最近、なんだか体調がイマイチ晴れない日があって
疲れやすいというか倦怠感というか…
がん患者じゃなければ未病的な感じで気にも留めないけれど
そこはやっぱり大腸がん患者であって無治療になってビクつく回数は増えてきました
そこに加えて、歌の調子もイマイチ
今まで感じたことのない喉の重さ、声が身体から離れてくれない
そんな絶不調の中、今月末には毎年恒例劇場の契約更新試験があるので
伴奏合わせをしなくてはならず、これ以上ない玉砕覚悟で合わせてきました
でも、そこで気づきが
心の重さが、声をがんじがらめにしていた?
きちんと息を深く吸って、息を吐けていなかった
呼吸なんて人間なら当たり前にするけど、日常の呼吸でさえ
心が重いときはきちんとできていない
呼吸が浅く、止まっていることすらある
まずは細かいことは気にせずに
息をきちんと吐いて、きちんと吸う
声を気前良くちゃんと出す📣
それだけのことで、声は正直に応えてくれる
何十年と連れ添った声帯だもの、頭ではなくて心と身体のバランスが取れていれば
素直に動いてくれる
心が硬くなっていた
音楽はそれじゃ紡げない
私たち歌手は楽器という器
作られたありのままの姿で、まっすぐな素直な心でいなければ
綺麗な音は通過していってくれないのだな、とまた改心
母の面会禁止の寂しさともどかしさに心を囚われていて
明るく過ごそうと思っても、どこか心が晴れずにいたのかしら
せっかくの晴れ渡った清々しい春の空
服も明るい色、ネイルもビタミンカラー、声は気前よく軽やかに
出来ることから気持ちを変えて
いつもの車には乗らずに歩いて母の施設へお手紙配達
そうしたら、なんとお手紙を託した介護員さんが
食堂にいた母を接近可能範囲?ギリギリまで連れて来て下さって
顔を見て会話ができました
顔忘れてないかな?くらいの覚悟で毎日おりましたが
満面の笑みで手をブンブン振ってくれて
母の逞しさ、元気でいてくれたことに感謝感激
心が変われば神様からこんなご褒美もいただけるのね
母に会えることが何よりのご褒美
こんな些細な幸せに気づかせてもらえる
何事にも感謝の心は大切なんですね
荒ぶっていた心を改心させられました
この調子で来週の血液検査と診察も無事にクリアーできますように