移り変わる空の色を見て思うこと | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

立ち込めた重い雲の下の低い青空。


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時間と共に水墨画みたいに溶けてゆく。


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夕陽が徐々に強くなって黄色とサーモンピンクと水色のハーモニーがパステル画みたい。


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高い木々の向こうに見える光のダンス。


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一刻一刻変わってゆく空の色。


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噓みたいな自然のマジックは、パレットでは作れない空の色を見せてくれる。

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降りてゆく太陽に照らされた生きている空。

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どんな芸術作品も敵わない移り変わる光の色。

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せつないくらいに美しくて。

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刻一刻と違う表情を見せてくれる。


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夕方のほんの30分くらいの間の空の色が、こんなにもくるくる変わるなんて。

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ああ、こんな高貴な空を私は今まで見たことがなかったよ。


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ずっとずっと空には太陽も雲もあったのに、どうして今まで気づかなかったんだろう。




今まで何に急いでいたんだろう。






それは、空を見上げる一瞬も削ってやるべきことだったのだろうか。










Tout passe, les heures, les nuages dans le ciel, la vie des hommes, emportés de la naissance vers la mort.

時間も、空に浮かぶ雲も、人間の一生も、生から死に向かって過ぎていく。

Ne t'attache pas à la chronologie affective des choses.

物事を幻想のタイムラインに結びつけないで。



C'est une très mauvaise manière de voir le monde.

それはとても悪い世界の見方だよ。



Fais de chaque seconde une expérience enrichissante, sans t'inquiéter du temps qui fuit et des matins qui ne reviennent plus.


時間が過ぎていくことやもう戻って来ない過ぎた朝のことを憂うのはやめて、この瞬間の豊かにする経験をしよう。



Le présent est la seule chose qui n'ait pas de fin.

終わりのない唯一のもの、それは「今」なのだから。



Jean-Paul Bourre 

(翻訳:ミカリュス・ブルガリス)






日本語訳は作者の意図を汲んで、一部わかりやすいように意訳しております。

写真は全て、私がほぼ毎日散歩している我が家の近くの小さな森で撮影しました。