緑の談話室にご訪問ありがとうございます
大変な時ですがお花で癒しをお届けできれば嬉しいです。
ニリンソウは3月末の在庫からの掲載です
日当りのいい滋賀県高島市の川沿いの堤にニリンソウが群生しています。
ここのニリンソウは3月下旬にはすでに見頃になっていました。
ニリンソウ「二輪草」
キンポウゲ科の多年草
名前の由来は一本の茎に二輪の花を咲かせることによるものですが
よく見ると必ずしも二輪とは限らず
一輪だけだったり三輪咲いているものもありました。
ニリンソウの二つ目の花は一輪咲いた後少し遅れて咲き始めます。
二輪揃って咲いている花が中々見つかりませんでした。
夏は地上部が枯れますが根は生きていて春になると芽が出て花を咲かせる
春の妖精、いわゆるスプリングエフェメラルです。
花の大きさは2cm、白い花弁に見えるのはガク片、
若い葉には白い斑紋があります。
ニリンソウの群生に交じって
シャクの花が早いです!まだ咲いたばかりのようでした。
シャク「杓」
セリ科の多年草
シャクは「ヤマニンジン」の別名があります。
葉がニンジンに似ているところや薬効のある根ができるのが名前の由来
春の山菜としてもお馴染みです。
ここからはそのほかの小さな野の花を幾つか載せてみました。
ノウルシの咲く琵琶湖岸の堤の湿地で
ノミノフスマ「蚤の衾」
ナデシコ科
花は1cm前後の小さな花、衾は昔の掛け布団、
小さな葉を蚤の掛け布団(衾)に喩えてこの名前になったそうです。
可愛い布団です
ここからはわたしのマイフィールド、
我が家から車で15分京都北山の林道からです。
4月初旬の撮影から、
台風の傷跡かまだ残っているのですがなんとか通行できます。山道を少し歩いてきました。
スズシロソウ「蘿蔔草」
アブラナ科の多年草
花がダイコン(蘿蔔)の花に似ているところがスズシロソウの名前の由来です。
ランナーを伸ばし地面を這います。
花弁は4枚、花の大きさは7mm-10mm
スズシロソウと似た者同士でこちらはアブラナ科の多年草
ユリワサビ「百合山葵」
京都のレッドデータブックでは準絶滅危惧種になっています。
十字の白い小さな花、
花の大きさは1cmくらい、ここでは普通に見られます。
シロヤブケマン「白藪華鬘」
ケシ科
ムラサキケマンの白花種で
距(花びらやガクの付け根にある突起の部分)だけが白くなります。
ナガバノモミジイチゴ「長葉紅葉苺」
バラ科の落葉低木
花の後に出来る実は大きさ1cmくらいです。6－7月頃橙色に熟し食べられます。
ミツバツチグリ「三葉土栗」
バラ科の多年草
葉は楕円形をした小葉が3枚づつ付いています。
アカフタチツボスミレ「赤斑立坪菫」
訂正します。
ナガバノタチツボスミレ「長葉立坪菫」
スミレ科
葉に紅紫色の斑が入っています。
距は長さ6-8mm、唇弁に紫の筋が入っています。
ヒトリシズカ「一人静」
センリョウ科
賑やかなヒトリシズカ😆
花の数が1本、
葉に抱かれてひっそりと咲く花の姿を静御前に喩えたのが名の謂れです。
別の名はヨシノシズカ「吉野静」
葉の間から見える花は
花弁が無く横に伸びる白い糸状の物は雄しべです。
こんな乾燥した斜面に咲いています😏
オマケは庭の花を少し
①デショウジョウ「出猩々」
イロハモミジですが新芽が真っ赤なんです。少し咲き進みました。
ハルユキノシタ「春雪の下」と中国アオバナシャガ「青花射干」
左はキバナオドリコソウ「黄花踊子草」
葉は銀灰色の斑入りです。
ヨーロッパ原産で別名はツルオドリコソウ
右、素心浦島草「ソシンウラシマソウ」
カンアオイ「寒葵」4種
フタバアオイ「双葉葵」の葉と花
京都もコロナウィルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されました。
三密(密閉空間，密集場所、密接会話)を避け、
ソーシャルディスタンシング(ほかの人との距離を確保)する行動が大切です。
わたしの場合散策は車での移動ですがトイレ休憩以外、車から降りることはありません。
もちろんマスク、アルコール除菌のティシュ持参です
田舎の山野での散策では
人との出合いは皆無ですが今後も守るべきことはしっかり守って行動したいと思います。
皆様もお気をつけください
最後までお付き合いいただきありがとうございます