私ひぐち光冬は「オミクロン株対応ワクチン接種事業」に反対いたします

西宮市９月議会において、「オミクロン株対応ワクチン接種事業」の実施が市から提案されました。９月１６日、その議案に対する採決がありまして、僕は“反対”しました。

この議案に“反対”を表明したのは、４１人いる議員の中で、僕１人だけでした。もちろん本心では反対と思っている方もいたと思いますが、態度として表明したのは僕だけでした。

以下、僕が反対した理由です。議場で発言した内容をそのまま貼り付けます。

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　無所属のひぐち光冬です。私は上程中の諸議案のうち、議案第５１６号　令和４年度西宮市一般会計補正予算（第５号）に反対いたします。この補正予算のうち、オミクロン株対応ワクチン接種事業に反対です。理由は一言で言えば、「意味がないどころか有害であると考えるから」ということですが、以下にその根拠を述べていきます。

　まず、今回接種予定のワクチンはオミクロン株のうち「BA.1」という派生型（以下、BA1株と言います）に対応したものです。ところがBA.1株は第６波のときに流行した型であり、現在、第７波で流行しているのは「BA.４」「BA.5」（以下、BA4/5株といいます）と言われています。全額国費とはいえ、約11億円（西宮市のみの予算）もかけて、現在流行している株に対応していないワクチンを推進してどうするのでしょうか？実際に2022年７月22日に開催された「第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」資料の中で、ファイザー社による試験が紹介されており、その内容によりますと、BA1株対応ワクチンは、たしかにBA1株に対しては従来型のワクチンよりも1.5倍ほど中和抗体価（どれだけ抗体がつくられるかという値ですが）が上昇すると示されています。しかし、BA4/5株に対しては、BA1株に対する中和抗体価の3分の1ほどになることが示されており、従来型のワクチンより効果が低減することが示唆されています。より効果のあるものとして導入されるはずのオミクロン株対応ワクチンが、実は従来型のワクチンよりもその効果が劣るとなれば、全くもって意味をなさないのではないでしょうか。

　このように日本においてはBA1株に対応したワクチンが接種されようとしているのに対して、アメリカで接種されるのは、BA4/5株に対応したワクチンと言われています。もともとファイザー社とモデルナ社は、BA.1株に対応したワクチンで臨床試験を行い、FDA（アメリカ食品医薬品局）に提出しました。しかし、BA.4/5株が急激に拡大し主流となったため、急遽BA.4/5株に対応したワクチンを製造しました。この新しいワクチンをアメリカは使用するとのことです。そして、余ったBA.1株対応ワクチンが日本にやってきます。日本政府は「いち早くワクチン接種を進めるため」と説明していますが、私には在庫処理をさせられたように思えてなりません。

　さらに、効果が不明なばかりか、私は今回のワクチン接種は有害であるとさえ考えています。東京理科大学の名誉教授で抗体や免疫医学のスペシャリストである村上康文氏は「打てば打つほど感染が拡がる」と警告しています。その根拠は、この度のオミクロン対応ワクチンを含め、mRNAワクチンは、コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図を注入し、それがヒトの細胞内に入り込むことによってスパイクたんぱくをつくり出し、そして抗体を誘導していく仕組みのものですが、元々ヒトの体内にある細胞の中でスパイクたんぱくをつくってしまうので、免疫は自分の細胞を攻撃することになってしまうとのことです。１回や２回の接種であれば、免疫によるその攻撃に耐えられても、３回、４回となってくるとさすがに厳しく、自分自身に対するその攻撃をやめさせる必要が生じてきます。そしてヒトの身体の中で免疫“抑制”機能が働いていくとのことです。つまり、免疫が働かなくなり、免疫力が低下していくということですが、この本末転倒な事態を引き起こしてしまうのがmRNAワクチンだと主張されています。その証拠に、日本ではすでに３回接種、４回接種とブースター接種を繰り返しておりますが、その度に感染の波が大きくなっているではありませんか。一方ワクチンをほとんど打っていないハイチや北朝鮮などでは、大きな流行もなく、すでにパンデミックは終わっていると言われています。また、世界でサル痘の流行も危惧されていますが、サル痘など本来流行するはずのないものだと、村上氏は断言しています。ここにもコロナワクチン（mRNAワクチン）接種による、免疫力の低下が影響しているのではないでしょうか。

打てば打つほど免疫力が下がり、コロナのみならず、様々な感染症や病気を引き起こしてしまう可能性のあるワクチンを、私は本市において決して進めるべきではないと考えます。よって私は議案第516号に反対いたします。

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以上です。

一石を投じました。

議案は賛成多数で可決されてしまいましたが、一人でも今回のワクチン接種に関して考えてくれる人が増えたら本望です。

今回の反対意見を述べるにあたり、以下の情報源を参考にさせていただきました。

2022(令和4)年７月22日第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料１

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