日々の暮らしの中で、何かを選ばなければいけない状況は、常に逃れられない。むしろ、その選択の積み重ねが毎日である。
どんな服を着るという軽いものから、どんな学校に入学し、どんな会社に就職する、誰と結婚する・・など重大な決断まで、常に選択を迫られている。
どうしても迷って決められない時の選択の方法の１つに、それぞれのメリットデメリットを書き出してみるという方法がある。これは、視覚化できて、また、思いもよらない事柄が出てきて、わかりやすい。単純にメリットの数が多いものを選ぶことができる。
ただ、難儀なのは、そういう、メリットの数が多いにも関わらず、なぜか、すっきりと決められない場合があることだ。
それは、たぶん、潜在意識からのメッセージなのかもしれない。顕在意識で、いくらOKを出していても、なんか違う気がする。
そんな時には、その直感に従うのがたぶん正しい。
人間は、無意識にいろんな情報を蓄積していて、それは、過去の経験であったり、どこかで読んだ本の内容であったり、電車で見た広告であるかもしれない。もしかしたら、脈々と受け継がれている遺伝子からのメッセージかもしれない。ただ、そのメッセージは、必ず、自分のために出してくれているということ。
以前読んだ本に、「ワクワクする方を選ぶ」ということが書かれていた。わかり易く上手い表現だと思った。そのことにもっと早く気づいていたらと思う。私は常にメリットの数を優先してきた。無難、堅実、安定、賛成・・・そんなものは、次の瞬間にでも真逆のものになり得る。でも、ワクワク感は、決して裏切らない。
どう考えてもなんかこちらが良いのだけど、なんかすっきりしない時には、ワクワクする方を選ぶのが正解だと今は言える。なぜなら、その事を知ってから、毎日がどんどん楽しくなってきているから。当たり前かもしれない、ワクワクする事を選んでいるのだから。