早春のザゼンソウ「座禅草」とコハクチョウ | こころの日曜日Ⅱ

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京都の希少植物の保護植生調査の事、日々の生活での事など
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緑の談話室にご訪問、ありがとうございますニコニコ

春一番の楽しみ、ザゼンソウを見てきました。

去年の2月は記録的な積雪で早期の観察を断念、

今年は雪もほとんど融けて早春のザゼンソウを見ることが出来ました指差しにっこり

 

ザゼンソウ「座禅草」は日本海側に多く見られ

滋賀県では4ヶ所の自生が確認されています。

わたしは保護されている近江今津以外では2ヶ所確認しています。

どちらも特に保護されてない

 自然の中の多雪地帯で足場の悪いところでした。

 

田中澄江著「花の百名山」で

日本の南限とされる滋賀県湖西地区のザゼンソウですニコニコ

ザゼンソウ「座禅草」

サトイモ科の多年草

英語名はスカンクキャベツ予防

林に囲まれた湿地帯に群落を作っています。

花期は長く

ここでは2月中旬‐3月下旬まで確認しています。

大きさは20cm前後

このチョコレート色の頭巾の中は

肉穂花序で熱を発生させていて、

その温度は外気温にかかわらず20℃前後に達しているそうです。

よく言われる臭気もわたしは全く感じません物申す

花が暖かいので虫も近づきやすいのではと思いますハチ

 

ザゼンソウは動物と同じタイプの

発熱関連遺伝子」を持っているとのことで

世界レベルでの食糧供給の安定にもつながるとして、

低温ストレス耐性作物に関する研究が行われているそうです。

地層科学研究所のHPから引用させていただきました目がハート

 

 

1つの仏炎苞に花は1花序、

チョコレート色の大きな仏炎苞を仏像の光背に、

中の黄色い花を僧侶に見立て、

僧侶が座禅を組む姿に似ているところから

「座禅草」の名前がつきました。

小花は両性花で大きさ3mm程度、花被片は4個

雌性先熟です。

亀甲模様の薄黄色の小花を集めた塊(肉穂花序)と

 その周囲を1枚の仏炎苞に取り囲まれています。

葉は根茎からロゼット状に広がり

 たたまれた状態で出て

花後には大きく20-40cmくらいの円心形に展開します。 

 

1986年には環境省の特定植物群落に選定

また1989年には滋賀県緑地環境保全地域に指定されました。

園路以外へ立ち入る事、

座禅草はもとより竹、木のツルまで採取する事を禁じています

 

高島地区のコハクチョウは

晴れ間も無くほとんど寒空の下での観察でした。

先日天気予報を見て湖北長浜地区へ行ってみました。

車で田園地帯をゆっくり静かに、あちこち探しながらの走行です🚙

今回は周りの景色に溶け込むコハクチョウを載せてみました。

陽射しの下では

コハクチョウと餌の緑とのコントラストが輝いています晴れ

 

左手奥に見えるのは竹生島

長浜地区では今年900羽確認されているそうです。

 

右手に見える

こんもりとした山はオオワシ渡来で人気のある山本山

間に合えば北帰行の前にもう一度見ておきたいと思いますハートのバルーン

 

おまけですウインク

ニホンイタチ「日本鼬」

 

※植物や野鳥の記事の説明で

参照させていただいている図鑑、

Webサイトはわたしのプロフィールに記載しています。

今回もコメント欄はお休みいたしますネガティブ

拙い記事にお付き合いいただきありがとうございますニコニコ