」だと考えている。たとえば有機農法や自然農法のベースには「草や虫を敵としない」という考え方があるけれど、ともすれば“害虫”や“雑草”と言われてしまうものたちさえ生かそうとするその姿勢にこそ、“オーガニックの真髄”があると考えている。

 

翻って僕は、これまで“敵”をつくり続けてきた。自分の価値観と合わない人やものに対して、直接攻撃するようなことはせずとも、意識の中で“排除”してきた。そして自分の好きなものだけで世界を構築しようとしてきた。さて、果たしてその生き方は“オーガニック”と言えるだろうか?と今、自分自身に突きつけられている。

 

正直言って、自分と真反対の価値観を受け入れるという試みーすなわち、気の合わない人と向き合ったりやりたくないことにチャレンジすることーは、辛い。苦しい。痛みを伴う。だけど、そこと向き合っていくことで、世界が拡がってきていることも事実である。“自分”という狭い枠の中から、広大な世界へと冒険に飛び出している気分だ。それは危険も伴うが、喜びもひとしおである。

 

そういった意味で「オーガニックを生きる」とは「“統合”の歩み」とも言えるかもしれない。“害虫”として排除してきたものたちさえ受け入れて生かしていく試み。“自分”と“自分以外”を統合し、世界を拡げていく試み。

 

このことを踏まえて、「オーガニックシティ」とは何か?「あらゆるものを敵とせず、すべてを生かそうとチャレンジするまち」であり、「市民一人ひとりが、世界を拡げていくまち」とも言えるかもしれない。

 

こんなことを街頭で訴えても意味不明だと思うので、こちらで綴らせていただきました。

 

これからも「オーガニックな生き様」をとことん追求していきたいと思います!

オーガニック仲間募集(笑)

 

photo by 碇由香

 

 

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