猫を何匹も保護している方のお知り合いが、その方の負担を減らしたいと、猫を飼う決心をされたとか。

しかし希望は、子猫。

保護した猫たちはみな一歳を過ぎていて、お知り合いの方のお眼鏡にかなう個体が居なかった為、結局離れた地区のシェルターから子猫を譲渡してもらう事にしたのだとか。

話を聞いて、とてもがっかりしました。

子猫が欲しいとか、遠くのボランティアのところへお見合いに行くとか、そもそもあの方を助ける気なんてなかったでしょ?と、そう感じてしまったのです。


中途半端な気持ちで発せられた『助けたい』は、鋭利な刃物です。

他人事ながら、十分に傷つきました。

これは、猫の保護を行う上で、乗り越えないといけない感情なのかもしれません。


見た目がよいこやブランド猫から譲渡先が決まります。

そして当然、問題を抱えた猫たちは、残ります。


残された猫たちは、生きとし生けるものを等しく慈しむ心を養い、ひととして生きていくために必要な試練を与えてくれる、貴重な存在と受け取ることにしましょう。








事故で顔が曲がった猫にも、脚の指が1本ちぎれた猫にも、病気持ちの猫にも、みな幸せに暮らしてほしい。

この猫たちが1匹のみで大切に飼ってもらえる事は、もう一生ないのかもしれません。

相性の悪い猫も存在する中で、折り合いをつけながら、みな死ぬまで元気に生ききってくれますように。