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おはようございます
先日、空席の日比谷野外音楽堂で…
寒空と空席の中、リサイタルしてまいりました…
辛の木下です
そんなチキンハートに響くポエム…
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」で始まる、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、誰もが知る文学作品です
あ~、ヤバいなぁ…
どちらかというと、自分は「南の島のハメハメハ大王」派かな…
「雨が降ったらお休みで」…
あっ!いかん、本題に入ります
「雨ニモマケズ」は、小学生の頃、なんとなく覚えたような記憶がありますが、当時は無抵抗で覚えておりました…
が!!
改めて読み返すと、その後に続く…
/
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ…
\
( ̄□ ̄;)
■一日一人四合は多いのでは??
現代の感覚からすると、1日にご飯4合は量が多すぎるのでは
(※4合は、女性用の茶碗で8膳ほど)
実は、この表現に現代と明治期の食事情の差が読み取れます
当時の日本は、少しのおかずや漬物で大量の米を食べるという食事内容が一般的でした
その頃の日本陸軍の食事規定では…
主食として1人1日6合の麦飯が基本で、副食として朝食は汁物と漬物、昼食・夕食は肉や魚を含んだ少量のおかず一品。
当時の「雨ニモマケズ」の時代では、現代と違い肉体労働が日常的である環境で、副食は3食とも汁物か漬物程度であり、粗食の極みとも言えるほどです
体に必要なエネルギーのほとんどは、米や雑穀などの炭水化物から得ていました
■それでカロリー足りるの??
カロリーは玄米と白米はほぼ同じで、1膳(140g)で231kcallです。
この計算によると、陸軍の6合は3150kcal
宮沢賢治の4合は2100kcalということになります
多くない??
との疑問あがると思います。
いやいや、現代の超便利社会じゃ多いかもしれませんが、当時の活動量は半端ないですよ
車もなければ、農村部になれば電車もほとんど走っていない…
火をおこすにもガスもないし、薪をくべるにしても巻割をしないといけない…
活動量の多い成人男性に必要な摂取カロリーは3400~3500kcal。
活動量が少なくても2200kcalは必要とされています
エネルギー源はほぼ米のみだと考えると4合ではもちろんのこと、6合の軍隊でも足りないほどです
■こんなエピソードも…
ある時期、日本陸軍は、当時より栄養価が高い?と考えていた白米に主食を変更します。
屈強な兵隊ができると思いきや、病人続出…
脚気です!!
脚気とは
手足のしびれや動悸、足のむくみや食欲不振という初期症状が出て、次第に歩行が困難になり、悪化すると心不全を起こし死に至る病気です。
手足のしびれや動悸、足のむくみや食欲不振という初期症状が出て、次第に歩行が困難になり、悪化すると心不全を起こし死に至る病気です。
原因は…
玄米に含まれていた、米ぬかを取り除いたために、米ぬかに入っていたビタミンB1の欠乏が原因だったのです
玄米の栄養素には、炭水化物以外にマンガン、ナイアシン、マグネシウム、銅、ビタミンB1、B2、リンが多く含まれます。また、食物繊維は白米の約9倍もの量が含まれています
先人たちは、知らず知らずのうちに栄養バランスを整えていたのかもしれません。
今はやりの粗食もいいですが、やりようによっては、健康を害することもありますので、しっかりと栄養のバランスは考えていた方がいいかもしれませんね
今回のまとめ
世界でも日本食は健康長寿食であるということで有名ですが、昭和30~40年頃の日本の食事が最も優れていたと言われています。
炭水化物、たんぱく質、脂質が非常に良いバランスでした。その頃と比較すると、現代は脂質の摂取量が増えています。
油を使った調理を減らしたり、肉よりも焼き魚や煮魚を食べる機会を増やすなど少し気をつけてみてはいかがでしょうか
世界でも日本食は健康長寿食であるということで有名ですが、昭和30~40年頃の日本の食事が最も優れていたと言われています。
炭水化物、たんぱく質、脂質が非常に良いバランスでした。その頃と比較すると、現代は脂質の摂取量が増えています。
油を使った調理を減らしたり、肉よりも焼き魚や煮魚を食べる機会を増やすなど少し気をつけてみてはいかがでしょうか
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