2023在校生に聞いた学校情報、東京都立国立高校編 | バンコクから帰国受験で合格する進学塾

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目標と実力を高める進学塾 MIC:松尾 吉久

こんにちは、バンコク帰国子女専門塾 MIC の松尾です。

 

海外にいると、「気軽に学校訪問に行けない」など、学校の情報にお困りの声をよく耳にします。

 

そこで、お子様が受験を迎える保護者の方に直接お聞きした、学校選びのときに知っておきたい情報を、MICを卒業した在校生に直接聞いてみることにしました。

 

現在、その学校に通っている生徒が答える学校紹介です。ぜひ学校選びの参考にしてください。

 

本日は、在校生に聞いた学校情報、東京都立国立高校編です

 

東京都立国立高校の基本情報

 

所在地:東京都国立市

学校区分:共学、都立

 

保護者の方からの質問

 

Q1 学校の印象は?入学前後で印象は変化しましたか?

 

A1 生徒の自主性重視。授業に話し合いを取り入れる教師もいるが、講義型の教師が多い。小テスト・予習は各教科であるが、本人のやる気次第で重みに差があり。

 

生徒の性格面では、思っていたよりガリ勉系はいなかったし、みんながみんな知的な感じなわけでもない。

 

行事へのモチベーションは全体として高いが全く興味なさそうな人もいた。

 

Q2 施設の管理状態(メンテナンスは行き届いているか)

 

A2 校舎は古いが、文化祭が理由で立て直しができないらしい。公立高校としては、普通か多少ボロ目かと思われる。文化祭汚れは多いが、汚くはない。

 

Q3 コース別の場合、先生の対応は平等か?

 

A3 文理コース無し。3年間クラス替え無し。2年の年末に3年次の科目を選択する。同じ科目でも、共通テスト用と2次用があるため、無駄が少なく、どの科目も手厚く対応してくれる。

 

共通テスト用クラスの教師が、共通テスト用と割り切って教えてくれてとてもよかった。2次試験で使う科目では、担当教員に添削のお願いができる。

 

Q4 コース別の場合、生徒同士の関係はどうか?

 

A4 英語・体育は文理関係なく授業を受けるので、クラスの交流はゼロにはならない。3年のみ文理で授業が分かれるが、3年の文化際に最も力を入れているので、夏までは交流あり。

 

Q5 授業の進度は速いか?

 

A5 数学のみ速めに感じた。演習時間の確保のためか、2年夏で1A・2Bが終わった。

 

長期休暇の講習(全学年)と授業後の講習(3年のみ)が設置されるので、各自で調整して受講できる。

 

3年次、世界史では秋季講習で2次試験対策講座やテーマ史講座が開かれて大変ありがたかった。

 

Q6 先生、生徒の雰囲気

 

A6 文化際に協力的な教師が多いため、クラスによってはとても仲良くなれる。

 

雰囲気はクラスごとにカラーがでる。また、男女仲に大きく差がある。文化祭を目的に入学した生徒が多いため、行事は結構盛り上がるが、その中で熱量の違いや、負担の格差はあれど大きな問題になることはない。

 

負担を負うのを好む人が一定数いるので、どのクラスもちゃんと組織として成立している。

 

Q7 OB、OGによる講演などはあるか?

 

A7

進路講演会 社会人の卒業生を招いて、お話を聞く。朝日新聞の方、スーパーコンピューター富岳の関係者の話をお聞きしました。

 

サポートティーチャー

自習室へ卒業生(大学生)が来てくれる。勉強に関する質問や大学についての質問ができる。

 

進路集会

国公立・私立・文系・理系などを軸に、志望学部別に分かれて、卒業生(大学生)の高校時代の勉強法や志望校決定に向けた動きなどの経験談を聞いた。

 

Q8 部活にどのくらい時間をとられるか、必須か?

 

A8 必須ではないが、加入率は100%を越える(兼部が多い)。運動部の多くは、週5~7あるが、一部の運動部や文化部は活動日数が少ないため、兼部が多い。

 

体育祭前では、有志の応援団も部活並みの忙しさ。実行委員系は、部活以上にハード。

 

クラス・学年を超えた交流が少ないため、部活動などで交流を増やさないと、クラスにしか友達ができない。

 

Q9 学校のおすすめポイント

 

A9 国高祭(文化祭・体育祭・後夜祭の総称)。実行委員とクラスの重役を中心に、ほとんど生徒だけで作り上げる。外装(教室前の廊下)、内装(教室内)の骨組みの設計から始まり、予算を組んで、夏休みはひたすら作業を行う。

 

垂木とベニヤ板に囲まれる教室に毎日通う人もいる。

 

3年ではクラス演劇が伝統になっており、受験勉強と文化祭準備に追われる夏はとても楽しかった。

 

日本一の文化祭と自称する国高祭を訪れて、国立高校を目指す人も多いので、ぜひ一度来てもらいたい。SNSでも絶対でてくるので、調べるだけでもしてほしい!

 

ただ、全員が国高祭のために入学したわけではないという理解はあり、夏休みシフトも結構融通が利くので、行事に乗り気でない人も安心してもらいたい。

 

校則は無いに等しく(上履きを履く、のみ)、服装などもすべて委ねられている。学校に行く目的を考えた上であれば、なんでも大丈夫。

 

Q10 この学校を受験する生徒へのアドバイス

 

A10 失点を減らすべき科目と、得点できるところをみつけるべき科目を分けること。満点じゃなくても受かりますので、気楽に頑張ってください!応援しています。

 

 

東京都立国立高校は、都立の中でも最上位の進学校であり、帰国枠もないので気軽にお勧めできる学校ではありません。ただ、MICで授業をこなしていれば、問題なく合格できる学校です。東京都にお戻りのかたは、志望校選びの参考にしてください。