クリスマスの想い出 | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

もう遠い昔。
10年以上前のことです。


12月に入ったばかりの
師走のある日

まだ小さい息子の手を引いて
パリの街を歩いていると

スーツを着た
とても素敵な男性が

仕事帰りに
大きな自分の背丈ほどある
モミの木を背負って
家路についているところに
出くわしました。




毎年、愛する家族のために
枝ぶりの良いキレイな形の
モミの木を選んで
子供たちの喜ぶ顔を想像しながら
重い木を背負って家路につく
フランス人パパ。

当時、シングルマザーだった私には
その姿がとても眩しかったのを
覚えています。


そして、日本で
人工の何年も繰り返し使える
モミの木を飾っていた私には
青々しい野生の木を匂いがする
モミの木を背負って歩く
その光景がすごく素敵に
見えたのです。


それから何年もして
グランヌヌスに出会った私。

あの頃に思い焦がれた光景と
同じように

重いモミの木を運んでくれる
優しい夫です。



といっても
グランヌヌスが大きすぎるのと
我が家のアパルトマンには
スペース的に
そんなに大きなツリーは
不釣り合いということもあり

彼がモミの木を持ち上げると
そんなに重そうにみえないのですが。




今日は
クリスマスソングを聞きながら
グランヌヌスが運んでくれた
モミの木の飾り付けをしました。



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とりあえず
去年と同じオーナメントを
付けてみたけれど

また少し変えてみるかもしれません。