今、日本共産党若手専従職員学習会というのを毎週やっておりまして、共産党の党大会の内容を22回大会(2000年開催)から順に学んでおります。(※共産党の党大会は、だいたい3年に1度開かれており、党大会で党の方針を決定している)

昨日はその中で“民主集中制”の話が出てきました。

 

 

共産党は運営方針として、民主集中制を採用しております。民主集中制って何?って感じですが、共産党の規約の中では5つの柱にまとめられ、このように規定されています。

一、党の意思決定は、民主的な議論をつくし、最終的には多数決で決める。

二、決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党として責任である。

三、すべての指導機関は、選挙によってつくられる。

四、党内に派閥・分派はつくらない。

五、意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。

まあつまり、

「ひとりひとりの意見を尊重し、議論を尽くし(民主)、その上で決まったことはみんなで実行していこう(集中)」

ということですね。

 

いや何がすごいって、共産党はまじでこれを実践してるってことなんですよ。

“ひとりひとりの意見を尊重し、議論を尽くす”って、言うは易し行うは難しの代表格みたいなもんで、はっきり言ってめちゃくちゃ時間とエネルギーがかかることなんです。大変なんです。はっきり言って、トップダウン方式で中央が決めたことを否応なしに地方におろしていったほうが数百倍早いです。でもそれをしないんですね共産党は。

 

これは党大会の開き方をみてみるとわかりやすいんですが、

共産党は大会の議案を発表してから大会を開くまでに約2ヵ月間にわたる全党的な討論をおこなっています。すべての支部、すべての地区委員会、すべての都道府県の委員会が会議を開いて討論を尽くしているのです。さらに、しんぶん赤旗には、党会議では多数にならず大きな流れのなかでは表れてこない少数意見を含めて個人意見を載せて、ひとりひとりの意見を汲み上げます。そして党大会本番も5日間かけて討論を尽くし、党全体としての意思を決定していくのです。

 

これに対して自民党の党大会(少なくとも2000年の大会の場合)は、大会の議案は事前には発表されず、午前10時に始まり、正午には終わったそうです。

「この党の“自由”と“民主”はいったいどこにあるのでしょうか?」って不破さん(共産党の前委員長)が言っていて、ウケました(笑)

 

また公明党は自民党よりはまだましなようで、大会の議案は党大会(少なくとも2000年の大会の場合)の2週間前には発表され、大会当日も午前10時から午後4時までおこなったそうです。しかしこれで全党の意見が結集されるかと言えば、不十分と言わざるを得ないでしょう。

 

このことを昨日の学習会で学んで、またより一層共産党のことを好きになりました。こりゃ多くの人に伝えないかんなと思って、早速今日のブログを書きました。

 

 

共産党はあらゆる場面において、

「圧力ではなく、対話で解決しよう」

と主張しています。これを口だけじゃなくて、ちゃんと実践しているんですね。

 

繰り返しになりますが、“対話”や“民主的な議論”というのはものすごい時間とエネルギーが必要です。でもだからと言って、圧力や武力で物事を解決していっていいのかと言ったら、決してそうじゃないですよね。私たちは人間なんですから―私たちには相手を思いやる心があり、言葉も使えるのですから―、いつまでも圧力なんかに頼ってないで、多少の時間はかかっても対話を尽くして物事を前進させていくべきだと私は思います。

 

日本共産党が掲げる

“人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会”

を目指して、今日もがんばります(^^)

 

 

 

 

 

 

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