寂しいクリスマスの乗り越え方 | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

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辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

日本に住んでいた頃は、クリスマスはカップルで過ごすものという雰囲気で、シングルのときはすごく疎外感と寂しさを感じていました。



そんな日本の華やかなクリスマスが切なくて、息子を連れてよく旅に出ていました。




フランスに住み始めてからは、クリスマスは皆、家族で過ごすので、現地で知り合った友人たちも実家に帰ってしまい誰もいなくなった、小さかった息子と二人きりのパリが辛すぎて、また旅に出ていました。




日本には春と夏に年に二回は戻っていたので、冬の短いバカンスに実家に帰ろうと思わなくて、また、子連れで離婚していた私は出戻りみたいな気持ちがあって、親戚縁者が集まる日本のお正月がちょっと辛いというのもありました。







クリスマスの華やいだ街で、ひとりで寂しかったり辛かったりする気持ちを感じている人がもしいたら、元気を出してくださいね。


私も、何度も何度もひとりぼっちのクリスマスを過ごしてきました。


誕生日だっていつもひとりぼっちだったことがほとんどです。






だいじょうぶ。




だいじょうぶ。





私はだいじょうぶって言い聞かせていても、心が揺れて、イブの日にパリの交差点でつまずいて顔から転んで目の周りが大きく腫れて、お岩さんみたいな顔になっちゃったこともありました。






だから

みんな


今、ひとりぼっちで寂しくても、それが一生続くわけじゃないってことを忘れないでね。



寂しかったり辛かったりした経験は、幸せを感じる感性を高めてくれるから。



大きな病気をして乗り越えた人が、その後の人生を感謝と愛の気持ちで満たされて暮らしているように、ひとりぼっちの孤独を知っている人は、人の心に寄り添える優しさと今そばにいてくれる人や今あるものを慈しんで大切にできるようになれると思うのです。










この地球の全ての現象が、陰と陽があってバランスを保ちながら成り立っているように、ひとりひとりの人生も嬉しいことと楽しいことと同じように悲しいこと、辛いことも起こったりするものです。



ずっと明るい場所にいると光のありがたさがわからないように、闇があるから光も存在できるのです。







だからみんな


元気を出してね。





だいじょうぶ。


だいじょうぶ。






あなたに必要なものや人は、一番良いタイミングで現れるようになっているからね。







たとえ今一緒に過ごす誰かがいなくても、美味しいものをいっぱい食べて、お気に入りの本や映画や好きなものに囲まれて、自分をうんと可愛がって優しくしようね。




寂しくて泣いちゃいたいくらいのときは、好きなだけ泣いて、また起き上がって前に進もう。





だいじょうぶ。



なんとかなるよ。











ずっとずっと探していてやっと巡り合った夫と異国の地でクリスマスを過ごすために出かけてきます。



息子もイブには到着予定です。


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