2020年の秋に保護した片目の元気くんは、我が家のベランダのケージで暮らしていましたが、個人的に面倒をみることができない状況に陥ってしまい、昨年の夏から、お世話になっている病院で預かっていただいておりました。

 

適温のお部屋で、朝晩手厚くケアをしていただき、何不自由なくふにゃふにゃのんびり5ヶ月間病院で暮らしていた元気くん。

私の個人的な用事もひと段落したので、春になったらお迎えに行くつもりでしたが、昨日、私より先に、神様がお迎えにいらしてしまいました。

 

暖かい部屋で、やさしいひとたちにかこまれて、眠るように亡くなったそうです。

 

保護時には片目が潰れ、採血できないくらいに血がドロドロで、血まみれの腸壁をお尻からだし、歯もボロボロ。猫白血病に感染していたので、いつ死ぬかわからない覚悟の上で、お世話をしていました。

とうの元気くんはというと、お腹すいたーとか遊んでーとか、苦しみとは無縁の猫生を楽しんでいるようで、その結果、我が家で2年弱、病院で5ヶ月間生き続け、癒しだけを残し、去っていったのでした。

 

 

 

ご近所の方にお世話していただいた期間もあり、本当にたくさんの方々のお世話になりました。

元気くんはもう猫の衣を脱ぎ捨てて何処かへ行ってしまいましたが、残してくれた贈り物は沢山あります。

ありがとう、ということばが、薄っぺらく感じるくらい。

元気くん、またどこかで会いましょう。