オウレン属4種♪ | 緑の談話室

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自然が好き˘⌣˘♡
里、野、林、海岸など四季折々の植物、
生き物などを写真と共に 綴っています♪
京都の希少植物の保護植生調査、
観察会でのボランティア活動にも参加しています。
なんでも有りのブログです、気軽にお立ち寄りください♪



花の歌/ランゲ - G.Lange: Blumenlied 

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土曜日に久しぶりですが京都の鞍馬、花脊,久多と
マイフィールドを巡って大好きなオウレンを
見てきました♪
わが家と同じ行政区ですが
ここはまだ氷柱や雪が残っていて肌寒く感じました。
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①キクバオウレン、②セリバオウレン、③ウスギオウレンの三種は
いずれもキンポウゲ科の花で
早春に花を咲かせます、
葉は冬の寒さで枯れているものもありますが普通、
年間を通してつけていますので
スプリング・エフェメラル(春に芽を出し、夏までに休眠を始めてしまう植物)ではないといわれています。
写真はすべて右下の(十字)クリックで大きくして見ていただけます

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①基本種のキクバオウレン「菊葉黄連」
暗い杉の木の下に群生しています。
花の大きさは1㎝弱、キクに似た葉をつけます。
キクバオウレンの葉「1回3出複葉」
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②セリバオウレン芹葉黄蓮」
比較的日当たりのいいところで今年は雪解けが早かったのか
結構咲いてました。
花の大きさは7mmほど、葉がセリの葉のように
切れ込んでいます。
セリバオウレンの葉「2回3出複葉」
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セリバとキクバはこのように葉の出方や
花の大きさなども多少違いが有るそうですが
花の形は似てますので一緒に掲載させていただきます。
ご了承ください(^-^;

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オウレンの花は株により
雌花、雄花、両性花が有ります。                    
メシベだけを持つ雌花は今回も頑張って捜しましたが
見つかりませんでした(-_-;)
真っ白なオシベだけをもつ雄花↓
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一番外側の細長いのが萼片(ガクヘン)、
その内側の短いのが花弁。
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こちらは花粉が飛んで花火のようになっています
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こちらはまだ花粉が飛んでない株ですが
雄花か両性花かよく判りません(^-^;
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一つの花の内に
オシベとメシベの両方が有る両性花
雄花と中心の赤紫の雌花が一緒になって
一つの花をつくっています♪
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こちらは雌花が少し暗めで緑がかった両性花。
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中心の雌花が緑の両性花。
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③ウスギオウレン「薄黄黄蓮」
セリバオウレンの変種といわれていますが
キクバオウレンの自生しているところに少しですが
混じって咲いています。色に個体差が有るのですが
こちらは色が濃く薄黄色に近い個体でした♪
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追記
ウスギオウレンのことですが
分布する地域の中に京都(厳密には京都と滋賀の県境当たり)は
入ってないのですが色の事、葉の特徴などから
間違いないと思っています♪

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オウレン属もう一種♪
④バイカオウレン「梅花黄蓮」
毎年兵庫県のお寺に自生するバイカオウレンを
訪ねているのですが
今回は京都府内のお寺さんでご住職の奥様が育てておられる
バイカオウレンを見てきました♪
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花の直径は1.5cmほど
黄色の匙の形をしているのが花弁、
これも白い花弁に見えるのは萼片で梅の花に似た花を
咲かせます。
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奥様と山野草の話が出来て楽しかったです(*^^)v

境内で見た今年初めてのテングチョウ「天狗蝶」
成虫で越冬するそうです♪
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追記
わたしの地域にも山野草の季節が
巡ってきました♪
植物の中でも野山の山野草が特に好きですがわたしは
素人のお花好きに過ぎません笑い泣き
名前など間違った記載にお気づきになりましたら
ご遠慮なくゲストブックまたは公開、非公開コメントで
お知らせください♪
また一部の山野草に関してですがウェブ上に地域の名前が
出ている自生地でも自然保護のため今後は
府県名だけ記載させていただきますのでよろしく
お願いいたします♪

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おまけは我が家のユキワリイチゲ「雪割一華」
(近々自生地を訪ねる予定です♪)
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このところの暖かさで
京都の桜の開花が22日ごろと早くなりそうです桜
遅れている京都のセツブンソウもそろそろ見ごろだと思いますがお花の開花が一刻になりそうです(^-^;

写真が多くなりましたが
最後まで見ていただいてありがとうございますm(__)m

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