一億総アーティスト社会

四国に行ってきた。

福岡に住んでいるか～よだが、なんか毎年出演している夏フェスに申込みし忘れて出そびれてしまったらしく、その悔しさを紛らわすため…ちゃうかｗ、、その失敗を意味のあるものにするために四国ライブ旅を敢行したらしい。そして僕は呼び出しをくらったのだ。

これがか～よじゃなければたぶんわざわざ四国になんて行ってないけど、熱い男なんでね。行っちゃいましたよ。

↑香川県の高松駅前で熱唱するか～よ

彼と僕の性質は真反対。

僕がナマケモノタイプとすれば、彼はイノシシタイプ。

猪突猛進。とにかくやると決めたことはやる。困難が大好物。相手が強ければ強いほど燃える悟空みたいなやつ。

そして２０年以上ずっと、

「唄で生きていく。唄で希望を届ける」

という夢を追い続けており、そのための努力は惜しまない。

YouTubeも配信し続けているが、なかなか視聴回数が伸びずもがいている。

でもやめないのが彼のすごいところ。

僕だったら３日でやめてる。

そんな彼の姿を見て、帰りの車の中で、妻が呟いた。

「私はパソコンのシステム構築が好きでずっとやってる。か～よも唄が好きでずっとやってる。でも今の社会の要請上、私がやってることはたまたまお金になって、か～よがやってることはお金になりにくい。“好きなことをやってる”という点では変わらないのにね。だから、私みたいな人が、か～よのような人たちを支援できたらいいなぁ。それで、お金のことなんか気にせず、全力で好きなことに打ち込めたらいいよね」

ほんまにそなやと思った。

人目を気にせず、何かに夢中になっている姿は美しい。

その姿を見るだけで、喜びが湧いてくる。

だからもしみんながみんな、お金や人目なんか気にせず、自分の好きなことに全身全霊で打ち込めたら、どれだけ美しい社会になるだろうか。

そして思った。

“アート”とは“究極の自己表現”であると。

何も気にせず、ただひたすらに自分の内側から湧き上がってくるものを表現すること。それこそが本物の“アート”ではないだろうか。

金のためでもない。誰かのためでもない。ただただ自分のパッションを表現すること。

自分もそうありたいし、他の人もそうあってほしい。みんながそうあってほしい。

夢追い人か～よのおかげで、僕の中にも夢が生まれた。

「“一億総アーティスト社会”を実現すること」

みんながみんな、自身の内側に眠る輝きを、あらん限りに放出する社会が見てみたい。