強い雨の日や凍りつく夜には、外の猫たちがどうやって雨風や寒さを凌いでいるのだろう、と、心配になってしまいます。
先日のTNRの現場で、最後に捕まったおとなしい1歳未満の三毛猫の保護を試みましたが、諸事情により、リリースする事になりました。
森の中にある工場の駐車場なので、身を隠せる建物がありません。餌やりさんはいらっしゃいますが、流石におうちまでは用意していないので、許可を得て、餌場の側に発泡スチロールの猫用簡易住宅を設置させていただきました。
初めての現場でしたが、少し離れた場所から流れてきた手術済みの2匹を含め、猫は全部で6匹だけでした。TNRを行ったのは、耳が千切れた満身創痍の雄猫1匹、三毛が2匹とサビ1匹、それと餌やりさんが把握していなかった大きい雄猫1匹で、手術は終了しました。
満身創痍猫以外は、3歳未満の若い猫たちでした。寝床もない草むらで暮らしているのだから、そうそう長生きは出来ないのでしょう。餌やりさんとて、餌をあげるのが精一杯。野良猫なんて、そんなもんです。
リリースした三毛猫は、生まれ育った森の中を飛び回っていました。寒い日や雨の日は、発泡スチロールのおうちで風邪ひかないように寝てくださいね。そして、危ないところには行かないように。車には特に注意です。