みなさん、こんにちは。
前回にひきつづき訪問介護のおはなし。
今度は身体介護について。
身体介護というのは、ザックリ言えば、
利用者さんに直接触れて行う介護、
ということです。
食事の介助とか、入浴の介助とか・・・。
それから、例えば調理(食事の支度)は、
生活援助として行われますが、
利用者さんとともに行う調理や、
利用者さんが調理をするのを見守ることは、
自立生活支援のための見守り的援助として、
身体介護で算定されます。
さらに、同じ調理でも、糖尿病食の調理や
嚥下困難者のための流動食の調理は、
特段の専門的配慮をもって行う調理として、
やはり身体介護で算定されます。
それから、訪問介護では当然のことながら
医療行為をすることはできません。
ただ、チョットした切り傷や擦り傷の手当てとか、
脇の下に挟む体温計で体温測定するとか、
自動血圧測定器で血圧を測るとか、
こういったものなどは
医療行為とは認められませんので、
訪問介護員が行うことが認められます。
さらに、一定の研修を修了した
訪問介護員であれば、
特別な医療的ケアとして、
喀痰吸引や経管栄養を行うこともできます。
ただし、注意が必要なのは、
訪問介護員が研修を受けるだけでは不十分で、
事業所も、特別な医療的ケアを行う事業所として
登録する必要があります。
と、まぁ、身体介護の要点は、
お話しできたんではないでしょうか。
こんな動画もアップしてますので、
よろしければどうぞ。