モーリス・センダック, じんぐう てるお, 神宮 輝夫
まよなかのだいどころ

質感がイイ感じ。

以前このブログでも記事にした、
江國 香織さんの『絵本を抱えて部屋のすみへ』 を読んで、

モーリス・センダックの絵本をいくつか読んでみました。
そのうちの1冊がこれ。

夜中、ミッキーという男の子が寝ていたら、
騒がしい音がして、どなったら、

するすると部屋のなかを落っこちて、
真夜中の台所へ

そこには大きなコックさんがいて・・・。

と、何かきちんとした筋があるわけでもなく、
メッセージもなく、お話は進みます。

コマ割がしてあって、くっきりとした黒い輪郭線に、
はっきりとした色使いは、
アメリカン・コミックっぽい感じで、
とってもキュートです。

ミッキーはケーキの生地のなかに入ったり、
パンの生地のなかに飛び込んだり、
なんだかその、ネトッとした質感
いい感じです。

そういえば、私
小さな頃、よく、飼い猫をソファーとサイドテーブルの狭い隙間に押し込んで、
「パン屋さんッ!」
とか、言いながら、おもちゃのピコピコハンマーで
こねていました・・・・・・。

猫のぷにぷにした感じがおもしろくて、親に怒られても
何度もやっていました(涙)

猫の方も、猫の方で、よくできた猫だったんですねぇ・・・
嫌がることも、怒ることもなく、いつもされるがままでした。

今でもたまに、おなかを出して寝ている猫をこねたりします・・・。
クセです・・・。

いや、子供だけでなく、大人も
パンとかケーキの、ぷにぷに、ネトッとした感じのものをこねるのが
好きなんじゃないでしょうかっ!

その、たまらない感じ、質感が表現されていて、
楽しい絵本だなぁ、と思ったのでした。

夜中にこっそり、別世界っていうのも、
子供にはたまらない設定です。