先日、幸や不幸の用事があって、
長いことカラオケ教室の先生をしている古い友人を訪ねた。
ずい分久しぶりに教室に着いた頃はちょうどその日最後のレッスン中、
思えばレッスンを見るのは初めてで
周りにはレッスンを終えたらしき生徒さん達がしばし寛いでいる様子、
いかにも戦後日本の復興経済を支えてきたという自負心に満ちた
余裕のご先輩方々とお見受けする。
一方、音楽家の先生の手の内で技をこなすであろう彼との
適度な折り合いの元に成り立つ『ザ・カラオケ教室』なのでしょう
と、偏見固めて高見の見物、気楽な客と相成る♪
程なくサビ前の1フレーズにつかまりうまく歌えなくなった生徒さんに
それは飽きるほど繰り返させては大声で厳しく指導する先生・・・
(なにもあんなに叱らなくても、、、結果的に拍数があえばいいじゃない、
プロになる訳もなし、娯楽なのだろうし、、、)
しかも片足首にギブスで立ち叱られているそのオバサ・・・ご婦人が
気の毒でかわいそうだ。
ところがまだ残っていたお仲間さん達、自分も勉強しようと?
一緒に練習してみる有り様!?
スタッフに聞くところ、いつもの光景だと言う。
厳しくも熱き先生は人気者で評判が評判を生み
教室は大勢の方が空き待ちをしているとのこと!発表会も大ホールで大盛況!
先生に至ってはとっくにマイホームを購入したそうで・・・
知る限りずっと公営の団地住まいのはずでしたが。
レッスン終了後の歓談の輪に私も仲間入りし、 お茶を頂いて
早速ギブスの婦人に、きっとまんまるくなった目で聞いてみた・・・
『どうして?何のために?
そんなに真面目にレッスンを続けているのですか?』
すると空かさず
『目の前に課題があるからよ!
先生も私のために一生懸命だしね!』と
きっぱり言い切られた。
(登山か、、、足のケガも?)
などと、些か悔し紛れに自分をはぐらかせてみたものの、
固めた偏見の山も雪崩ごとく崩れ落ち、緊張感さえ覚え、幸や不幸の用事は
ささっと済ませて何だかその日は帰った次第。
そしてそれからちょうど一週間後のこと
別件でまた同じ駅に降りて歩いているとなんと背後から聞こえてくるは
あのフレーズ♪忘れもしない!思わず端に寄った私を追い越したのは
あのご婦人、片足を引きずりながら繰り返し口ずさみ歩いて行く。
(そうか、教室の前だ、レッスン帰りなのだ、
それにしてもまだ直らないのか治らないのかフレーズも足も、、、)
と思うも、同時に感動と、何故か敗北感のような蟠りが
ポツンと残る・・・声もかけられずに
『あ、追い越された』と呟いた。
(いったい私は何をしているのだ)
あっぱれカラオケ教室。カラオケ先生、あなたは素晴らしい。
熱意
誠意
一生懸命・・・
どこにだってあるのだ。課題や価値も、そして幸や不幸の決め手も。
いま一度、のじ子よ進めー!!
長いことカラオケ教室の先生をしている古い友人を訪ねた。
ずい分久しぶりに教室に着いた頃はちょうどその日最後のレッスン中、
思えばレッスンを見るのは初めてで
周りにはレッスンを終えたらしき生徒さん達がしばし寛いでいる様子、
いかにも戦後日本の復興経済を支えてきたという自負心に満ちた
余裕のご先輩方々とお見受けする。
一方、音楽家の先生の手の内で技をこなすであろう彼との
適度な折り合いの元に成り立つ『ザ・カラオケ教室』なのでしょう
と、偏見固めて高見の見物、気楽な客と相成る♪
程なくサビ前の1フレーズにつかまりうまく歌えなくなった生徒さんに
それは飽きるほど繰り返させては大声で厳しく指導する先生・・・
(なにもあんなに叱らなくても、、、結果的に拍数があえばいいじゃない、
プロになる訳もなし、娯楽なのだろうし、、、)
しかも片足首にギブスで立ち叱られているそのオバサ・・・ご婦人が
気の毒でかわいそうだ。
ところがまだ残っていたお仲間さん達、自分も勉強しようと?
一緒に練習してみる有り様!?
スタッフに聞くところ、いつもの光景だと言う。
厳しくも熱き先生は人気者で評判が評判を生み
教室は大勢の方が空き待ちをしているとのこと!発表会も大ホールで大盛況!
先生に至ってはとっくにマイホームを購入したそうで・・・
知る限りずっと公営の団地住まいのはずでしたが。
レッスン終了後の歓談の輪に私も仲間入りし、 お茶を頂いて
早速ギブスの婦人に、きっとまんまるくなった目で聞いてみた・・・
『どうして?何のために?
そんなに真面目にレッスンを続けているのですか?』
すると空かさず
『目の前に課題があるからよ!
先生も私のために一生懸命だしね!』と
きっぱり言い切られた。
(登山か、、、足のケガも?)
などと、些か悔し紛れに自分をはぐらかせてみたものの、
固めた偏見の山も雪崩ごとく崩れ落ち、緊張感さえ覚え、幸や不幸の用事は
ささっと済ませて何だかその日は帰った次第。
そしてそれからちょうど一週間後のこと
別件でまた同じ駅に降りて歩いているとなんと背後から聞こえてくるは
あのフレーズ♪忘れもしない!思わず端に寄った私を追い越したのは
あのご婦人、片足を引きずりながら繰り返し口ずさみ歩いて行く。
(そうか、教室の前だ、レッスン帰りなのだ、
それにしてもまだ直らないのか治らないのかフレーズも足も、、、)
と思うも、同時に感動と、何故か敗北感のような蟠りが
ポツンと残る・・・声もかけられずに
『あ、追い越された』と呟いた。
(いったい私は何をしているのだ)
あっぱれカラオケ教室。カラオケ先生、あなたは素晴らしい。
熱意
誠意
一生懸命・・・
どこにだってあるのだ。課題や価値も、そして幸や不幸の決め手も。
いま一度、のじ子よ進めー!!

と
ときたようでした。
』と
でした。