もう1ヶ月ほど経ってしまったけど、6月18日(土)にみっちゃんガーデンにて2回目となる「大地の再生ワークショップ」を行なった。そのときの気付きをシェアしたい。
 
 
「大地の再生」は矢野智徳さんが興した環境再生活動で、そのシンプルかつ効果的な手法が共感を呼び、全国的な拡がりを見せている。今年は『杜人』というタイトルで映画化もされ、さらに話題になっているようだ。今回みっちゃんガーデンには矢野さんの弟子である増茂さん一家が講師として来てくれたのだが、人気沸騰で引っ張りだこの中来てくださったのは本当に奇跡的であり、ありがたかった照れ
 
 
冬に実施した第1回目の大地の再生ワークショップでは座学も結構みっちりやったんだけど、今回は初めからフィールドに出て、身体を動かしながら学んでいくというスタイルだった。
 
 
 
で、めっちゃおもろかったんが、増茂匠さんが「風の草刈り」という自然にならった草刈り方法を伝授してくれていた矢先に、じっちゃん登場!!(笑)
 
↑匠さん「溝の付近は水の流れをよくするためにもしっかりめに刈って、でも、その周辺は根元から刈る必要はありません。風の通りが悪くなってしまっていると感じる部分だけ、風の気持ちになって刈っていってください。そのときに、向こうに見えている山のように、自然の流線形を残すように意識してくださいね。それが、最も空気の抵抗を少なくする形ですから」
 
ここでじっちゃんが乱入(笑)↓
みんなザワザワ…
この人は一体何を言い始めるのか…
じ「草はなぁ、こないしてしっかり握って、根元からしっかり刈ってやらなあかんど」
 
キターーーーーー爆  笑
期待を裏切らず、ぶっ込んできてくれたじっちゃん!
しかし、全く動じず冷静に対処する匠さん。
 
匠「どうして根元から刈らないといけないんですか?」
 
じ「なんでって、そらぁあんた…ごにょごにょごにょ…」
 
1ラウンド、KO!
 
いや、しかし、じっちゃんの気持ちもとてもよくわかる!普通みんな「雑草は根元から刈るもの」って思ってるもん!「風にならって、適度に残してやる」なんて発想、ないないバイバイうちの妻もそのことがなかなか腑に落ちないようで、ずっと葛藤している(笑)
 
↑妻「うー…。すべて刈っちまいたい…。ざっくりいきたい…。なんならすべて引っこ抜いてやりたい…。風の気持ちになれって言われてもなぁ…。わからなすぎて、何もできなくなっちまうぜ…」
 
 
 
大地の再生で教わることはとってもシンプルである。
 
「地上部でも地下でも、風(空気)の流れを通してやること。そうすれば、水の流れも生まれてくる。そして大地は蘇る」
 
核心部分はたったこれだけである。
 
だけど、頭では理解できても、実践するのは容易ではない。
流線形をつくれと言われても、どこをどうすればいいのかは、にわかにはわからない。
風は通さなきゃいけないけど通し過ぎもよくないと言われると、どこまで刈ってしまっていいのかがわからない。
その絶妙な塩梅を身に付けるためには、もはや経験を積んでいくしかないのだろう。
講師の匠さんには、風の通り道が“見える”らしい。どこで風が滞っていて、どこを刈ってやれば風が通るのかということが、手に取るようにわかるらしい。かっこいい。かっこよすぎる…!!!俺も風の男になりたい!!!
 
↑格好から入る男。
 
↑とにかく寄せていくみちお。でもまだまだ風感が足りんな…。
 
 
 
繰り返そう。
大地の再生の理屈はとってもシンプルである。
 
「地上部でも地下でも、風(空気)の流れを通してやること。そうすれば、水の流れも生まれてくる。そして大地は蘇る」
 
このことを聞いて僕の中に浮かんできたのは“呼吸”である。
 
大地を人間の身体に置き換えてみると、風の流れとはまさに“呼吸”である。
呼吸を深く通してやることによって、血流もよくなる。そして健康になる。
 
めちゃくちゃシンプルだが、一体どれだけの人が、日々、深い呼吸を意識しているだろうか。
日々の慌ただしさに飲まれ、気付けば呼吸が浅く、薄くなってしまってはいないか。
その上にマスクときた。
それで健康になれるはずがない。
 
 
大地の再生は、シンプルであるが故に汎用性があり、体験した人々それぞれに、独自の気付きを生む。
 
 
 
 
 
 

 

自然と遊ぶ。

自由に遊ぶ。

 

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