緑の談話室にご訪問ありがとうございます
今回は暑い中我が家から車で30分、
滋賀県大津市へノギランの様子見に行ったところで
出合ったオオヤマサギソウ、サルナシなど載せました。
説明不足はお許し願います
ノギラン「芒蘭」
ラン科ではなくキンコウカ科の多年草
根生葉はロゼット状で光沢があります。
よく似ているショウジョウバカマと比べてみると
ノギランは茎先の長い穂状花序にたくさん花を付けます。
花被片、雄しべは6個、花の大きさは1.5cm。
オレンジ色のヤクが目立ちます。
花の穂から出る花弁や雄しべを
稲や麦の実の先に延びるノギにたとえて、
又根生葉がランの葉に似ているところからこの名がつきました。
オオバノトンボソウに次いで
林の縁で見つかったオオヤマサギソウです
京都で見ているにもかかわらず名前に自信が在りません💦>
オオバノトンボソウ「大葉の蜻蛉草」
オオヤマサギソウ「大山鷺草」
ラン科の多年草
茎に稜が在り葉は互生、
2-3枚が大きく長楕円形で上に行くほど小さくなります。
葉は茎の上部程小型になっています。
花は10-20個穂状に咲き花弁は半切り卵形、
唇弁は反り返り距は下向きに垂れています。
<ツチアケビは葉緑素を持たない腐生植物で
きのこのナラタケと共生する日本固有のランです>
ツチアケビ「土木通」の果実
別名ヤマシャクジョウ「山錫杖」
肉質の赤いバナナの様な果実を散策路で見ることが出来ました
こんなにたくさんの株を見たのは初めてです
因みに過去写真から
果実からは想像がつかないこんな花です
土から出ること、大きな赤い果実を
アケビの実に見立てたところからこの名前が付けられました。
果実は薬効成分が有って乾燥させたものは漢方薬に利用されています。
クルマバナ「車花」
道端でも見られるシソ科の多年草
唇形で紅紫色の花は緑の草の中でよく目立ちます。
花は上下に分かれ、長さ8-10mm、
上の唇は小さく浅い切れ込みが入り、下の唇は大きく3裂します。
花は茎の上部に、
茎をとりかこむよう数段にわたってにつきます。
輪生するように見える様子が
車輪のように見えることから「車花」の名が付けられました。
<この前確認した時より実が大きくなっていました>
サルナシ「猿梨」の果実その後
マタタビ科ツル性木本、落葉樹
果実はコクワとも呼ばれています。
エビヅル「蝦蔓」の果実
ブドウ科落葉ツル性木本
葉は浅く3-5裂しています。
雌雄別株で果実は5-6mm、黒く熟したらこちらも食べられます。
ヤブガラシ「藪枯らし」
ブドウ科の多年草
別名ロウソクバナ、
ビンボウカズラ「貧乏葛」とも呼ばれています。
和名はヤブガラシにおおわれた植物は
光を浴びることが出来なくなり、枯れてしまうことに由来します。
雌雄同株ですが同じ一つの花が時間の経過とともに
雄から雌に変わる「雌雄異熟」という性質を持っています。
花盤と呼ばれるシベの基部はオレンジ色からピンクに変わります
右端に緑の若い果実
野菜の買い出しで近江八幡にある
農産物販売所に行った帰り道、水郷めぐりの手こぎ船に出会いました。
船頭さんがカメラ目線でニッコリ
記事を見ていただいてありがとうございます