初診から2週間後、夫と共に病院へ。
針生検の結果が気になるところ。
前回の先生の口調から左側は悪性でほぼ間違いない。
どのステージなのか?転移はしているのか?
そこがとても気になる。
予約していたにも関わらず相変わらず長い待ち時間。
予約時間より1時間近く遅れて診察室に呼ばれた。
針生検の結果、左側はやはり悪性。
(前回書き忘れていたけど左脇にもしこりがあって
腫れて熱をもっていた。)
リンパ節にも転移しているとの事。
右側は良性で問題なし。
「ステージで言うとⅢAです。タイプはHER2陽性乳がんです」
「治療方針としては術前化学療法といって薬でがんを
小さくしてから切除手術を行います」
と説明を受けた。
私は抗がん剤治療に異論はなかったけど
抗がん剤のせいで身内が亡くなったと前々から言っていた夫は
やはりいい顔はしていなかった。
先生に「どうしても抗がん剤じゃないとダメですか?」とまで
聞く始末。
「治療を受けるのは私だから」と言うと黙ったけど
納得してない顔だった。
「遠隔転移していないか調べるのに骨シンチ検査をしてもらうんだけど、うちの病院ではできないので次の予約までに○○病院で検査を受けてきてください」
「会計後に地域連携室に寄って○○病院の検査予約を取ってから帰ってくださいね」
言われた通り会計後に地域連携室に寄り予約を取ってもらった。
骨シンチの検査日。
まずは薬を注射。この薬が全身に浸透するまで約3時間。
とっても明るい看護師さんに「ゆっくりしてきてね~」と送り出される。
近くの大きな本屋さんや雑貨屋さんなどで時間をつぶしお昼ご飯を食べて何とか一人で3時間やり過ごした。
撮影はCTみたいに横になり30分ほどで終了。
久しぶりに病院以外の外出をしたので気分転換にもなって良かった。
翌日、診察日。
診察の前に造影剤を使ったCT検査を受けた。
骨シンチの検査結果、骨への転移はなし。
ひとまずホッとした。
CT検査の結果は次週の診察までお預け。
とりあえず予定通り抗がん剤治療を進めることになった。
まずはAC療法。3週間ごとに点滴で投薬、これを4回。
その次はハーセプチン、パージェタ、ドセタキセル療法。
こちらも3週間ごとに点滴で投薬を4回。
「じゃあ来週から始めましょうか」と言われたけど急に怖くなり
(ビビリ発動w)「来週はCTの結果だけ」と言ってしまった。
翌週、検査結果だけ聞きに行った。
結果は他臓器にも転移なし。ホッとした。
あと3年は生きるという目標達成の可能性は高まった。
いよいよ約半年間の抗がん剤治療が始まる。
そう思うと緊張してきた。