飯テロ対決 完敗の巻 | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

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辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

フランスの大手スーパーマーケット「Leclerc(ルクレール)」の鮮魚売り場で、寿司を買ってきた。


モノプリなどの他のスーパーマーケットにも、寿司のコーナーはあるけれど、いまいち新鮮でない感じだが、「Leclerc(ルクレール)」の寿司は、鮮魚売り場の新鮮なネタを使ってその場で作っているので、フランスのスーパーの寿司にしては、マシな方なのである。




寿司といってもサーモンとアボカドだけのこんなのだけど、寿司に関しては、フランスで贅沢は言ってられない。


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こんなのでも16、5ユーロ。

今のレート(比較的円高)で2000円近く。


10年ほど前、1ユーロが170円近くだった超円安の時代があったのだが、その頃のレートだと2800円である。



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ユーロに比べてかなり円安だった当時、日常の買物、レストランでの食事など全て日本円に換算する癖がついていた私は、パリの物価の高さに戸惑いながら暮らしていた。


日本から持ってきた貯金で暮らしていた私には、円がどんどん弱くなっていったあの頃は、パリの暮らしの何もかもが高く感じて、まるで自分が貧しい国から来た移民のような気持ちだった。




それでも、寿司や刺身が大好きな息子を連れて、オペラ座界隈の日本食レストランで、仲良く一緒にお寿司を食べるのが、異国の地での親子のささやかな贅沢だった。







ふとそんな昔のことを思い出し、スーパーで買ってきたサーモンとアボカドとクリームチーズ入りの寿司を有り難くいただいた後、日本に留学中の息子に、写真を送ってみた。


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息子の返事はコレだった。




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負けた。

飯テロ対決、完敗です。



545円ってどういうことよ。

お値下げ品、最終価格ってナニコレ?


息子によると夜の9時以降になるとほとんどの弁当類が半額になるらしい。




しかも刺身のネタの種類がいっぱいある。


羨ましすぎます。