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昨日「平松塾」に通う高1女子が、代ゼミ共通テスト模試を受けました。
つい1ヶ月前は、英文なんて全く読めなかったのに、こんなに長文を読めるようになりました。
もちろんまだ、正答率は低い!
自己採点は100点満点で「69点」。
でも私が嬉しいのは、正答出来る出来ないではなく、こんな長文を80分間読み続けられる忍耐力、集中力がついて来たということです。
8月に入ってからの40日間はあっという間でした。
1回6時間、週4日、きっちり通ってくれました。
4月下旬、開業と同時にこの高1女子が母親と「平松塾」に相談に来ました。
その時の印象は
「うわぁ、やばいな、どうするんだよ、この子!」と私は内心、呆れたのを覚えています。
派手さはなく、普通に「いい子」。
でも、勉強なんか全くする気がない、
偏差値50の公立高校に通う、
推定偏差値20の女子高生。
*推定と書いたのは、
そもそも大学に行くつもりがないので
模試を受けないから、偏差値が出ないのです。
学校自体も、生徒が模試を受けることを強くは推奨しません。
進学校に通う「自称落ちこぼれ」で
「偏差値25から東大早稲田慶應に合格しました!」とは全く違います。
正真正銘の「ビリ女子」です。
*YouTube「CASTDISE塾」によると「灘高校」の入試英語のレベルは立教明治法政大学と同程度と言っても過言ではないそうです。
つまり進学校の「落ちこぼれ」は、学年最下位の成績を取っていたとしても、MARCHに合格できる勉強を中学時代にしていたと言うことです。
ただ単に高校に入ってから勉強してなかったために「偏差値25」が出てしまっただけで、「やれば出来る!」を知っている「成功体験」の持ち主なのです。
ビリ女子の母親は、夫のギャンブルが原因で子供が小さいときに離婚。
女手ひとつで二人の子供を育てています。
母親は教育熱心!
この母親も別れた父親も高卒。
学歴がないとお金を稼ぐチャンスがない!と厳しい現実を経験して来ました。
だから子供には学歴を身につけてもらいたいと…
まぁ、どこにでもいる普通の母親の願望…
でも当の本人は「アニメが好きだから、アニメの専門学校に行く!友達もみんな専門学校に行くって言っているし!」って…
この子は、中学時代の2年半、神奈川県内で最大手の塾「ス〇ッ〇」に通っていました。
2年半も通って、合格したのが「英語38点でも合格出来る偏差値50の公立高校!」
あー、完全に「お客様」だったんだなぁ…
だからこの母親は私のブログを見て、全く無名の、全く実績のない、でも、何かやってくれそうな「平松塾」に通わせてみようと決断したんだね。
4月下旬、ゴールデンウィークの始まり、この子が平松塾に通い出して10日4回目で、無断欠席しました。
母親に電話したら「塾がつまらない、他に生徒もいないし、もう行きたくない!」
「中学で通っていた塾〇テ⚪︎プは楽しかった!」と言っていると…
「いや、お母さん!勉強はつまらないものなんですよ!そのつまらない勉強を毎日毎日、我慢して続けていくと、テストで良い点数が取れるようになって、もっと勉強したい!と本人が感じるようになる!」
「そうなれば、しめたもの!何も言わなくても、自分から勉強するようになります。」と
でも、しばらく放置しておくことにしました。
私自身がこの子に嫌気をさしていました。
このまま、辞めてもらってもいいかな…と
私が「とんこつラーメン平松屋」を経営していた時は「俺が作るラーメンを気に入らなければ食べに来なくていい!美味いと感じてくれる人だけ、来い!」とラーメン作りに励み年商1億1000万円、年収1500万円!
学習塾も同じ感覚でいました。
「俺に指導してもらいたい生徒だけ来ればいい!」と…
でも、誰も来ない…
ラーメン屋はオープンすると、とりあえず1回食ってみるかと、お客さんが来ます。
1回食べてくれれば、他店にはない味だと分かってくれて、また来てくれます。
でも学習塾は「とりあえず1回」がない!
とりあえず行くなら「100%」大手予備校か有名塾に行きます。
無名の実績のない塾になんて、大切な我が子を通わせるわけがありません。
ここでこのビリ女子を放り出して、また変人親子が入塾したとしても、その子も間違いなく低偏差値の高校に通っているはず!
*私がよく口にする「変人」は、最高の褒め言葉!
周りの多数派になびかず、孤独を恐れず、自分の道を進む!
当然、結果は自身が受け入れ、他人のせいにしない!
なかなか、こういう人はいません!
いつも周りの目を気にして、リスクを取らずにリターンを夢見て、上手くいかずに歳月だけが過ぎて行く…
高偏差値の高校に通っている子はすでに有名予備校や有名塾に通っているのだから、無名の実績の全くない「平松塾」に入塾することはない!
それで早速、母親に電話して、
「週1回1時間でいいので、また来てみませんか?」と
保護者に低姿勢をしている私自身に笑いました。
基本、私は保護者の意見要望は無視!
しかし、「このビリ女子を辞めさせずに、勉強出来るようにもっていけたら、面白そう!」と思い「商人」に徹しました。
私は酒屋の長男として生まれたので「金儲け」は大変だということは百も承知!
で、その子がまた通い出してくれたのは良かったが、勉強の計画を立てられない…
5月の半ば頃に「中間試験」があるはずなのに、試験日を聞いても、試験範囲を聞いても「知らない、まだ学校で教えてくれない」と…
そんなはずないだろ!
ゴールデンウィークが明けて、おそらく中間試験まで2週間を切っているはず…
しかし、ここで強く言うとまた来なくなるかも…
で、5月半ばの金曜日になって、
「来週の火曜日から中間試験がある!」と
はぁ? 無理だろ!
週1回、金曜日に塾に来ていて、次に来るのが来週の金曜日!
試験終わってるじゃん!
せめて1週間前に言ってくれれば、計画を立てて、1週間だけは毎日塾に通ってもらって勉強すれば、なんとかなるのに!
ダメだ!
こんな生徒、相手にしたくない!
お気軽に、見学に来てください。
平松塾には勉強をする「環境」があります。