著者: 江國 香織
タイトル: ホリー・ガーデン

女の友情。

今日、友人から徳島みやげをもらいました。
さぬきうどんと、徳島らーめん

G.W中に行ってきたのだそうです。

この友人というのが、中学・高校とずっと
同じ女子校だったのです。

って、なんでこんな話をしたのかというと、
このホリー・ガーデンという物語と似てるからなんです。

この物語の主人公、
果歩静枝も高校までずっと同じ女子校でした。

気づくといつも一緒で、お互いを知りすぎていて、
今ではまったく違う価値観生き方をしています。

それに、その生き方自体にもお互い少し釈然としない部分も
持っていたりします。

が、30歳目前のいまでも、ふたりの友情に変わりはありません

私も友人とはまったく違う価値観と生き方をしていると思うのだけれど、
程よい距離感を保ちながら、
つかず離れず、友情は続いています。

そのお互いを想う気持ちとか、
距離感っていうのが
なんだかよくわかるんだなぁ、この小説読むと。

意外とこんな友情なんてなさそうだけど、
実は女の友情なんてこんなものよ、と的を射ているような
そんな小説。

江國さんの初期作品なのに、
なぜかだいぶいろいろなものを読んだ後に読みました。

本当のこというと、江國作品のなかでは
あまり好きな方ではないです。

が、とっても心に響いた1行がありました。
(それは秘密だけど)

(もひとつおまけに秘密だけど、
実はまだ『冷静と情熱のあいだ』も読んでないのよね・・・
あれだけ売れちゃうと、かえって斜めに構えちゃって
ファンとしては手を出しにくかったりします・・・)