正直に言うと、僕も以前は「共産党」という存在に若干の抵抗を感じていた。
「共産党」の何を知っているわけでもなかったけど、テレビや周囲の人々の影響だろうか。
なんかこう“暴力革命(?)”的なことでもするのかな?という雰囲気を感じていた。
つまりちょっと“恐かった”。
でも実際に共産党に入ってみて、この人たちが“暴力革命”など起こせるはずがないということは、即、はっきりとした。
ほとんどお年寄りばかりじゃないか(笑)
そして何よりも、みんな“お人好し”。
むしろ“暴力”を一番嫌っている政党かもしれない。
創立から95年間、一貫して反戦・平和を訴え続けているだけのことはある。
でもね、たしかに言うことははっきりと言っている。ダメなものは「ダメ!」と。
ここがおそらく僕の感じていた“恐さ”の元かなぁとも思うけど、
でもその中身をちゃんと見てみると、言っていることは“超まとも”。
「戦争ではなく、対話を重視しろ!」
「過労死を産み出すような働き方の改革はやめろ!」
「税金をちゃんと国民の暮らしのために使え!」
「格差をなくせ!貧困を生むな!」
「公文書を改ざんするような政府は辞めろ!」
結局、この人たち(僕もだけど)がやろうとしているのは、
「まともな社会にしようよ」
これに尽きる。
だって、今の社会って誰がどう考えたっておかしいじゃん。
なくならない貧困・過労死・自殺・犯罪・病気・戦争・・・
日本共産党は、このおかしな社会の“世直し”をしようとしているのだ。
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そして日本共産党は、この資本主義社会が社会の最終形態だとは思っていない。
その先に、もっと平和な社会のあり方があると思っている。
それが「共産主義社会」。
だからと言って、革命的に「共産主義」に変えようなんてことは、1ミリも考えていない。
まずは「“まともな”資本主義」に軌道修正するところから。
それからひとつひとつの段階を経て、徐々に「共産主義」を実現していく算段だ。
そしてこれは、中国や旧ソ連や北朝鮮の共産主義とはまったくの別物。
日本共産党は、彼らの共産主義は本当の「共産主義」ではないと言っている。
本当の「共産主義」で、“独裁”はあり得ない。
本当の「共産主義」とは、
『真に平等で自由な人間関係からなる共同社会』。
これが日本共産党の目指す理想社会。
もっと簡単に言えば、
『誰もが自由で幸せに暮らせる社会』。
実はかなりロマンチックな日本共産党。
― それにしても、日本共産党はまるで“するめいか”みたいだ。
噛めば噛むほど味が出る。