ダイヤランド猫の会は、南箱根ダイヤランド内と近隣地区における野良猫問題の解決を目指し、活動しています。

野良猫による苦情や被害が増えない様、飼い猫の完全室内飼いの推進と共に、野良猫たちの不妊去勢手術を主に行なっています。

 

基本的に保護を目的にはしておりませんが、様々な理由で保護せざるを得なかった猫たちが何匹かいます。

数年前、近くで複数の猫虐殺事件(山奥の住宅地なので、ニュースにもなりませんでした)が発生したため、誰彼かまわずよってくる人懐こい野良猫を放置するのは、とても危険なのです。

 

また、餌やり不在の地区に不妊手術を完了した野良猫を戻すのは、苦情の対象になるばかりか、野良猫に対しての虐待行為にも当たってしまいます。

ニゲール君は、全く人馴れしていませんでしたが、そんな理由でやむなく保護することとなった年齢不詳の猫ちゃんでした。

 

 

 

6月初旬、入院先で突然なくなった方のお宅にて、猫が3匹飼われていたらしいと担当民生員から連絡が入りました。

情報を集めていただくも、3匹の性別も年齢も柄も名前もわからず、義理のご兄弟だったお隣の方におうちの中を探してもらっても、猫の姿は見当たりませんでした。

とりあえずお宅の外に捕獲器を設置し、遠方からご親族の方がいらっしゃっるのを待ち、順次おうちの中にも捕獲器をかけさせていただきました。

三日程かけて、外で2匹、お家の中で2匹の猫が捕獲できました。え?4匹?

実は、外の野良猫も1匹、捕獲できてしまったのですガーン

亡くなった方の猫は雄2匹雌1匹で、いずれも未手術。おとなしい子達ですが、健康状態は思わしくなく、とりあえずは保護をして里親を探す形とまりました。

そして期せずして捕まってしまった野良は、未手術のオス。こちらはTNR(去勢手術をして捕獲した場所に戻す)予定で、動物病院に無理をお願いし、去勢手術をしていただくことになりました。

 

つづく