佐藤カウンセリングルーム

佐藤カウンセリングルーム

カウンセラーの日々感じているつぶやきやら心に関すること、心のニュースについてコメントしています。癒しブログですので気軽に読み流してください。

これまでに投稿した内容をインターネットラジオで話していますので参考にして下さい。

令和6年“つながり”がキーワードと思われます。孤立孤独が問題となっていますが、どのように対応したら良いかその入口を話していますので参考にしてください。

 

  人の痛みを分類すると

   第1の痛み:肉体的な痛み(身体の痛み)  ⇒ 病院、クリニック

   第2の痛み:経済的痛み          ⇒ 国、自治体  

   第3の痛み:精神的な痛み(心が感じる痛み、心配、不安、孤独)⇒ カウンセラー

   第4の痛み:社会的な痛み(人間関係、家族関係、孤立)⇒ カウンセラー

   第5の痛み:存在の痛み(どう生きるか、何のために)⇒ 宗教書が売れ始めている

私の学生時代からしたら信じられない、宗教、心理コーナーなんてなかった。人の悩み、第5の痛みを背景に、第3と第4の痛みが悩みとなっている。

 カウンセリングにやってくる人は、100%人間関係 

  ・親子夫婦、上司同僚との人間関係でストレス感じている

  ・身体的症状が出てしまってクリニック通いながら来る人

  ・うつ病と診断されてやってくる人

  ・それ以外、発達障害、職場のハラスメントで調子崩した人等

人は誰に相談するか、家族、友人が大半 カウンセラーは100人いれば1~2人です。身近に話す人が居ればそれだけで人の心は安らかになれます。悩んだら言語化しましょう、声を発しましょう。あなたのまわりに悩んでいそうな人がいたら声をかけましょう。そうした少しの働きかけが大切になってきています。

 

とげぬき地蔵 (yumenotane.jp)

聴くことは誰にでも出来る身近な社会貢献

 

 困ったことがあっても相談しない人は子供から80代までの世代で、どの世代も20%から30%います。

時間の経過で消えていくこともありますが、相談しないことで抱え込んで悩みとなり、メンタル不調への進んでいくリスクがあります。そんな時に話して聴いてもらって整理が出来たリセットできたとしたら良いと思いませんか。

 

カウンセリングは心の交通整理のようなものです。では人の話を聴くことは簡単でしょうか。これが案外に難しいことなのです。なぜでしょう。人は自分のことに最も関心があるからです。相手の話を聴いているうちに自分の中に様々な思いが浮かんできます。それを棚上げしてキチンと聴けるか案外に難しいことなのです。

 

話すことは本能、聴くことが学習です。

起こることも本能、ほめ承認することは学習です。

 

1分ほど聴いている内にあっというまに意識は自分の中に入っていきます。自分の考えに照らし合わせたり、比較をしたり、人の意識はじっとしていません。そんなことを前提に聴くことを学習しておかないと聴けないのです。

 

人は視覚的に相手を捉えます。まずは形から入ることがポイントです。相手が聴いてくれている時の態度はどうでしょう。

うなずいたり、相づちを打ったり、途中で話をしだしたりすることなく聴いてる。そんな聴き方が基本です。だから少しの学習をコツコツ積み上げることが大切です。

 

まずは黙って聴くことから始めることです。だまってうなずき、相づちを打つ、そんなことから始めてみましょう。

 話した相手は聴いてもらってすっきりします。そして安心感を感じます。この過程がカタルシスなんていうこともあります。浄化ということにあります。

 

まずはだまって聞きましょう。カウンセラーになりたい方ご連絡ください。

 カウンセリング始める最初の3つのポイント

 

カウンセリングマインドと言っても良いのですが、以下3点を意識してみましょう。

 

 1 関心の維持

“人”に良好な関心を持ち続けられることが第1のポイント。この人はどんな人だろう、そのためには観察する、気づくことが大切。

その人の表情、態度、話し方から、どんな人だろうと関心持って接することが大切。少し距離を置いている感じです。人は見た目9割という言葉がありますが、人は想像以上に自分の情報を発信しています。それをキャッチすること感性はとても大事だと思います。カウンセリングを勉強する人は基本的により“人”に関心ある人。自分に関心を持つように相手に関心を持つことが基本ということになります

 

 2 相手の態度、行動変容の配慮

カウンセリングでは相対した時に、聴くことを基礎においていますが、いきなり聴くことで、聴かなければならないという姿勢だと自分が落ち着かなくなることもありますので、普通に話をしながら、その中に聴く姿勢を少しだけ入れる、そんな感覚です。

対話しながら相手のことを考えてみましょう。

 

 3 気持ちや感情、欲求の理解

 人の心には思考や感情、さらには欲求が横たわっています。それを念頭に入れながら話をして、聴いてみる姿勢が大切です。

より良い生き方をしたいと思っていますがそのための行動変容を妨げる気持ち、感情のねじれ(コンプレックス)があることがあります。心の中のしこりを解きほぐさない限り人は動きだせない。そんな状況を誰かに受け入れてもらえると、自然に気持ちが前向きになる瞬間があります。

 

日常の生活にあてはめると、カウンセリングと言っても 人の存在を認めることはまずは挨拶から

 笑顔で元気に挨拶してみよう。

 挨拶に一言付け加えてみよう。「おはよう、元気そうだね。」

 

不機嫌は公害ですので、気持ちよく笑顔で挨拶することもカウンセリングマインドです。

良い印象を相手に感じてもらいましょう。

 第1印象は、最初に会った時

 第2印象は、最初の印象の変換、修正

 第3印象は、帰り際、別れ際の印象

 

軽く雑談、たわいのない話をしてみよう、気持ちがほぐれます。

話しながら

 相槌、うなずきを使ってみよう

 「なるほど、そう、うん」

 「それで、それから」

 相手が大変そうな言い方をしたら

  「大変そうね、大変だったのね」

こんな反応を示すだけで関係性は良くなるものです。