昨年秋、ある晴れた日に、三毛猫の目撃情報があった餌やり現場を、お世話になっているMさんと共に訪れました。

山の中の工場の駐車場には、お皿とお水が用意されていて、三毛猫サビ猫黒猫を確認することができました。

サビ猫は3ヶ月くらいのサビ子猫を1匹連れていて、私たちが近寄るとすぐさまどこかへ立ち去りました。子猫は遠くからでも、片目の黒目がなくなり真っ赤になっていて、健康な状態でないことが見て取れました。

これは春になる前に手術を完了しないといけないね、と、話しをしながら現場を立ち去ろうとした時、足元に子猫が倒れているのを発見してしまいました。

子猫は手の先だけ茶色のサビ猫で、さっき目撃した、片目が赤い子猫の姉妹の様です。

力無い子猫を両手で持ち上げ、私はもう死んでいると思い、火葬場へ連れて行こうと考えましたが、Mさんに、まだ息があるよ、と言われ、急いでキャリーケースを取りに家へ戻り、Mさんがお世話になっている動物病院へ連れて行っていただく事となりました。


その子も姉妹と同じように片目に問題があり、閉じたままの瞼のなかで眼球が腐ってしまっているようでした。

動物病院で治療をしていただいて、一命は取り留めたものの、片目は恐ろしいほどに膨らんで、眼球が元に戻ることはありませんでした。





それから動物病院で真菌などの治療をしていただいたサビ子猫は、その後、猫カフェでお世話になることが決まったというお話を、Mさんから伺いました。

あの時Mさんが一緒に来てくださらなかったら、わたしが落ちてる子猫に気が付かなかったら、そしてMさんが病院に連れて行ってくださらなかったら、繋がらなかった命です。


先日サビ母や三毛猫たちのTNRが完了し、そのあと餌やりさんに、あの子の姉妹であろう片赤目のサビ子猫が、事故で亡くなっていたことを伺いました。


いくつもの分岐点があって、綱渡りのように生きていられるのは、猫も人間も変わりありません。

せっかく繋いだ命なので、みんな幸せであり続けてほしいものです。


捕獲器に入ったサビのおかあさん。

このこにも幸せであってほしい。