緑の談話室にご訪問ありがとうございます
久し振りに京都嵐山大覚寺「だいかくじ」に行ってきました。
大覚寺の外の駐車場から
見上げると大きなイチョウの木の黄葉です
大覚寺の正式な名前は「旧嵯峨御所大覚寺門跡」
真言宗大覚寺派の本山です。
京都の三千院もそうですが門跡寺院というのは
天皇、または皇族が住職に就かれた寺院のことです。
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フランク・ミルズ-Frank Mills
詩人と私
動画はYouTubeからお借りしましたm(__)m
今回の訪問の目的は嵯峨菊の展示を見ること
説明の間に嵯峨菊の展示品を載せました。
嵯峨菊「サガギク」
嵯峨菊は、京都府の花にも指定されています。
京都市右京区嵯峨で
およそ160年前から育成されている鑑賞菊です。
一般の菊よりも遅く10月半ばから11月上旬ごろ開花します。
サガギクは元々
大沢池の菊ヶ島に自然に生えていたものだそうです。
嵯峨天皇がその気品ある姿と香りを好まれ
嵯峨御所(現大覚寺)に
植えられたのが始まりといわれています。
品種として成立したのは江戸時代
この独特の古代菊を
永年の時間をかけて王朝の感覚で試行錯誤しながら育成し
一つの型に仕立て上げられた風情と、
格調を兼ね備えたキクが嵯峨菊で
明治時代になるまでここ大覚寺のみで栽培され門外不出でした。
嵯峨菊の正式な仕立て方は、ほうき仕立てと七五三作りです。
七五三作りは
頂上に3輪、中央に5輪、下に7輪の数に
剪定するのがいけばな嵯峨御流の基本とされています。
花径は3-6cm、花弁は管状で長さ10cm位
糸のように細長く
花色は白、黄、オレンジ、ピンクなど、
いずれも八重咲きで大輪
暖かさに誘われてオオハナアブの吸蜜も
草丈は嵯峨天皇の離宮(宸殿)から
鑑賞しやすいように
普通のキクよりやや高く2mまでに仕立ててあるそうです。
こちらの展示はコンテスト応募作品の受賞作
高校生の作品もありました。
ふと見ると🦋
暖かい陽射しに誘われて吸蜜していました。
イシガケチョウ「石崖蝶、石垣蝶」
和名は石垣に似た翅の模様から付けられました。
ツマグロヒョウモン「褄黒豹紋」雌
淡色の花々が
色とりどりに美しさを競いあって上品な香りを漂わせていました。
説明は一部大覚寺HPから引用しております。
境内の東に位置する大沢池「おおさわのいけ」は
嵯峨天皇の離宮、
嵯峨院の庭池で周囲1キロの日本最古の庭苑池です。
中国の洞庭湖を模して
造られたところから庭湖と呼ばれ国指定の名勝になっています。
京都の代表的な観月の場としても知られています
この日に出会った水鳥
オカヨシガモ「丘葦鴨」雄
」
ホシハジロ「星羽白」雄
ダイサギ、カルガモ、ウなどもいました。
嵐山の近くを車で通りました。抜け道です
渡月橋から見る山の紅葉もようやく見ごろになったようです。
交通規制もありますし、身動きできないほどの人の波
食事処も長蛇の列
覚悟してお越しくださいませ。
観光客の方が悪いわけではありませんので悪しからず
最後までごらんいただきありがとうございますm(__)m