「ガッテン農法」とは、ガッテンのいく自然農法である。…
 
そんな農法を学んできました(^_^)/
 
 
ええ。
 
 
説明不足も甚だしいので、これから画像とともに、今日学んだことを可能な限りシェアしていきますね✌
 
―――
 
「ガッテン農法」の創始者は三浦伸章さん(通称のぶさん)なんだけど、のぶさん自身が「ガッテン農法と名付けよう!」と言い出したわけじゃなく、ほんとに“ガッテン”いく農法だったから、周りの人たちがそう呼び始めたらしい(笑)知らんけど(笑)
 
↑バンダナ巻いている人がのぶさん。「“良い土”って何?」っていう話をしているところ。
 
 
そもそもなぜのぶさんと繋がることができたのか?その大前提から話を始めよう。
 
きっかけは、我が師であり、心の友であるちゃこさん&タイさんであーる。ちゃこさんの畑を手伝いに行ったときに、久山さんというちゃこさんの師匠を紹介してもらった。そして久山さんと話をしていると、亀原さんというおもしろい人がいるということを教えてもらった。そして亀原さんに連絡を取り仲良くなると、神戸市西区の神出町というところで自然農をやっているかなちゃん&けいちゃん夫妻と繋がった(いつもお世話になりまくっている武未さんもかなちゃん&けいちゃんと繋がっていたので、別ルートでもきっと繋がっていたのだろう)。で、かなちゃん&けいちゃんの田んぼで田植え体験をさせてもらって、そのときにのぶさんの“ガッテン農法セミナー(自然農セミナー)”も主催していることを教えてもらい、今回参加させてもらったのであーる。つまり、ご縁により“導かれた”ということが言いたかっただけである。
 
 
で、のぶさんのセミナー。午前中は座学をみっちりやった。
「出来た土(良い土)とは何か?」
「どうすれば良い土ができるか?」
ということがメインテーマだった。
 
 
結論から言うと、良い土というのは、「植物の根っこから酸が出て、そこに微生物や虫が集まってくる状態の土」らしい。…
 
???
 
順を追って説明しよう。
 
まず、土というのは2つの働きをする。
「(植物の)成長を促すこと」と「分解」だ。
 
一般的に“良い土”というのは微生物がたっぷりいてふっかふかで団粒構造になっているイメージであり、そのために有機物(自然な堆肥)をたくさん混ぜ込んだほうがいいと思っている人が少なくないと思うのだが、のぶさん曰く、自然な堆肥であっても入れすぎると「分解」ばかりが促進されてしまって、「成長」のほうに土が力を使えなくなるというのである。…衝撃!
 
思わず僕は質問をした。
 
み「えーっと、吉田俊道さんが提唱している“菌ちゃん農法”というのを最近よく聞くんですけど、あれはまさに堆肥をたくさん使ってふっかふかの土を作って、それで無農薬で元気いっぱいの野菜をつくっていると思うのですが、今ののぶさんのお話によると、堆肥を使いすぎるのはよくないと…。となると、菌ちゃん農法はどう考えたらいいですか?」
 
の「あれはね、元々野菜が育たないような荒地を畑にしていくという意味では、すごく重要な役割を果たしてると思うよ。いろんな考え方があるからね。その土地や気候に応じたやり方があって、それを自分なりに探っていくのがいいよね。僕の場合は、大きな野菜を育てるというより、ミネラルたっぷりの野菜をつくりたいと思ってるから、そう考えたらやっぱり堆肥を使いすぎるのはよくないと思ってます」
 
 
正直僕も理解し切れていないが、のぶさん曰く、堆肥を使いすぎると植物が自分の根っこから酸を出す“良い土”の状態にならず、結果的にミネラルも生成されにくくなってしまうということらしい。
(のぶさんの本『三浦伸章 ガッテン農法』を買ったので、勉強します!)
 
 
あと、座学で印象的だったのは「地球」の話。
 
の「“地球”って誰が名付けたのかは不明だけど、“土也(つちなり)”って書くんだよね。土の球なんだよ、地球は。だからやっぱり土を大事にしないとね」
 
み(心の声)「たしかにその通りだ。水の球や海の球と名付けられていてもおかしくなかったと思うけど、土の球なんだ。僕らの命の根源に“土”がある。しかし、近代化が進み、僕らはどんどん“土”から分離させられてしまっている。ここに、近代社会の問題の根っこがあるのではないか。“土”と離れてしまったことが、諸悪の根源ではないだろうか。今こそ僕らは“土”に還らなければならない。そして、土の球である地球を慈しもうじゃないか。僕は“土くさい政治家”にでもなろうかなっと」
 
 
 
 
自然素材の極上の昼食をいただき、午後からは畑に実習に出た。
 
 
 
おー、草がボーボーで自然農っぽくていいねぇ!
 
と、思ったら…
 
 
およ…
 
 
 
およよ…
 
 
 
まあまあガッツリ耕しますやんΣ(゚Д゚)
 
 
み「の、のぶさん!僕の中では自然農って“耕さない”っていうイメージだったんですけど、ちがうんですか?!」
 
の「え?だって、これ(荒地の状態)で野菜育たないじゃん」
 
み「ムムム…」
 
納得のいっていない表情丸出しの僕を見て、主催者のけいちゃんがすかさず補足をしてくれた。
 
け「ほんとに自然が豊かで土壌も豊かな場所だったらそのままでもいいんだろうけど、ここもそうだけど、人間が山を切り拓いたりして、本来の生態系なんかを相当壊してきてしまっているからね。その状態でそのままやるっていうのはやっぱり難しくて、人間が壊してきてしまった場所はやっぱり人間がそれなりに手を加えてやらないとねってことだね」
 
けいちゃんの説明で“ガッテン”いきました(笑)
 
↑開墾した場所に、大豆の苗を植えようとしている
 
↑の「そのまま縦に植えるんじゃなくて、半分くらい横に寝かして植えるといいよ」(理由は不明w)
 
↑最後に、僕へのサービスかはわからないけど、荒地への大根の種のばら撒きを見せてくれたのぶさん。僕が求めてたのはこれこれ!!大根はかなり強いので、種をばら撒いて、草をちょちょちょっと刈ったら勝手に生えてくるらしい。僕はこういう大胆な自然農が好きだなぁ…。楽だしw
 
 
 
ということで、土にまみれた大満足な一日でした。
 
のぶさんのセミナーを一日受けて感じたのは、「結局愛情を注ぐってことが、一番大事なことなんだな」ってこと。
愛情を注ぐとは、土の状態を知ること。野菜の性格を知ること。その土地の環境を知ること。そして植物たちにとってベストな状態で、思いやりをもって育ててやること。
 
世の中にはごまんとあらゆる農法が流布されているけれど、たぶんこれが正解!という絶対的に正しい農法はなくて、野菜の種類によって、土地の状態によって、環境によって、その正解は無限に存在する。
だから大事なのは、農法よりも、愛すること。
 
そんなことを感じたのでした。
 
みっちゃんガーデンももっと慈しもう。
 

 

自然と遊ぶ。

自由に遊ぶ。

 

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