不動産投資家育成協会 認定講師の濟木俊明です。
前回は、私がなぜ他の株式投資や事業から撤退し不動産投資に舵を切ったかの経緯をお話ししました。
今日は、前回の話の補足をしたいと思います。
不動産投資を本格的にやると決めたのは、前回話した通りなのですが、不動産投資に実際に接したのは2006年が最初でした。
私は2004年末に自宅を購入しました。当時、住宅減税が10年から5年に短縮されるギリギリのタイミングでなんとか住宅減税10年に間に合うように2004年中に購入する必要がありました。
買った物件は新築ではなく中古の木造住宅です。
新築ではなく中古を買ったのは、断然、中古の方が価格が安かったからです。
当時は、不動産投資の意識はなく、土地が広くて、家も広くて安い家を探していました。新築はきれいだけれども、土地が狭くて部屋数も少ない窮屈な家になってしまいます。
私の住んでいるところは、三河エリアで田舎といっても大手自動車会社のおひざ元なので、住宅購入ニーズが高く、少し便利なところに行くとかなり高い価格で売り出されています。
人生の大部分を捧げて稼いだお金を、一生かけて銀行に収め続けるんだから、少しでもお買い得な住宅を買おうと思いました。
たくさん時間をかけて探したおかげで、競売直前の任売物件に出会い、相場よりかなり安く購入できました。
売主は古くからの地主さんで、自宅の隣りにはアパートがあり、そのアパートのオーナーでもありました。
おそらく、事業で失敗して土地を切り売りしたようで、同じ区画に新築の建売住宅が、並んで建っていました。
今回は、とうとう自宅を手放すことになったようです。地主さんらしく、けっこう豪勢な造りになっていました。
決済の日、契約書の取り交わし、金銭消費貸借契約は、融資してもらった某地方銀行で行われました。参加者は売主夫婦、銀行行員、買主である我々夫婦と子供、司法書士。
そして物件には第3抵当までべったりついていたので、債券者も来ていました。総勢10名以上が一室に集まり、黙々と書類の記入、印鑑を押す作業を繰り返し、お金が動いていきます。司法書士は、淡々とお金だけ数えて出ていきました。
契約書に印鑑を押す瞬間は相当緊張しました。
これでもう逃げられない、、、 覚悟を決めさせられた何か十字架でも背負ってしまったような気分でした。
あとで思い返すと、この自宅を買う時の契約書に印鑑を押す時が、のちに不動産物件を買った時よりも一番緊張した瞬間でした。
これで、晴れて自分の家を手にすることになりました。自宅を手にしたうれしさもありましたが、これから定年までローン地獄が始まるのかと思うと、気が重くなり、複雑な気分でした、、
あとで登記簿を確認すると、第3抵当に消費者金融まで入っていて、相当資金繰りに苦労していたようです。
つづく