このところ、猫の脱走が2件あり、捜索に明け暮れています。

ご近所さんの玄関から脱走した猫は、1週間後に無事保護する事ができました。


もう1件は、以前近くにお住まいだった里親さまが、コロナ前に遠くに引っ越され、6月下旬に猫を連れて遊びにいらっしゃり、途中、猫が鳴くので車を停めて猫を抱っこして車を降りるやいなや、猫が逃げてしまい山の方に走り去ってしまったのだそうです。

知り合いの保護施設から里子に出した猫でした。

保護施設の代表は知らせを聞いて、一晩眠れなかったといいます。

お世話になっている施設だという事と、逃した場所が近くだったので、仮のチラシを作り、捜索のお手伝いをしています。







逃した場所に餌を置き続けていたところ、餌の残骸がきれいで、獣ではない食べ残し方でしたので、まだ近くにいるのかもしれないと思い、一昨日捕獲器をかけました。しかし入っていた猫は、首輪を付けた耳カットのあるキジサビの猫でした。

昨夜再び設置した捕獲器はとびらが閉まっていましたが、誰も入っていませんでした。連日の置き餌に気が付いたアナグマが、揺らして捕獲器の入口を締め、捕獲器を転がして中の餌を外に出し、食べてつくしてしまったようです。


猫は既に移動してしまったのか、目撃情報もありません。


譲渡誓約書には、猫を逃した場合には「迅速に捜索し、自らが捜索できない場合は、譲受者負担で捜索業者に捜索を依頼し、譲り受けた動物を全力で捜索すること」という一文を入れていますが、里親さまにご用事があるのか遠いからなのかわかりませんが、その後連絡もありません。



猫の里親募集は、こんな事が起きる度、辞めようと強く思います。

苦労して保護して治療して、やっとよい里親さまに巡り会えたと思っても、その後落胆する出来事が度々起こります。

誰よりがっかりしているのは、飼主に捜してもらえない猫なのかもしれませんが。



猫の里親募集は本当に難しい。

もちろん殆どの里親さまは、出会った猫を家族同様大切にして、生活されています。

しかし、様々な事情で不測の事態が起きた時、まるで試されているかのように、何を優先して暮らしているのか、明らかにされてしまいます。


ただ、わたしたちの里親選びの判断ミスにより、猫を犠牲にはしたくないので、たとえ里親さまが捜してくれなかったとしても、できる限り、捜し続けたいと思っています。



情報などありましたら、よろしくお願いいたします🤲